1. おうちde医療
  2. >
  3. PICK UP!在宅医療機関
  4. >
  5. 川島宏太|あいのわ訪問看護ステーション代表が語る、上尾市から広げる訪問看護への想い

川島宏太|あいのわ訪問看護ステーション代表が語る、上尾市から広げる訪問看護への想い 最終更新日:2026/06/14

あいのわ訪問看護ステーション代表の川島宏太さんは、野球に打ち込んだ学生時代を経て看護師の道へ進み、急性期医療の現場で経験を重ねてきました。患者さんやご家族と向き合う中で、病院の中だけではなく、退院後の暮らしまで支えたいという想いが強まり、上尾市にあいのわ訪問看護ステーションを設立。現在は、上尾市を中心に北本市・桶川市・伊奈町などの地域で、在宅療養を支える訪問看護を展開しています。川島宏太さんが看護師を志した原点、理想の組織づくりに込めた想い、そして地域に根ざした訪問看護の未来について伺いました。

野球少年から看護師の道へ。川島宏太代表が歩んだ訪問看護への原点

— 川島代表の生い立ちと、看護師を目指したきっかけを教えてください。

私の出身は新潟県新潟市で、父は全国の海を飛び回る潜水士、母は看護師という家庭で育ちました。
子どもの頃から野球に打ち込み、小学校から高校まで本気で続けていたのですが、その反面、肘や肩、膝の痛み、いわゆる成長痛にも長く悩まされ、頻繁に病院へ通いながらリハビリを受ける日々を過ごしていました。
当時お世話になっていた理学療法士の先生方は、単に身体を治療するだけではなく、不安や焦りを抱えていた私の気持ちにも寄り添ってくださり、「人に直接関わりながら、ここまで支えになれる仕事があるんだ」と、強い衝撃を受けたことを今でも覚えています。
その経験から、小学生の少年だった私はリハビリ職に興味を持ち、将来は多くの人に医療で貢献していきたいという想いが固まっていきました。そして、高校生になって進路を真剣に考えた時、「もっと深く、そして患者様に最も近い距離で関わっていきたい」と感じるようになりました。
母が看護師として働く姿を見て育ち、看護師という職業に強く感銘を受けたことも後押しとなり、最終的には看護の道を選び、埼玉県立大学の看護学科へ進学しました。
川島宏太代表

— 大学ではどのような学生生活を送られたのでしょうか。

看護学部は女子学生が大半で、男子学生は私含め数名だけという環境でしたが、その4年間は「どのような看護師になりたいか」を深く考える貴重な時間になりました。
また、埼玉県立大学には看護学部だけでなく、理学療法士や社会福祉士など多職種の学部が揃っていたため、学生時代から自然と「チーム医療」の考え方に触れられ、看護師だけで完結する医療ではなく、多職種が連携して利用者様を支える重要性を学生のうちから実感できました。
そして、看護師として働くのであれば、まずは厳しい環境で確かな知識と技術を身につけたいという想いが強くあり、卒業後はさいたま赤十字病院へ入職し、自ら希望してCCU(心臓血管系集中治療室)に配属されました。
さいたま赤十字病院にて

— なぜCCUへの配属を希望されたのでしょうか?

実は学生時代、私は循環器分野がかなり苦手で、心電図もまったく得意ではありませんでしたが、学生最後の臨地実習で循環器病棟へ配属された際、90代の心不全患者様を担当し、その経験が大きな転機になりました。
指導者の先生から「少し難しい症例かもしれない」と言われましたが、「苦手だからこそ逃げずに向き合おう」と決め、毎日必死に勉強しながら患者様と関わり続けました。
病態を理解しようと努力を重ねるうちに、少しずつ循環器看護の面白さが見えるようになり、最終的には苦手意識が自信へと変わっていきました。
その経験から、「苦手な分野にこそ、自分を成長させるチャンスがある」と感じ、あえてCCUという最前線の現場に飛び込むことにしたのです。

— 入職後はどのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?

