1. おうちde医療
  2. >
  3. PICK UP!在宅医療機関
  4. >
  5. 川口市・さいたま市・板橋区で選ばれる介護ベッド・車椅子レンタル|Cocoa株式会社 合田真也代表

川口市・さいたま市・板橋区で選ばれる介護ベッド・車椅子レンタル|Cocoa株式会社 合田真也代表 最終更新日:2025/10/29

川口市・さいたま市・板橋区で選ばれる介護ベッド・車椅子レンタル|Cocoa株式会社 合田真也代表
音楽業界から介護の道へ――。Cocoa株式会社の合田真也代表は、父の介護をきっかけに「介護ベッド」や「歩行器」「車椅子レンタル」といった福祉用具の世界に飛び込みました。
在宅介護を支えるプロフェッショナルとして、利用者一人ひとりに寄り添いながら、安心して暮らせる環境づくりを実現しています。福祉用具の選び方やレンタルの仕組みも詳しく紹介します。

音楽から介護の世界へ。川口市で始まった車椅子レンタルと福祉用具との出会い

— まずは、合田さんのご経歴についてお聞かせください。

出身は四国の香川県です。高校卒業後、音楽の道を志して東京の専門学校に進学しました。

— 当時はどのような夢を追っていたのですか?

もともとはミュージシャンを目指して、ギターやドラムを演奏していました。ただ、現実的に音楽だけで食べていくのは難しいと感じ、CM音楽や企業のPR動画に使うBGMなどを作る「職業作曲家」の道を歩むことにしたんです。専門学校卒業後は、プロの作曲家の先生に弟子入りし、アシスタントとして身の回りの世話をしながら現場で学ぶ、いわゆる丁稚奉公のような生活を送っていました。
合田真也

— 音楽の道から一転、介護業界に進まれたきっかけは何だったのでしょうか?

弟子入りして3年目の頃、地元にいる父が末期の肺がんであることがわかりました。当時、家族は祖母と父、そして大学で大阪にいた弟の4人。高齢の祖母一人に付きっきりの介護を任せるわけにはいかず、僕が香川に帰ることを決意したのがきっかけです。

— お父様の介護をされる中で、どのようなことを感じましたか?

東京での生活をすべて整理して地元に戻り、約10ヶ月間、父の介護に専念し、その最期を看取りました。僕が23歳の頃です。実際に介護を始める時は、正直何から手をつければいいのか全く分からなかったのですが、地域包括支援センターの方やケアマネジャーさんが丁寧に説明してくださり、本当に支えられました。様々な介護サービスを利用する中で、特に介護ベッドや車椅子には本当に助けられましたし、「こんなに親身になってくれる仕事があるんだ」と感銘を受けたんです。

— お父様を見送った後、再び上京することは考えなかったのですか?

音楽への思いもありましたが、地元には祖母が一人で暮らしていますし、まだ学生の弟もいました。自分が家族を支えなければという思いから、香川で地に足を着けて働くことを決意しました。そして、どうせ働くなら、父の介護でお世話になった方々のように、自分も誰かの役に立てる仕事がしたいと強く思うようになったんです。

— そこから本格的に介護業界でのキャリアをスタートされたのですね。

はい。ただ、社会人経験が乏しかったため就職活動は難航しました。10社以上面接を受けても決まらない中、たまたま父がお世話になった介護ベッドなどを扱っていた福祉用具の会社の求人を見つけました。「この会社で恩返しがしたい」という一心で面接に臨み、雇っていただけることになったんです。それが2010年のことでした。
福祉用具の会社で働きはじめた頃
福祉用具の会社の入社時

ゼロから挑んだ福祉用具の道。さいたま市・板橋区にも広がる介護ベッドと歩行器のサポート

— 介護業界でのキャリアは福祉用具の会社からスタートされたのですね。

はい、入社後は介護ベッドや歩行器などを扱う福祉用具の現場担当者として、先輩に教わりながら介護の仕事のイロハを学びました。同年代の友人たちより社会に出るのが遅かった分、早く追いつきたいという気持ちが強く、最初の3年間はがむしゃらに働きましたね。

— 当時の働き方はどのようなものでしたか?

今では考えられないかもしれませんが、朝は7時に出社して夜は23時頃まで働くのが日常でした。営業から介護ベッドの準備、歩行器の配送まで全てを担当していたので、とにかく時間が必要だったんです。特に、メンターとして指導してくださった先輩が非常に熱心な方で、その姿に引っ張られるように仕事に打ち込んでいました。

— その後、営業所の責任者も任されたとお聞きしました。

入社して5年目頃から営業部門を任されるようになり、6年目には県庁所在地である高松市に新しい事業所を立ち上げるプロジェクトの責任者になりました。物件探しから事業計画の策定まで、ゼロから拠点を作り上げる経験をさせてもらい、「いつか自分も独立したい」という思いが芽生えたのはこの頃でした。
合田真也代表の仕事風景

— 責任者として、どのような点に苦労されましたか?

