1. おうちde医療
  2. >
  3. PICK UP!在宅医療機関
  4. >
  5. 薬局フォーリア 岩田大さん|浜松市のかかりつけ薬局・訪問薬局を支える薬剤師

薬局フォーリア 岩田大さん|浜松市のかかりつけ薬局・訪問薬局を支える薬剤師 最終更新日:2026/08/01

浜松市中央区・浜名区を中心に、外来調剤と在宅訪問の両面から地域医療を支える薬局フォーリア。そこで薬剤師として現場に立つ岩田大さんは、店舗運営や調剤業務で培った経験を生かし、患者さん一人ひとりの生活背景に寄り添う「かかりつけ薬局」を目指しています。岩田大さんが薬剤師を志した背景から、外来と訪問薬局の「二刀流」に挑む理由、医師・看護師・ケアマネジャーなど多職種との連携、そして薬局を地域の身近な相談拠点にしていく将来像までを紹介します。薬の受け渡しだけにとどまらず、患者さんの安心と幸福度を高めるために何ができるのか。岩田大さんの言葉から、これからの薬局と薬剤師の役割を考えます。

薬剤師としての原点|店舗運営から調剤薬局の薬局長まで歩んだキャリア

— まずは、薬剤師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?

きっかけは、高校生の時に親戚から受けたアドバイスでした。薬品の卸会社に勤めている親戚から「国家資格を持っていた方が将来有利になるのではないか」と助言をもらったことで、自身の将来を考えるうえでも良い選択だと感じ、関西にある私立大学の薬学部へ進学しました。
岩田大統括薬剤師

— 大学時代は、どのような学生生活を送られていたのでしょうか?

大学時代は、部活動と学園祭の実行委員の活動に全力で打ち込んでいました。小学校の頃からずっと卓球を続けており、大学でも体育会系の卓球部に所属して、最終的にはキャプテンも務めました。複数の薬学部が集まる大会にも出場していましたね。
また、学園祭の実行委員では運営側に回り、企画や司会などを任されることもあり、チームで一つのイベントを作り上げて盛り上げていく経験をしました。
勉強面では、3年生の後半から実習や国家試験に向けた対策に本格的に集中し、過去の試験問題を徹底的にやり込んで、無事に国家試験を突破することができました。
大学での卓球部時代

— 大学卒業後、新卒で入社された会社でのご経験についてお聞かせください。

関東での生活への憧れと、採用担当の方の親しみやすい人柄に惹かれ、大手ドラッグストアに入社しました。
最初の配属は神奈川県の店舗で、先輩薬剤師に丁寧に指導していただきながら、まずは接客業の基礎を学んでいきました。その後、入社からわずか3ヶ月で静岡県富士市の店舗へ異動となり、そこからは薬剤師としての業務だけでなく、商品の品出しから一般のスタッフとの朝礼まで、店舗運営全体に関わることになりました。
当時は厳しい指導も受けましたが、振り返ってみるとあの時期に店舗を回すためのあらゆる業務を経験できたことは、自分にとって貴重な財産になったと感じています。

— そこから、調剤をメインとした業務へと移られたのですね。

はい。元々調剤を専門にやっていきたいという強い想いがあったため希望を出したところ、川崎市の駅前にある店舗に配属されました。そこでの調剤経験を経て、クリニックの門前薬局での薬局長も務めさせていただきました。
前職には約14年間在籍し、エリアマネージャーなどの役職も経験しながら、一貫して調剤業務を中心にキャリアを積んできました。
ドラックストア時代

浜松市でかかりつけ薬局を目指す|外来調剤と訪問薬局の「二刀流」への挑戦

— 前職で長くご活躍された後、薬局フォーリアへ転職された経緯を教えてください。

前職ではエリアマネージャーなども務めていましたが、やはり現場で働きたいという強い思いがありました。ちょうど結婚を機に妻と話し合い、浜松市に住むことになったのも転職のきっかけです。
転職活動で5社ほど紹介を受けた中で、薬局フォーリアの対応が最も丁寧でした。実際に在宅医療を行っている現場を見せてくださり、訪問している患者様のデータや具体的なやり取りを教えてくれたのはフォーリアだけでした。
また、案内してくださった先生が、私が以前浜松に住んでいた際にお薬をもらったことがある方で、不思議なご縁も感じました。
私自身、調剤の経験はありましたが訪問薬局は未経験だったので、外来対応と在宅医療の両方を行う「二刀流」に挑戦したいと思い、入社を決意しました。
薬局フォーリア

— 現在の外来対応では、どのような業務に注力されていますか?