さいたま赤十字病院では、最初の約6年間をCCUで過ごし、命の危機に直面している重症患者様と向き合い続ける日々を送りました。
CCUは高度医療の最前線であり、多くの患者様が人工呼吸器や各種モニターにつながれ、まさに生死の境にいる環境ですので、看護師として求められる知識量や判断力も非常に高く、精神的にも体力的にも厳しい現場でしたが、その分「命に関わる責任」と「看護の本質」を徹底的に学ばせてもらった時間だったと感じています。
その後は脳神経内科・脳神経外科病棟へ異動し、さまざまな脳疾患を抱える患者様への看護にも携わりました。
脳の病気は、麻痺など目に見える障害だけでなく、高次脳機能障害のように、一見すると分かりづらい障害への関わりが非常に難しい領域でもあるため、実際に会話をしてみると、話が噛み合わなかったり、思考が整理できなかったりするケースも多く、「その人を理解する力」が強く求められる分野でした。
患者様一人ひとりと向き合う中で、単に病気を見るのではなく、「人を見る看護」の大切さを深く学べたと思っています。
さいたま赤十字病院にて

理想の組織づくりを選んだ理由。地域に根ざした訪問看護への想い

— 訪問看護師として独立を考えるようになったきっかけを教えてください。

病院では主任という立場も経験させていただき、将来的には管理職としてキャリアを積んでいく道も見えていましたが、その頃から、「本当に自分がやりたいことは何だろう」と考える機会が増えていきました。
大きな組織の中では、日々の業務を回すことで精一杯になり、現場のスタッフ一人ひとりを大切にできている実感を持てない場面もありましたし、自分自身も組織の歯車の一つになっているような感覚を抱えていました。
そんな中で、「いつか管理職になるのを待つのではなく、自分が理想とする組織を自ら作った方が早いのではないか」という想いが、少しずつ大きくなっていきました。
ちょうどその時期、プライベートでは夫婦関係にも悩みを抱えており、人生の大きな転機を迎えていたのですが、そこで知人から紹介された研修に参加したことをきっかけに、自分自身の考え方や人との向き合い方を見直すようになりました。
多くの経営者との出会いにも恵まれ、そこで出会った方々は、組織や環境への不満を口にするのではなく、自分自身の責任で理想を形にしながら生きており、その姿に強い衝撃を受けました。
「自分が本当に進みたい道は、病院の管理職ではなく、地域医療を支える経営者としての道なんだ」と確信できたことが、独立への大きな原動力になったと思います。
川島宏太代表

— 高度急性期の最前線に13年間もいた川島代表が、なぜ訪問看護への道を選んだのでしょうか?

私は看護師資格だけでなく、保健師資格も取得しているため、CCUや脳神経領域で重症患者様と向き合う中で、「病気になってから治療するだけではなく、生活習慣の改善や予防にも関わりたい」という想いが、年々強くなっていきました。
循環器疾患や脳血管疾患は、生活習慣が大きく関わるケースも少なくなく、病院でどれだけ高度な治療を行って命を救っても、退院後の生活が変わらなければ、再び同じ病気で搬送されてくる現実を何度も目の当たりにしました。
そうした経験を通して、「本当に支援が必要なのは病院の中ではなく、自宅へ帰った後の生活そのものなのではないか」「病気になってから治療するだけではなく、もっと生活に近い場所で予防的に関わりたい」と考えるようになりました。
そこから3年ほど別のステージでの構想を練り続けていました。その中で、当時は企業の産業保健師として働く道も真剣に検討していましたが、実際に調べると採用枠は非常に少なく、さらに自分の中には「いつか自分で理想の組織を作り、地域や社会へ還元していきたい」という想いも強くありました。そのため、「今進むべき道はそこではない」と感じ、その中でたどり着いたのが訪問看護でした。
訪問看護であれば、これまで急性期で培ってきた高度な医療知識や判断力を活かしながら、病気の予防や再発防止にも深く関わることができますし、「住み慣れた家で、自分らしく最期まで過ごしたい」という利用者様の願いを支えることもできます。
病院の外へ出て、生活の場そのものに入り込みながら看護を届けることこそが、自分が本当にやりたかった医療だと確信し、進むべき道が明確になりました。
訪問に向かうところ 川島宏太代表

— 訪問看護ステーションの立ち上げに向けて、どのように準備を進めたのですか?