一番は人材育成、マネジメントですね。介護の仕事を選ぶ人は心優しい方が多いのですが、福祉用具の業界は営業的な側面も強く、目標達成への意欲が求められます。例えば、緊急で介護ベッドの納品が必要な場面など、優しさだけでは乗り越えられない場面で、スタッフたちの意識をどうやって引き上げていくか、そのバランスに非常に苦労しました。

— 具体的にどのように乗り越えられたのですか?

朝礼で各々の目標を発表させたり、担当エリアの責任者としての自覚を促したりと、地道な声かけを続けました。僕自身が「この仕事は、ただ介護ベッドや歩行器を届けるだけでなく、利用者様の生活を豊かにし、感謝される素晴らしい仕事なんだ」ということを、背中で見せ続けることを意識していましたね。

— ご自身の経験が、スタッフを導く上での指針になったのですね。

そうですね。父の介護を通じて、利用者様やご家族が本当に求めているものは何かを肌で感じていましたから。ただマニュアル通りに動くのではなく、一人ひとりの心に寄り添うことの大切さを伝え続けました。その結果、少しずつチームとしての一体感が生まれていったように感じます。
前職でのマネージャー時代
前職でのマネージャーの頃

介護ベッドや車椅子レンタルで地域を支える。Cocoa株式会社の在宅介護サービス

— 15年間勤められた会社を退職し、独立された経緯を教えてください。

高松営業所の立ち上げを経験し、独立への思いは常に心のどこかにありました。しかし、香川でお世話になった会社と競合する形になるのは避けたかったことと、祖母の世話もあったため、すぐには行動に移せませんでした。3年前に祖母が100歳で大往生し、自分自身のこれからを考えたとき、いよいよ挑戦する時が来たと決意したんです。

— なぜ、起業の地に埼玉県川口市を選ばれたのですか?また、「Cocoa(ココア)」という社名になった経緯は何ですか?

子どもの小学校入学のタイミングに合わせて関東で新しいスタートを切りたいと考えていました。当初はゼロからの立ち上げも覚悟していましたが、事業をスピーディーに軌道に乗せるためM&A(事業承継)も視野に入れて探していたところ、川口市で売却に出ていた介護ベッドや車椅子レンタルを行う福祉用具事業所という絶好の案件に出会ったんです。
許認可や介護ベッド、歩行器などの在庫は揃っているのに、人材不足で事業が止まっている状態でしたが、埼玉県は日本で一番介護給付費が伸びているエリアでもあり、大きな可能性を感じました。
Cocoa株式会社社板

— Cocoa株式会社のサービス内容について詳しく教えてください。

私たちは、要介護認定を受け、ご自宅で生活されている高齢者の方を対象に、介護保険を利用した福祉用具のレンタルと販売を行っています。専門の相談員が、利用者様お一人おひとりの身体状況や生活環境に合わせて、最適な福祉用具をご提案します。
主なサービスとして、月々の負担を抑えながら必要な期間だけ福祉用具をご利用いただけるレンタルサービスがあります。例えば、起き上がりや立ち上がりを補助する電動の介護ベッドは、介護する方、される方双方の負担を大きく軽減するため、特に需要が高いです。また、外出の機会を増やし生活の質を高めるための車椅子レンタルや、室内での安全な移動をサポートし転倒予防に効果的な歩行器も多くの方にご利用いただいています。その他にも、床ずれ防止用具や手すり、スロープといった多様な福祉用具を取り揃えており、身体状況の変化に合わせて用具の交換も柔軟に対応します。
一方で、肌に直接触れる衛生用品などは販売にてご提供しています。安全な入浴をサポートするシャワーチェアや浴槽用手すり、ポータブルトイレなどが主な商品です。価格については、介護保険が適用されるため、レンタル・販売ともに原則として費用の1割(所得に応じて2割または3割)のご負担でご利用いただけます。
レンタル用の車椅子

— サービスを利用するにあたって、どのようなスタッフの方が対応してくださるのでしょうか?

現在、私を含めて4名のスタッフで運営しています。私以外の3名は、デイサービスや訪問介護ステーション、福祉用具メーカーでの勤務経験がある介護の現場を知り尽くしたベテランばかりです。採用の際に最も重視したのは、「介護が好きかどうか」という点です。利用者様に心から寄り添い、温かい気持ちで接することができるスタッフが揃っていますので、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

— サービスを利用したい場合は、どうすればよいのでしょうか?