現在、外来において力を入れているのは、かかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師として患者様に選んでいただくための取り組みです。
単にお薬をお渡しするだけでなく、患者様との距離をぐっと縮め、お薬以外の事でも何でも気軽に頼っていただける関係性を築きたいと考えています。
そのために意識しているのが、調剤室にこもるのではなく、私自身が積極的に投薬カウンターなどの前に出て、患者様と直接お話しする機会を増やすことです。
また、在庫管理といった業務は事務スタッフにお任せし、私たち薬剤師は患者様としっかり向き合う対人業務に特化できる環境を整えました。
こうしたコミュニケーションを丁寧に重ねていく中で、「かかりつけ薬剤師としていかがですか?」と率直な意見をお聞きすることもあるのですが、「ぜひお願いします」と快諾してくださる方が実際にたくさんいらっしゃるのはとても嬉しいことだなと思います。
会話を通じて患者様との繋がりが深まっていくことに、日々大きなやりがいを感じていますね。
薬局フォーリア

— 訪問薬局としての活動内容や、現在の体制についてお聞かせください。

薬局フォーリアは全14店舗あり、全店舗で在宅医療の案件を受け入れる体制を敷いています。
現在私のいる店舗は薬剤師2名、事務スタッフ1名という体制です。私自身は月に5〜6名ほどの患者様を担当しており、頻度は月に1回の方から2〜3週間に1回の方まで様々で、月に10回ほどご自宅へ訪問しています。
私たちのアピールポイントは、在宅の案件を「断らない」という姿勢です。
店舗のマンパワーには限りがありますが、会社がしっかりバックアップしてくれると信じて、どんなご依頼にもお応えするよう心がけています。
岩田大さん

— 訪問の現場で大切にしている取り組みはありますか?

医師だけでなく、訪問看護師さんやケアマネジャーさんとしっかり関係性を築くために情報共有することを大切にしています。
例えば、患者様がデイサービスに行く日を間違えていたことや、プリンを5個も食べていたといった、どんな些細な事柄でも皆さんに報告するようにしています。
また、医師やケアマネジャーへの報告書提出は必須ですが、私はそれに加えて、一番患者様の近くにいる訪問看護師さんに対しても独自に報告書をお送りしています。
さらにチャットツールを活用し、お薬のセット場所を変えた際などに写真を送って、こまめに情報共有を行っています。
薬局フォーリア

— 日々の業務の中で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

週に1回、自己注射が必要な患者様がいらっしゃったのですが、訪問看護師さんの訪問は2週間に1回しか設定されていませんでした。つまり、月に2回は専門職のサポートなしで注射をしなければならないという課題があったのです。
そこで私たち訪問薬局が間に入り、「訪問看護師さんが行かない週は、私たちが訪問して注射のサポートをします」と提案し、訪問看護師さんと薬剤師が交互に訪問することで、途切れることなく毎週専門職がフォローできる体制を作ったのです。そして、注射の残量確認や実施状況も、写真付きでメールで情報共有をしました。
このチームプレイは大変感謝され、それがきっかけで、その訪問看護師さんから別の新しい患者様をご紹介いただくことにも繋がりました。
日々の細やかな情報共有や連携の積み重ねが、地域の多職種との深い信頼関係を生み、より良い在宅医療の提供に繋がっていくのだと強く実感しています。
利用者さんの家族からの絵手紙
利用者さんの家族からの絵手紙
お薬の管理や訪問薬局について、お気軽にご相談ください
薬局フォーリアでは、薬剤師が患者さまのご自宅や施設を訪問し、服薬状況の確認、残薬整理、一包化の提案、副作用の確認などを行っています。
次のような患者さまについて、ご本人・ご家族の方医療、医療・介護関係者の皆さまからのご相談を承ります。
・薬の飲み忘れや重複服用がある
・ご本人やご家族だけでは薬の管理が難しい
・通院や薬局への来局が難しい
・残薬が多く、整理が必要
多職種で服薬状況を共有したい
対応地域や訪問の可否について、まずはお気軽にお電話でご相談ください。

訪問薬局の薬剤師として多職種と連携|患者さんの幸福度を高める地域医療

— 薬局や薬剤師という存在を、今後どのように変えていきたいですか?