経営や人間力について学んでいた研修で、「まず期限を決めて決意することが大切だ」と教わったことがきっかけとなり、私は「2026年4月に訪問看護ステーションを立ち上げる」と、具体的な準備が何も整っていない段階で先に決意だけを固めました。
その後、病院の師長へ「1年後に退職します」と伝え、休日には他の訪問看護ステーションで訪問看護の実際や運営について学び、さらに商工会へ通って創業支援を受けたり、市場調査を重ねたりしながら、経営の基礎を一から勉強していきました。
当時は、「訪問看護って、そもそもどういう仕組みで成り立っているんだろう」というレベルからのスタートでしたが、自分で決意した以上、すべてを吸収しようと必死でした。
経営や人間力研修の教材

— 訪問看護ステーションの立ち上げではどのような点に苦労しましたか?

訪問看護はどれだけ熱い想いがあっても、その地域にニーズがなければ成り立ちませんので、「空いている物件があるから」という理由で決めるわけにはいかず、「どの地域で開業するのか」というエリア選定と物件探しに難航しました。
人口動態や高齢化率、既存の医療資源、地域の特性などを徹底的に調べ、何度もシミュレーションを重ねたのですが、物件がなかなか決まりませんでした。
現在の事務所が決まったのは本当にギリギリのタイミングだったのですが、最終的には「人生を懸けて挑戦するなら、自分が暮らし、愛着のある街に恩返しをしたい」という気持ちが決め手となり、上尾市で開業することを決断しました。
焦りや不安もありましたが、今振り返ると、「地域のニーズ」と「自分の想い」の両方に真剣に向き合い続けた時間そのものが、経営者として大きな財産になっていると感じています。
あいのわ訪問看護ステーション

上尾市にあいのわ訪問看護ステーションを設立。北本市・桶川市・伊奈町にも対応する訪問看護

— 「あいのわ訪問看護ステーション」の名前には、どのような想いが込められていますか?

「あいのわ」という名前には、いくつかの意味がこめられており、「あい」は、Loveの「愛」であると同時に、地域の中で支え合い、助け合う「相互扶助」の意味も重ねています。
そして「わ」は、人と人をつなぐ「輪」であり、お互いを尊重しながら調和していく「和」を表しています。
訪問看護は、一人の力だけで成り立つものではありませんので、利用者様やご家族、地域の医療機関、多職種とのつながりがあって初めて支えられる医療だからこそ、「私たちが架け橋となり、この地域に温かい支え合いの輪を広げていきたい」という想いを、この名前に込めました。
また、地域の皆さんに親しみを持って呼んでいただけるような、温かく覚えやすい名前にしたかったという理由もあり、「あいのわ」という言葉そのものが、私たちの看護のあり方を表していると思っています。
あいのわ訪問看護ステーション 川島宏太代表

— あいのわ訪問看護ステーションの設立メンバーについて教えてください。

訪問看護ステーションを開設するには、人員基準として常勤換算2.5人以上の看護師が必要になりますが、立ち上げにあたっては、前職で一緒に働いていた信頼できる仲間たちが力を貸してくれました。
ちょうど「病院以外の働き方に挑戦したい」「次のキャリアを考えたい」と悩んでいた後輩看護師たちに、「来年、自分が訪問看護ステーションを立ち上げるから、一緒にやろう」と声をかけたところ、私の想いに共感してくれ、2名の看護師が立ち上げメンバーとして加わってくれたんです。
お互いの人柄も看護観も理解しており、技術面でも信頼できるメンバーだったため、「この仲間たちとなら、理想の訪問看護を実現できる」という大きな安心感がありました。
ゼロからのスタートではありましたが、「誰と働くか」という点においては、本当に恵まれたスタートだったと思っています。

— あいのわ訪問看護ステーションで訪問エリアの目安を教えてください。

現在は、事業所のある上尾市を中心に、桶川市・北本市・伊奈町エリアをメインに訪問していますが、基本的には事務所から車で30分圏内を目安としており、地域に根ざしたフットワークの軽い訪問看護を大切にしています。
上尾市・桶川市・北本市・伊奈町は、高齢化が進む一方で、「自宅で安心して暮らしたい」と考える方も非常に多い地域です。
だからこそ私たちは、「病院から地域へ」という医療の流れを支えながら、利用者様が住み慣れた自宅で安心して療養できる環境づくりに力を入れています。
上尾市

— あいのわ訪問看護ステーションの利用者はどのような方が多いのでしょうか?