まずは、お住まいの地域の地域包括支援センターにご相談いただくのが第一歩です。そこで要介護認定の申請を行い、ケアマネジャーさんと一緒にどのような介護サービスが必要かを考えていきます。その中で介護ベッドや歩行器といった福祉用具が必要となった際に、私たちのような事業者がご自宅に伺い、最適な用具を選定・納品するという流れになります。

— Cocoa株式会社ならではの強み、他社との違いは何でしょうか?

大きく2つあります。1つ目は「土日祝も対応可能」であることです。関東では土日祝に営業している地元の福祉用具事業者はほとんどありません。急に退院が決まり介護ベッドが必要になったり、週末に車椅子レンタルの希望が出たりしても、「対応は月曜日になります」と言われてしまうケースが多いんです。私たちは、そうした緊急の介護ニーズにも迅速に対応できる体制を整えているので、ケアマネジャーさんからも大変喜ばれています。
もう1つの強みは、「医療機器の取り扱いができる」ことです。私は前職で医療機器の販売資格を取得しており、痰の吸引器などをレンタルできます。これも介護保険外の専門的な機器になるため、福祉用具と同人に扱える事業者が非常に少ないのが現状です。重度な介護が必要な方にとって、なくてはならない機器を迅速に提供できる点は、大きな強みだと自負しています。
見守りセンサー

歩行器や介護ベッドで“動ける暮らし”を実現。川口市・さいたま市・板橋区の高齢者支援

— 現在は、事業と並行して様々な外部活動にも積極的に参加されているそうですね。

はい、3月に関東へ出てきてから、人脈が全くない状態からのスタートだったので、とにかく人の輪を広げることを意識しています。メインで参加しているのは「医療介護交流会」で、ケアマネジャーさんや看護師さんなど、地域の医療・介護関係者との横のつながりを築くことを目的にしています。

— 異業種の交流会にも参加されているのですか?

はい、色々な団体が主催している異業種交流会に参加しています。こちらは直接的な仕事の獲得というよりは、同じ経営者仲間を作るのが目的です。経営を始めてみると、孤独を感じることも多いですからね。悩みやビジョンを共有できる仲間がいるのは、非常に心強いです。

— 今後、SNSなどを活用した情報発信についてはどのようにお考えですか?

ぜひ取り組みたいと考えているのですが、まだ手が回っていないのが正直なところです。特にInstagramなどを通じて、一般の方向けに「こんな便利な歩行器があるんですよ」とか、「車椅子レンタルでもこんなに軽いタイプがあるんですよ」といった情報を分かりやすく発信していきたいですね。福祉用具、特に車椅子レンタルや介護ベッドというと、どうしても機能性重視で無機質なイメージがありますが、生活が楽しくなるようなアイテムもたくさんあるんです。
合田真也代表インタービュー時

— 地域に向けた活動のご予定はありますか?

川口市の地域包括支援センターさんが、地域の方向けに介護教室や健康体操教室を頻繁に開催されています。そういった場で、私たちが介護ベッドや歩行器の正しい選び方・使い方に関する勉強会を開くなど、地域貢献に繋がる活動をしていきたいと提案しているところです。事業者が主体となって情報を提供することで、介護をより身近に感じてもらうきっかけになればと思っています。

— 様々な活動を通して、どのような未来を築いていきたいですか?

介護業界は、まだまだ事業者間の連携が十分とは言えません。交流会などを通じて顔の見える関係を築くことで、いざという時に「あの人に相談してみよう」と思えるネットワークを作りたいです。業界の垣根を越えた連携が、最終的には利用者様へのより良い介護サービスの提供に繋がると信じています。

介護を“選ばれる仕事”に。車椅子レンタルや介護ベッドで支える自分らしい生き方

— 合田さんが描く「10年後の介護の世界」とは、どのようなものでしょうか?

利用者様ご自身が、もっと自由に、主体的に介護ベッドや車椅子レンタルといった介護サービスを選べる世界になっていてほしいですね。現状では利用者様やご家族が介護の知識がない為に、ケアマネジャーさんから提案された事業所のサービスをそのまま利用するケースがほとんどです。もちろん、それは専門家として最善の提案をしてくださっているのですが、利用者様自身がもっと自由に情報を得て、「自分はこういう生活がしたいから、このサービスを使いたい」と選択できるような環境が理想です。

— なぜ、利用者が自ら介護サービスを選べる環境が重要なのでしょうか?

利用者もケアマネジャーさんもお互いに人なので相性や考え方の違いによって、提案されるサービスに偏りが生まれる可能性はゼロではありません。また、サービスを提供する事業者側にも、それぞれ特色や強みがあります。利用者様が複数の選択肢の中から比較検討できることで、本当にその人らしい生活を送るための、最適な介護サポートに繋がると思うんです。
合田真也代表インタービュー時

— その中で、合田さんご自身はどのような役割を果たしていきたいですか?