一般的な「薬局はお薬をもらうだけの場所」というイメージを根本から変えたいですね。
薬局は決してそれだけの場所ではなく、気軽な世間話はもちろん、日々の健康管理や健康食品についてのご相談などもできる場所であることを、もっと広くアピールしていきたいです。
極端に言えば、「薬剤師」という呼び方自体が良くないのではないかと感じており、名前を変えたいと思っているほどです。
まだ代わりの良い名前は思い浮かんでいませんが、お薬をお渡しするだけの枠を超えた「医療のエキスパート」として頼られるような、「薬剤師、一歩前」の存在になることを目指しています。

— 地域医療における、岩田さん個人の夢や目標を教えてください。

地域医療という大きな枠組みの中で、大切な「歯車」の一部になることが私の夢です。多職種の方々とチームでしっかりと連携し、患者様の幸福度を上げていくことが一番の目標でもあります。
医療チームの一員として携わることで、患者様ご自身が望む生活の到達目標を叶えて差し上げること。それが私個人の夢であり、ひいては会社への貢献にも繋がっていくと信じています。
ですが、その夢を数値化して理想を100とすると、現状はまだ半分にも届いていません。
訪問薬局としては「担当患者様を20名受け持つ」という目標を掲げているのですが、ご高齢の方が多いため、施設へ入所されたりご逝去されたりして、なかなか達成が難しいのが現実です。
感覚としては、2歩進んで3歩下がっているような状況かもしれません。だからといって、がむしゃらに手を挙げて案件を受けるのではなく、ある程度自走できる体制を整えることが重要だと考えています。
地域のケアマネジャーさんや訪問看護師さんとしっかりとした関係性を築き、自然と「フォーリアさんにお願いしたい」と声を掛けていただけるような土台作りを、これからも地道に続けていきたいと考えています。
フォーリアだより
毎月発行している「フォーリアだより」

浜松市中央区・浜名区のかかりつけ薬局へ|地域医療の相談・連携拠点を目指して

— 在宅医療に関わる地域の医療機関やケアマネジャーの方々へ、メッセージをお願いします。

もし、在宅医療が必要な患者様のお薬の管理でお困りの際は、ぜひ私たち薬局フォーリアにお声掛けいただきたいですね。
私たちが最も大切にしているのは「断らない」という姿勢です。私のいる店舗は少人数の体制ですが、会社全体がしっかりとしたバックアップ体制を整えています。そのため、どんな困難なケースであっても、まずは一度ご相談いただければと思います。
患者様にとって何がベストなのかを一緒に考え、訪問看護師さんやケアマネジャーさんとも緊密に連携を取りながら、チーム医療の一員として全力でサポートさせていただきます。
岩田大さん

— 最後に、浜松市・磐田市をはじめとする地域の皆様へメッセージをお願いします。

薬局をただ「お薬をもらうだけの場所」だと思わず、ぜひもっと有効活用していただきたいです。お薬のことはもちろん、どんな些細なことでも構いませんので、気軽に足を運んでほしいですね。
例えば「高齢の親の薬の管理が難しくなってきた」といった介護のお悩みも、私たちに相談していただければ、必要に応じて地域包括支援センターなどの適切な専門機関へお繋ぎすることも可能です。
実際にそうしたご相談を経て、ケアマネジャーさんが付き、生活が改善されたケースもたくさんあります。
薬剤師は、お薬をお渡しするだけの存在ではありません。皆様の健康と安心を守るための、最も身近な相談窓口でありたいと考えています。
困ったことがあれば、まずは私たちを頼ってください。安心して健やかな日々を過ごせるよう、精一杯サポートさせていただきます。
お薬の管理や訪問薬局について、お気軽にご相談ください
薬局フォーリアでは、薬剤師が患者さまのご自宅や施設を訪問し、服薬状況の確認、残薬整理、一包化の提案、副作用の確認などを行っています。
次のような患者さまについて、ご本人・ご家族の方医療、医療・介護関係者の皆さまからのご相談を承ります。
・薬の飲み忘れや重複服用がある
・ご本人やご家族だけでは薬の管理が難しい
・通院や薬局への来局が難しい
・残薬が多く、整理が必要
多職種で服薬状況を共有したい
対応地域や訪問の可否について、まずはお気軽にお電話でご相談ください。