現在は、がん末期の方やストーマ管理が必要な方、心不全による再発リスクを抱える方、精神的なサポートが必要な若年層の方など、本当に幅広い利用者様と関わらせていただいています。
「高度急性期出身」と聞くと、重症専門の訪問看護ステーションというイメージを持たれることもありますが、私たちは決して対象を限定しているわけではありません。
「最近ちょっと体調が不安」「一人暮らしで心細い」「夜間に急変したらどうしよう」といった不安にも丁寧に寄り添い、予防的な関わりを大切にしており、地域のケアマネジャーさんやクリニックの先生方からも、「まずはあいのわさんに相談してみよう」とお声がけいただける機会が増えてきました。
特に嬉しかったのは、私たちの古巣であるさいたま赤十字病院の退院支援部門から、直接ご依頼をいただいたことであり、急性期病院で培った経験や信頼関係を、今度は地域医療へ還元していくことこそ、私たちの役割だと感じています。
また、私たちは単に訪問看護サービスを提供するだけでなく、「困った時にまず相談できる存在」でありたいと思っており、医療依存度の高い方への専門的な対応はもちろん、日常生活の中にある小さな不安や悩みにも丁寧に寄り添いながら、上尾市・桶川市・北本市・伊奈町エリアの在宅医療を支えていきたいと考えています。
「こんなことで相談していいのかな」と迷うようなことでも構いませんので、ご本人やご家族が安心して自宅で暮らし続けられるよう、私たち「あいのわ訪問看護ステーション」が全力でサポートいたします。
川島宏太代表 訪問に向かうところ

— あいのわ訪問看護ステーションならではの強みや特徴は何でしょうか?

あいのわ訪問看護ステーションの最大の強みは、メンバー全員が高度急性期病院で豊富な経験を積んできた看護師で構成されている点です。人工呼吸器管理や医療依存度の高い方への対応、急変リスクの高い患者様の看護、ターミナルケアまで、幅広いケースに高いレベルで対応できます。
私自身、さいたま赤十字病院でCCU(心臓血管系集中治療室)や脳神経領域を長年経験してきたため、循環器疾患や脳血管疾患に対する在宅管理には特に強みがあります。
在宅では「少し呼吸が苦しそう」「いつもより顔色が悪い」といった小さな変化を見逃さない観察力が非常に重要になりますので、私たちはそうした予兆を早い段階で察知し、悪化を未然に防ぐためのアセスメントや生活指導にも力を入れています。
そのため、「医療依存度が高いから在宅は難しいかもしれない」と言われるようなケースでも、あいのわなら安心してお任せいただけますので、確固たる技術と経験を地域の医療・介護の現場へ還元していきたいと考えています。
また、訪問看護と聞くと、「寝たきりの方が利用するもの」「医療依存度の高い重症の方向けのサービス」というイメージを持たれることがありますが、実際にはもっと身近な存在です。
たとえば、「退院後の生活に少し不安がある」「持病があり、急変しないか心配」「最近、家族の足腰が弱ってきた」など、日常生活の中で感じる小さな不安や困りごとに対しても、訪問看護は利用できます。
私たちは、医療処置を行うだけではなく、ご本人やご家族が安心して在宅生活を送れるよう支える暮らしの伴走者でありたいと考えています。
大切な家族だからこそ頑張りすぎてしまう方は多く、介護や療養をご家族だけで抱え込み、心身ともに疲弊してしまうケースを、私はこれまでの医療現場で数多く見てきました。
しかし、介護や療養は決して家族だけで背負うものではありませんので、私たちが定期的にご自宅へ伺うことで、ご本人が安心して過ごせるだけでなく、ご家族も「何かあれば相談できる場所がある」と感じられるようになります。
「あいのわさんが来てくれるから安心」と言っていただけることは多く、医療面だけでなく、精神的な支えとして地域の皆さまに寄り添える存在でありたいと思っています。
あいのわ訪問看護ステーション リーフレット