まずは、自分の会社を成長させ、介護業界で働きたいと思う人を一人でも多く雇用することです。そして働くスタッフが、介護ベッドを届けた先で『ありがとう』と言われるような、仕事のやりがいと共に正当な対価を得られる環境を作りたいと考えています。

— 介護を「選ばれる仕事」にしていくことが目標なのですね。

その通りです。介護福祉士は弁護士や医師と同じ国家資格であり、専門職です。その専門性に見合った社会的地位と収入が保証されるべきだと考えています。僕一人の力では限界がありますが、自分の会社がそのモデルケースとなることで、介護業界全体に良い影響を与えていきたいですね。

— 最後に、地域の皆様へメッセージをお願いします。

介護が必要になった時、多くの方が何から始めればいいのか分からず、不安な気持ちでいっぱいになると思います。私もそうでした。どうか一人で抱え込まず、まずは地域包括支援センターなど、お近くの相談窓口に声をかけてみてください。そして、ケアマネジャーさんや私たちのような事業者から提案を受ける際には、遠慮なく自分の希望や思いを伝えてほしいです。様々な情報を集め、介護ベッドや車椅子レンタル、歩行器といった用具について比較検討することが、ご自身の介護生活をより良くするための第一歩になります。その際は、私たちがそのお手伝いができることを心から願っています。

Cocoa株式会社

Cocoa株式会社

福祉用具販売および貸与の取扱一覧

介護用ベッド、介護用マットレス、床ずれ防止マットレス、手すり、車イス、歩行器、スロープ、歩行補助杖、介護リフト、認知症徘徊感知器、ポータブルトイレ、シャワーチェアー、浴槽用手すり、浴槽用ステップ台など

対応エリア

埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県全域

お問い合わせ

〒332-0021
埼玉県 川口市西川口1-28-17-1階
TEL:048-299-6679
WEB:https://cocoa-fukushi.com
公式LINE:
公式LINE|Cocoa株式会社

合田真也代表のプロフィール

Cocoa株式会社合田真也代表

経歴:

2005年 メディア系専門学校卒業
2006年 メディア系法人就業
2010年 介護事業法人就業
2025年 Cocoa株式会社創業
現在に至る

資格:

福祉用具専門相談員
福祉住環境コーディネーター2級
医療機器修理技術責任者
介護初任者研修

FAQ:介護ベッドや車椅子レンタルでよくある質問

Q1. すぐに福祉用具を届けてもらえますか?またレンタルできる商品を見たり、試したりすることはできますか?
A. 緊急のご利用にも可能な限り迅速に対応いたします。 最短で即日~翌日にお届け・設置が可能です。お急ぎの場合は、まずお電話で状況をお伝えください。専門相談員がすぐに調整いたします。商品をお試しする事も可能です。カタログだけでは分かりにくい部分もございますので、お試しを推奨しております。ご自宅へお持ちしてご試用いただくこともできます。お身体に合うか、プロの目線で一緒に確認させていただきます。
Q2. 介護保険を利用できますか?/自己負担はいくらですか?
A. 要介護(要支援)認定を受けている方は、介護保険を利用できます。 自己負担額は原則としてレンタル料金の1割(所得に応じて2割または3割)です。ご本人様の介護保険証を確認させていただき、具体的なレンタル費用と手続きについて詳しくご説明いたしますのでご安心ください。
Q3. ポータブルトイレやオムツなどの消耗品もレンタルできますか?
A. ポータブルトイレは『特定福祉用具販売』の対象品目であり、レンタルではなく介護保険補助適用でご購入いただくことになります。また、オムツや使い捨ての消耗品は、介護保険の適用外となります。購入とレンタルの違い、保険の適用範囲については丁寧にご説明させて頂きます。お気軽にお問合せください。
Q4. レンタルを途中で解約したいのですが、可能ですか?また費用は?
A. 契約期間の途中であっても、いつでも解約は可能です。 解約をご希望の際は、お電話一本で承ります。レンタル料の計算方法(日割りか、月額かなど)はご契約内容により異なりますので、その際にご説明させて頂きます。
Q5. 手すりの取り付け工事などもお願いできますか?
A. 介護保険補助適用での住宅改修工事も承っております。補助を受ける為の書類作成・申請も代行させて頂きます。その他の一般的なリフォーム工事やハウスクリーニング・不用品整理なども承っておりますので、ご自宅での困り事などがありましたらお気軽にお問合せください。
福祉用具
関連リンク: