大田区は、東京都の南部に位置し、面積は約60.66平方キロメートルで、23区内で最大の広さを持ちます。地形は多摩川や東京湾に面し、平坦な地域が多い一方、池上や田園調布などの高台も存在します。住宅地や商業地、工業地帯が混在し、多様な地域特性を有しています。

2020年の国勢調査によれば、大田区の総人口は76万8,130人で、そのうち65歳以上の高齢者は22万572人、高齢化率は28.7%です。高齢者人口は増加傾向にあり、今後もさらなる増加が予想されています。

医療機関については、区内に一般診療所が590施設（人口10万人あたり78.87施設）、病院が25施設（同3.34施設）、薬局が393施設（同52.53施設）存在し、住民の医療ニーズに対応しています。また、在宅療養支援診療所は86施設（同11.50施設）、在宅療養支援病院は9施設（同1.20施設）あり、在宅医療の体制も整備されています。

介護サービスに関しては、訪問型介護施設が234施設、通所型介護施設が215施設、入所型介護施設が75施設、特定施設が60施設、居宅介護支援事業所が146施設、福祉用具事業所が54施設あり、高齢者の多様な介護ニーズに応えています。

大田区では、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を続けられるよう、「在宅医療ガイドブック」を作成し、在宅医療に関する情報提供を行っています。また、在宅医療相談窓口を設置し、医療や介護に関する相談支援体制を整備しています。

さらに、地域包括ケアシステムの構築に向けて、地域包括支援センターを中心に、高齢者やその家族への相談支援やサービス調整を行い、在宅医療や訪問看護の充実に努めています。これらの取り組みにより、大田区は高齢者が地域で安心して暮らせる環境づくりを推進しています。

大田区ホームページ内にある在宅医療や介護に関するコンテンツや相談窓口などをご紹介になります。在宅医療や介護について理解を深めることができますので、ぜひご活用ください。

大田区内にある在宅療養支援診療所/在宅療養支援病院、訪問看護ステーション、在宅療養支援歯科、訪問薬局、居宅介護支援事業所を4つの日常生活圏域ごとにまとめました。お住まいの住所と照らしあわせて、在宅医療機関をお探しの場合にご活用ください。