あいのわ訪問看護ステーションが描く未来。上尾市周辺で安心して暮らせる地域づくりへ

— あいのわ訪問看護ステーションの今後のビジョンについてお聞かせください。

まず直近の目標としては、2027年春頃までに事業の土台をしっかりと固め、地域の利用者様を安定して支えられる体制を整えることであり、開設から最初の半年〜1年で損益分岐点を安定して超え、1年で40名ほどの利用者様を支えられる組織を目指しています。
そのためにも、今後は看護師スタッフをさらに増員し、事務所が少し手狭に感じるくらい、活気とエネルギーにあふれたステーションへ成長させていきたいです。
そして5年後には、スタッフ数10名以上、利用者様100名以上の規模へ拡大し、「上尾市で訪問看護といえば、まずあいのわに相談しよう」と、地域の皆さまやケアマネジャーの方々に自然と思い浮かべていただける存在になることが目標となっています。
私たちは単に利用者数を増やすことを目指しているのではなく、「地域で困った時に、一番最初に相談できる安心の窓口」でありたいと思っています。
また、私はFP2級(ファイナンシャルプランナー)の資格や健康経営エキスパートアドバイザーの資格も取得しており、医療や介護だけではなく、将来的には高齢者の方々の暮らし全体を支えられるサービスも展開していきたいと考えています。
たとえば、老後資金への不安、終活やお葬式に関する悩み、病院への付き添い、ちょっとした外出支援など、医療保険や介護保険だけではカバーしきれない困りごとは、地域の中に数多く存在しています。
実際、訪問看護をしていると、「病気」だけではなく、その人の生活や人生そのものに関わる相談を受ける機会が本当に多いため、将来的には「医療だけを見る訪問看護ステーション」ではなく、「シニアライフのなんでも相談窓口」のような存在になりたいと思っています。
住み慣れた地域で、その人らしく安心して歳を重ねていけるよう、医療・生活・お金・終活まで含めて、人生の後半戦をトータルで支えられる組織が私たちの理想です。
川島宏太代表

— あいのわ訪問看護ステーションでは外部配信やSNSなどは行っていますか?

私たちは、訪問看護という仕事や「あいのわ」が大切にしている想いを、地域の方々や医療・介護職の皆さまへ丁寧に届けていくことも、大切な役割の一つだと考えています。
その取り組みの一つとして、公式Instagramでの情報発信を行っており、日々の活動やスタッフの雰囲気、訪問看護という働き方の魅力などを、等身大の言葉で発信しています。
開設からまだ間もないステーションではありますが、継続的に発信を続けてきたことで、全国の訪問看護師さんや地域の医療職の方々とも少しずつつながりが広がり、現在では多くの方に「あいのわ」という存在を知っていただけるようになってきました。
発信内容としては、「こんな利用者様を支えています」といった活動紹介だけではなく、「どんな想いで看護に向き合っているのか」「どんな仲間たちと働いているのか」といった、人や空気感が伝わることを大切にしています。
また、私たちはSNSだけでなく、地域のケアマネジャー様や医療職の方向けに勉強会・医療セミナーも開催しており、ステーション開設後には、外部講師を招いたセミナーを複数回実施し、地域の多職種の方々にご参加いただきました。
こうした取り組みは、単なる営業活動ではなく、「地域全体のケアの質を少しでも高めたい」という想いから続けているものです。
もちろん、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、在宅クリニック、病院の地域連携室などへ直接足を運び、顔を合わせながら関係性を築くことも大切にしています。
訪問看護は、地域との信頼関係が何より重要な仕事だからこそ、私たちは「紹介してください」と言う関係ではなく、「困った時にまず相談したい」と思っていただける存在を目指しています。
今後も、SNSでの発信と地域での地道な関わりの両方を大切にしながら、「上尾市・桶川市・北本市・伊奈町周辺で訪問看護といえば、まずはあいのわ」と思い浮かべていただけるような、地域に根差したステーションへ成長していきたいと考えています。
上尾市で開催した勉強会

— 現在、訪問看護業界について、どのような課題を感じていますか?

