中央区は、東京都の東部に位置し、面積は10.21平方キロメートルと23区中で最も小さい区の一つです。地形は概ね平坦で、隅田川や日本橋川などの河川が流れ、臨海部には埋立地が広がっています。区内には銀座や日本橋などの商業地、月島や佃といった下町情緒あふれる地域が共存し、伝統と現代が融合した独特の雰囲気を持っています。

2024年12月1日現在、中央区の総人口は187,297人で、そのうち65歳以上の高齢者は20,128人、高齢化率は10.7%です。高齢者人口は増加傾向にあり、今後もさらなる増加が予想されています。

医療機関については、区内に一般診療所が271施設（人口10万人あたり128.17施設）、病院が7施設（同3.31施設）、薬局が148施設（同69.99施設）存在し、住民の医療ニーズに対応しています。また、在宅療養支援診療所は45施設（同21.28施設）、在宅療養支援病院は3施設（同1.42施設）あり、在宅医療の体制も整備されています。

介護サービスに関しては、訪問型介護施設が98施設、通所型介護施設が48施設、入所型介護施設が19施設、特定施設が9施設、居宅介護支援事業所が51施設、福祉用具事業所が12施設あり、高齢者の多様な介護ニーズに応えています。

中央区では、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を続けられるよう、在宅医療・介護連携に関する相談支援窓口を設置し、在宅療養に関する相談や支援を行っています。また、「おとしより相談センター（地域包括支援センター）」を各地域に配置し、医療・介護・福祉の総合的な相談窓口として機能しています。

さらに、在宅療養を支援するためのリーフレットや情報提供を行い、地域包括ケアシステムの構築を推進しています。

これらの取り組みにより、中央区は高齢者が地域で安心して暮らせる環境づくりを推進しています。

中央区ホームページ内にある在宅医療や介護に関するコンテンツや相談窓口などをご紹介になります。在宅医療や介護について理解を深めることができますので、ぜひご活用ください。

中央区内にある在宅療養支援診療所/在宅療養支援病院、訪問看護ステーション、在宅療養支援歯科、訪問薬局、居宅介護支援事業所を3つの日常生活圏域ごとにまとめました。お住まいの住所と照らしあわせて、在宅医療機関をお探しの場合にご活用ください。