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「おうちde医療 未来へのメッセージ」第3弾!東京医療保健大学 最終更新日:2025/11/12

東京医療保健大学 立川看護学部
医療・看護・介護の道を志す学生たちの想いを届ける新企画「おうちde医療 未来へのメッセージ」!

第3回は、東京医療保健大学 立川看護学部で学ぶ4名の学生が登場。
看護の道を選んだきっかけや、いま打ち込んでいること、そして描く将来の夢について、それぞれの熱い想いを語ってくれました。
本企画の模様は、11月14日からエフエムたちかわ「おうちde医療 in 立川」(毎週金曜16時30分~)で順次放送予定です。
学生インタビュー
ラジオネーム:小柿子さん(看護学科4年)
石川県金沢市出身のラジオネーム小柿子(シャオシューズ)22歳です。祖父が医師でありその影響から医療職を志し、看護師を目指しています。能登市での災害時の経験や救急救命サークルでの活動を通じて、医療の現場や災害医療の重要性を学んでいます。学生当初はコロナ禍で挑戦の機会が少なかったが、現在は積極的に学外活動やイベントに参加しています。、将来は在宅医療に関心を持ち、地域医療の充実を目指すとともに、海外留学などにもチャレンジしていきたいと思っています。(2025/11/14放送予定)
ラジオネーム:半熟たまごさん(看護学科4年)
東京都福生市出身ラジオネーム半熟たまご22歳です。母親が入院した時に看護師さんがすごく優しかったのでそこに憧れて看護師を志しました。現在は授業や実習を通じて看護を学びつつ、おいしいものを作ること、食べることにも熱中しています。将来の夢は、病棟で働きながら学生を指導できる看護師になることです。これまでの実習を通して、先輩看護師から丁寧にご指導いただいた経験が自分自身の学びや成長につながったので、その経験から将来は私も学生に寄り添い、安心して学べる環境を作れる看護師になりたいと思っています。(2025/11/21放送予定)
ラジオネーム:おさるのジョージさん(看護学科4年)
東京都あきる野市出身ラジオネームおさるのジョージ22歳です。看護師である祖母の働いている姿を見て、そこに憧れて看護師を目指しました。今はもうすぐ国家試験があるので、そこに向けて勉強を頑張っています。友達とカフェに行って一緒に励ましあいながらやっています。まずは病院でしっかりと基礎を身につけて、将来的には認定看護師資格取得して、専門性を高めたいと思っています。また、患者さんが住み慣れた家で安心して暮らせるように訪問看護に関わりたいと考えています。(2025/11/28放送予定)
ラジオネーム:彦星の教え子さん(看護学科4年)
愛知県春日井市出身ラジオネームひこぼしの教え子23歳です。私自身が入院した時に出会った看護師さんとの出会いがきっかけで看護師を目指すようになりました。病気の治療のために2年間ほど入院していたのですが、いつもそばで優しく声をかけてくれたり、何気ない会話で笑顔にさせてくれる看護師さんの存在に何度も救われました。大学4年生なので、国家試験のに向けた勉強に集中していますが、息抜きに友人と美味しいものを食べに行ったりもしています。将来は多様なニーズに応えられる看護師になりたいと思っています。在宅医療や介護の現場にも関心があります。(2025/12/12放送予定)
職員インタビュー
吉田茜さん(看護学科助教)
本校の特色は、災害看護学を副専攻としたカリキュラムを持ち、地域の防災基地の中に位置しています。地域の防災計画やボランティア活動を通じて、地域と連携した教育を行い、災害時だけでなく地域支援も重視しています。教育は段階的な臨地実習や演習を取り入れ、看護実践能力の育成に力を入れています。学生は1学年約110人が在籍し、ひと学年に10人程度男子学生がいます。学生の特徴として、積極的に学びに取り組む姿勢を持つ学生が多く、地域の学生からか穏やかで笑顔が多い印象です。広いキャンパスと多彩な授業を持ち、地域と連携した活動や災害看護に特化した教育を展開しています。(2025/12/26放送予定)
取材を終えて
今回の取材を通して感じたのは、「看護」という仕事に向き合う学生一人ひとりのまなざしのまっすぐさでした。
それぞれが異なるきっかけで看護師を志しているものの、その根底には“人に寄り添う力になりたい”という共通の思いが流れています。

小柿子さんは、能登の災害や救急サークルの経験から、命の現場に立つ責任と行動力を磨いてきた学生。被災地で感じた無力感と学びを糧に、地域医療の充実と在宅医療への関心を強く語ってくれました。挑戦を恐れず、海外にも目を向けていく姿勢には、看護の未来を切り拓く若者らしいエネルギーを感じます。

半熟たまごさんは、母親を支えた看護師との出会いを原点に、患者だけでなく後輩や学生を育てる看護師を目指しています。自身が受けた「寄り添う指導」を、次の世代へとつなぎたいという言葉が印象的でした。実習での経験を自分の糧とし、将来は教育に携わる姿が目に浮かびます。

おさるのジョージさんは、祖母の背中を追いながら、国家試験に向けて日々努力を重ねる姿が印象的でした。将来的には認定看護師として専門性を高め、訪問看護の分野で活躍したいという明確なビジョンを語ってくれました。友人と励まし合いながら勉強に取り組む姿勢からも、仲間との絆の強さが伝わってきます。

彦星の教え子さんは、自身の入院経験から看護師の存在の大きさを実感し、その優しさを次は自分が届けたいと話してくれました。長期入院というつらい経験を前向きな力に変え、多様なニーズに応えられる看護師を目指す姿には、深い人間味と覚悟がにじんでいました。

そして、学生たちを支える吉田茜助教の言葉が、この大学の特色を物語っていました。災害看護学を副専攻に持ち、防災拠点と連携した教育環境。地域とともに歩む実践的な学びの場が、学生たちの思考力と行動力を育てています。穏やかで笑顔の多い学生たちが多いという言葉通り、取材中も互いを思いやる空気が印象的でした。

それぞれが語った「看護師になりたい理由」には、人生の節目で出会った誰かの存在や経験がありました。そこには、人の痛みを知るからこそ生まれる優しさ、そしてその優しさを次に渡していこうとする強さがありました。
東京医療保健大学の学生たちは、まさに“つながりの看護”を体現する未来の担い手たちです。

彼らがこれからどんな現場で、どんな笑顔を生み出していくのか――。その成長を、私たちも「おうちde医療 in 立川」を通じてこれからも見届けていきたいと思います。

最後に、ご協力いただいた学生の皆さま、そして温かく取材を受け入れてくださった東京医療保健大学の皆さまに、心より御礼申し上げます。
東京医療保健大学立川看護学部 吉田茜さま
東京医療保健大学立川看護学部 吉田茜さま(左側)
東京医療保健大学立川看護学部
東京医療保健大学立川看護学部
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