今後の在宅医療を支えるうえで、最も大きな課題の一つが「訪問看護師不足」だと感じています。日本全体で看護師は多く存在していますが、その中で訪問看護に携わっている人はまだ1割未満であり、病院看護に比べると、訪問看護はまだまだ身近なキャリア選択肢になっていません。
しかし、国全体としては「病院から地域・在宅へ」という流れが確実に進んでおり、これからの時代、在宅医療の重要性はますます高まっていきます。
だからこそ私は、「訪問看護って、こんなに面白いんだ」「こんなにやりがいのある仕事なんだ」という魅力を、もっと多くの看護師へ伝えていきたいという強い想いがあります。
また、医療業界全体では人材紹介会社への依存も大きな課題になっており、看護師1人を採用するだけで高額な紹介料が発生し、本来なら地域医療やスタッフの待遇改善へ使えるはずのお金が、採用コストとして消えていってしまっている現実があります。
だからこそ、あいのわでは紹介会社に依存するのではなく、Instagramやリファラル採用を通じて、「理念に共感した人が自然と集まってくる組織」を作っていきたいと思っています。

— 最後に、地域住民の方へメッセージをお願いします。

私は訪問看護の分野においてはまだスタートラインに立ったばかりで、訪問看護の経験は豊富でないため、病院と在宅の違いに戸惑うこともあるかもしれませんが、利用者様に対して誠実でありたいと考えています。
私は、さいたま赤十字病院という急性期病院の最前線の医療現場で、多くのやりがいを感じながらも様々な葛藤を抱きながら活動してきました。13年間で培ってきた圧倒的な知識、技術、そしてどんな修羅場でも冷静に対処できる経験に自信があります。
命の現場で培ってきた知識や技術、そして「どんな状況でも冷静に利用者様と向き合う力」を、今度は地域医療へ還元していきたいと思っています。
私たちは、利用者様が住み慣れたご自宅で、その人らしく安心して生活できることを何より大切にしていますので、「病院に行くほどではないけれど不安がある」「家族だけで介護を抱えるのがつらい」「退院後の生活が心配」という時こそ、私たちを頼っていただきたいです。
みなさんが、住み慣れた大好きな我が家で、その人らしく、安全に、そして自分らしい笑顔のままで人生を全うできる環境づくりを、私たちは全力でサポートしていきますので、どんなに小さなお困りごとでも、どうぞ私たちを信じて頼ってください。
川島宏太代表

あいのわ訪問看護ステーション|上尾市・北本市・桶川市・伊奈町の訪問看護

あいのわ訪問看護ステーション

訪問看護について

訪問看護とは、看護師がご自宅へ定期的に伺い、医療ケアや生活支援を行うサービスです。
介護保険または医療保険が使えるため、自己負担は1〜3割(年齢・所得により異なります)。

サービスについて

あいのわ訪問看護ステーションでは、予防から看取りまで切れ目のない看護を大切にし、ご自宅での生活をトータルで支えています。
● 健康管理・観察:バイタル測定、体調変化の早期発見、服薬管理サポート
● 医療処置・専門ケア:傷の処置・褥瘡管理、点滴・カテーテル管理、心臓・脳血管疾患への専門ケア、ストーマ管理
● リハビリ支援:看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるリハビリ、転倒予防・住環境の安全確認
● 認知症・精神的サポート:認知症の方への生活支援、不安・孤独感へのケア、若年層の精神的サポートにも対応
● 終末期ケア・お看取り:ターミナルケア、本人・ご家族への寄り添い
● 緊急・夜間対応:24時間365日、電話相談〜緊急訪問まで対応
一人ひとりの状態や想いに合わせて、
必要なケアを柔軟に提供しています。

訪問エリア

上尾市
桶川市
北本市
伊奈町
※その他のエリアにつきましては、ご相談ください。

お問い合わせ

あいのわ訪問看護ステーション
〒362-0073 埼玉県上尾市浅間台4丁目12-13スマイルハウス2階
TEL:048-776-9498/FAX:048-776-9499
WEB:https://ainowa-houmonkango.aiwellia.jp/
E-MAIL:ainowa-houmon@aiwellia.jp