浜松市中央区・浜名区で訪問薬局に対応する薬局フォーリア

薬局フォーリア

訪問薬局

特長
施設在宅の経験を活かした確実な個人宅服薬管理
施設管理で培った確実な配薬ノウハウを個人宅へ応用。飲み忘れや誤薬を防ぐ一包化や色分け、患者様のADL(日常生活動作)に合わせたセット方法をご提案します。
生活環境に深く寄り添う親身な訪問服薬指導
薬剤師がご自宅を定期訪問し、お薬の効果や副作用のチェック、残薬の整理を一手に引き受けます。ご家族の介護に関する小さなお悩みや不安にも親身に対応します。
迅速な情報フィードバックと処方提案
訪問時の気づきを即座に「服薬状況報告書」としてまとめ、主治医やケアマネジャー様、訪問看護師の方へリアルタイムに共有。患者様の負担を減らすためのお薬の工夫や処方提案を積極的に行います。
24時間365日緊急サポート
夜間・休日の緊急往診や急な病状変化による臨時のお薬配達にも、グループのネットワークで24時間いつでも迅速に駆けつけます。
薬局フォーリア
薬局フォーリア子安店
訪問事業拠点
浜松市中央区
浜松市浜名区(一部地域を除く)
※詳細はお電話(053-581-8833)にてお問合せ下さい。
お問い合わせ
薬局フォーリア子安店
〒435-0015 静岡県浜松市中央区子安町301-7
TEL:053-581-8833 / FAX:053-581-8835
WEB:https://folia.jp/
事業所一覧
[浜松市中央区]
子安店  天王店  将監店  入野店  瓜内店  中郡店  和合店  野口店  元浜店  松城店
[浜松市浜名区]
細江店
[磐田市]
豊田店  国府台店
[袋井市]
浅岡店

かかりつけ薬局・訪問薬局に取り組む管理薬剤師 岩田大さんのプロフィール

岩田大さんのプロフィール"

経歴:

2004年 京都薬科大学卒業
2004年 株式会社クリエイトSDホールディングス入社
2020年 株式会社フォーリア入社
現在に至る

資格・学会:

薬剤師
認定薬剤師
健康サポート薬剤師

浜松市の訪問薬局・かかりつけ薬局に関するよくある質問

薬局フォーリア
Q1. 浜松市で訪問薬局を利用できるのは、どのような人ですか?
A. 訪問薬局は、病気や障害、加齢などにより薬局へ通うことが難しい方が主な対象です。寝たきりの方や認知症の方、退院後に自宅療養を続ける方、複数の薬を服用している方などが利用できます。利用には、医師の指示や薬剤師による必要性の確認が求められる場合があります。
Q2. 訪問薬局では、どのようなサービスを受けられますか?
A. 薬剤師が自宅や高齢者施設を訪問し、処方薬の説明、服薬状況の確認、残薬の整理、薬の保管方法の助言などを行います。飲み忘れや飲み間違いを防ぐため、一包化や服薬カレンダーの活用を提案することもあります。必要に応じて、医師や訪問看護師、ケアマネジャーなどとも情報を共有します。
Q3. かかりつけ薬局を持つメリットは何ですか?
A. かかりつけ薬局を決めておくと、複数の医療機関から処方された薬をまとめて管理してもらえます。薬の重複や飲み合わせ、副作用の可能性を確認しやすくなり、市販薬や健康食品についても相談できます。継続して同じ薬局を利用することで、体調や服薬状況の変化にも気づいてもらいやすくなります。
Q4. 浜松市で訪問薬局やかかりつけ薬局を選ぶ際のポイントは何ですか?
A. 自宅や施設が訪問対応エリアに含まれているか、在宅医療の経験があるか、緊急時や休日の相談に対応できるかを確認しましょう。また、医師や訪問看護師、ケアマネジャーとの連携体制も重要です。現在利用している薬局や主治医、ケアマネジャーに相談すると、地域の状況に合った薬局を紹介してもらえる場合があります。
Q5. 訪問薬局の利用には、どのくらい費用がかかりますか?
A. 訪問薬局では、薬代に加えて薬剤師の訪問や服薬管理に関する費用が発生します。医療保険または介護保険が適用される場合があり、自己負担額は保険の種類や負担割合、訪問先、サービス内容によって異なります。詳しい費用については、利用を検討している薬局や主治医、ケアマネジャーに事前に確認してください。
関連記事
緩和ケアの経験を浜松市の訪問看護へ|フォーリア訪問看護ステーション小池・平野美佳子管理者