川島宏太代表のプロフィール

川島宏太代表のプロフィール

経歴:

2013年 埼玉県立大学 保健医療福祉学部 看護学科卒
2013年 さいたま赤十字病院 CCU病棟配属
2019年 さいたま赤十字病院 脳神経内科・外科病棟配属
2021年 さいたま赤十字病院 脳神経内科・外科病棟 病棟主任 就任
2026年 あいのわ訪問看護ステーション開設 現在に至る

資格・学会:

看護師免許
保健師免許
ICLS
第一種衛生管理者
健康経営エキスパートアドバイザー
ファイナンシャルプランナー2級

上尾市で訪問看護を利用するには?相談先・介護保険申請・選び方のよくある質問

あいのわ訪問看護ステーション
Q1. 上尾市で訪問看護を利用したい場合、どこに相談すればよいですか?
A. 上尾市で訪問看護を利用したい場合は、まず主治医、担当のケアマネジャー、またはお住まいの地域を担当する地域包括支援センターに相談するのが一般的です。上尾市には市内10カ所に地域包括支援センターが設置されており、高齢者やその家族の相談を受け、必要な医療・介護サービスにつなぐ役割を担っています。介護保険の申請や制度について確認したい場合は、上尾市役所の高齢介護課へ相談することもできます。
Q2. 上尾市の地域包括支援センターでは、訪問看護について相談できますか?
A. はい、相談できます。地域包括支援センターは、高齢者の介護、福祉、健康、医療に関する総合相談窓口です。訪問看護を使った方がよいか分からない場合や、退院後の自宅療養に不安がある場合、認知症の家族を自宅で支えたい場合などに相談できます。必要に応じて、ケアマネジャーや医療機関、訪問看護ステーションなどにつないでもらえることがあります。
Q3. 上尾市で訪問看護を利用するには、介護保険の申請が必要ですか?
A. 介護保険で訪問看護を利用する場合は、要介護認定または要支援認定を受ける必要があります。上尾市では、本人や家族のほか、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、介護保険施設などが代行申請を行うこともできます。要介護認定の申請は、上尾市役所の高齢介護課が窓口です。ただし、病状によっては医療保険で訪問看護を利用する場合もあるため、主治医や相談窓口に確認するとよいでしょう。
Q4. 上尾市で訪問看護を利用できるのは高齢者だけですか?
A. 訪問看護は高齢者だけのサービスではありません。病気や障がい、退院後の体調管理、難病、がん、医療機器の管理、小児の在宅療養など、医師が訪問看護の必要性を認めた場合に利用できることがあります。介護保険を利用する場合は高齢者や特定疾病のある40歳以上の方が中心ですが、医療保険で利用する場合は年齢にかかわらず対象となることがあります。
Q5. 上尾市で訪問看護ステーションを選ぶときのポイントは何ですか?
A. 上尾市で訪問看護ステーションを選ぶ際は、自宅が訪問対応エリアに入っているか、必要な医療処置に対応できるか、緊急時の連絡体制があるか、リハビリや認知症ケア、看取りに対応しているかなどを確認するとよいでしょう。また、主治医やケアマネジャーとの連携が取りやすいか、家族の相談にも丁寧に対応してくれるかも大切です。退院直後の支援、慢性疾患の管理、終末期ケアなど、必要な支援内容に合った事業所を選ぶことが重要です。
Q6. 上尾市で退院後すぐに訪問看護を利用したい場合はどうすればよいですか?
A. 退院後すぐに訪問看護を利用したい場合は、入院中から病院の医療ソーシャルワーカー、退院支援担当者、主治医に相談しておくことが大切です。退院後の点滴、傷の処置、服薬管理、リハビリ、体調確認などが必要な場合、退院前から訪問看護ステーションやケアマネジャーと調整することで、自宅での療養を始めやすくなります。上尾市で介護保険サービスも併用する場合は、地域包括支援センターや高齢介護課への相談も選択肢になります。
関連リンク: