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コスモス薬局・髙田寛之薬剤師が語る、かかりつけ薬局と訪問薬局のこれから 最終更新日:2026/08/01

コスモス薬局・髙田寛之薬剤師が語る、かかりつけ薬局と訪問薬局のこれから
地域の身近な医療機関として、薬局に求められる役割は大きく変化しています。処方箋に基づいて薬を渡すだけでなく、患者一人ひとりの生活や体調を把握して継続的に支援する「かかりつけ薬局」としての役割や、自宅や施設を訪問して療養生活を支える訪問薬局の重要性も高まっています。
今回は、岡崎市・安城市・常滑市で店舗を展開するコスモス薬局の柴田和宏代表と、薬事事業部部長を務める薬剤師・髙田寛之さんにお話を伺いました。薬剤師を志したきっかけをはじめ、訪問薬局で行う服薬管理や残薬整理、多職種との連携、患者との対話を大切にする理由、そして地域に選ばれる薬局を目指す今後のビジョンについて紹介します。

かかりつけ薬局として患者に寄り添う、これからの薬局と薬剤師の役割

— まずは、コスモス薬局の代表を務める柴田さんにお話を伺います。これからの薬局や薬剤師には、どのような役割が求められるとお考えですか?

柴田 薬剤師として最も大切なのは、患者一人ひとりと向き合うことが本質的役割だが、近年は調剤報酬制度への対応として記録業務が増大していおり現場の負担は増しています。
薬剤師は服薬指導や在宅訪問など、患者さんのためにさまざまな支援を行っていますが、それらを適切に記録しなければ評価されません。
算定要件も細分化され、「何を行ったか」だけではなく、「なぜ必要だったのか」まで記録として残すことが求められるようになっています。
例えば残薬調整では、残薬の日数や医師の了解のもと対応した内容まで詳細に記録する必要がある。また一包化については、介護者の負担軽減のみでは算定できず、患者本人の服薬能力や身体状況に基づく薬学的判断を記録することが求められます。
制度として必要な側面は理解していますが、その一方で、薬歴入力や記録作業に多くの時間を費やすことで、本来もっと大切にしたい患者さんとの対話の時間が削られてしまうことに、大きな課題を感じています。
医師が電子カルテの入力に追われ、「患者さんの顔を見る時間が少なくなった」と言われることがありますが、薬剤師も同じ状況です。
現状の医療制度に対応しながらも、患者さんとのコミュニケーションをどう守っていくかが、これからの薬局にはますます重要になると考えています。
柴田和宏代表

— 在宅医療については、どのように考えていますか?

柴田 在宅医療を取り巻く環境は年々厳しくなりつつあり、制度改正によって採算が取りづらく、実際に在宅医療から撤退する薬局も出てきています。
特に終末期医療では365日24時間の対応が求められるため、人員確保や運営面での負担は決して小さくありません。
それでも私は、地域の薬局である以上、在宅医療は特別な事業ではなく、日常業務の延長線上にあるものだと考えています。
これまで薬局へ通ってくださっていた患者さんが、高齢や病気によって通院できなくなれば、今度はこちらからご自宅へ伺って支えることが、地域に根差した「かかりつけ薬局」として自然な姿ではないでしょうか。
長年関わってきた患者さんだからこそ、服薬状況や生活背景、家族構成まで把握できており、「最近飲み忘れが増えてきた」「薬が余るようになった」といった小さな変化にも気付きやすく、実際にご自宅へ伺うことで、新たな課題が見えてくることも少なくありません。
そうした変化に寄り添いながら、その方が安心して在宅生活を続けられるよう支援することが、地域の薬局、そして薬剤師に求められる本来の役割だと思っています。
もちろん在宅医療は利益だけを見れば決して効率の良い業務ではありませんが、薬局全体で地域医療を支えるという視点に立てば、必要不可欠な取り組みです。
今後は「訪問薬局」という特別な存在ではなく、患者さんの暮らしに合わせて自然に訪問へ移行できることが、かかりつけ薬局として当たり前になる時代だと考えています。
訪問へ準備中

— コスモス薬局ならではの強みや、大切にしていることを教えてください。

柴田 私たちが何より大切にしているのは、「患者さんへの思いやり」であり、薬局の理念としても掲げていますが、患者さんやご家族の立場に立って考え、困りごとを一緒に解決していく姿勢を何より重視しています。
その一方で、薬剤師が専門職として行った仕事については、適切に記録を残し、正当な評価を受けることも大切にしています。
これは「収益を上げるため」という考えではなく、薬剤師が患者さんの安全のために行った服薬指導や処方提案、薬剤調整などの専門的な業務は、本来きちんと評価されるべき仕事だからです。
例えば、処方内容を確認した結果、重複投与や相互作用を発見し、医師へ提案して薬が減ったケースがありますが、その際、加算を算定すると患者さんの窓口負担が一時的に増えることがあり、「薬が減ったのに支払いが増えるのですか」と驚かれることもあります。
しかし、算定しなければ、薬剤師が医療安全に貢献した実績は制度上残らないため、私たちはその理由を丁寧に説明しながら、専門職として果たした役割を正しく記録し、正当な評価につなげることを大切にしています。
患者さんへの思いやりと、薬剤師としての専門性の両方を大切にしていることが、コスモス薬局の大きな特徴だと思います。
コスモス薬局中町店

— 地域の皆さまから選ばれる薬局になるために、どのようなことを意識していますか?

柴田 特別なことをする必要はなく、「当たり前のことを当たり前に続ける」ことが一番大切だと思っています。
患者さんやご家族の話をしっかり聞き、「何か困っていることはありませんか」と自然に声をかけるという積み重ねが信頼関係につながります。
例えば、ご家族から「親が薬を飲みにくそうにしている」と相談を受ければ、簡易懸濁法や剤形変更の提案、医師への処方提案など、薬剤師だからこそできる支援があります。
また、「通院が難しくなってきた」というお話であれば、訪問薬剤管理や在宅医療をご案内することもできます。
本来、在宅医療とは特別なサービスではなく、これまで薬局に通ってくださっていた患者さんが、年齢や病気によって通えなくなれば、今度はこちらからご自宅へ伺い、引き続き支えることが地域に根差したかかりつけ薬局の自然な役割だと考えています。
これまでは「処方箋を受け付ける場所」というイメージが強かった薬局ですが、これからは「薬のことなら何でも相談できる場所」であることを、もっと地域の皆さまに知っていただく必要があります。
薬を届けることだけではなく、服薬方法の工夫や在宅での薬剤管理、多職種との連携まで含めて、患者さんの暮らしを支えることが、これからの薬剤師に求められる役割です。
私たちが目指しているのは、「近くにあるから利用する薬局」ではなく、「困ったらコスモス薬局に相談しよう」「あの薬剤師さんに任せたい」と、患者さん自身に選んでいただける地域のかかりつけ薬局であり続けたいと思っています。
柴田和宏代表のプロフィール
お薬の管理や訪問薬局について、お気軽にご相談ください
「薬の飲み忘れが増えている」「薬が余って整理できない」「薬局まで通うことが難しくなってきた」などのお困りごとはありませんか。
コスモス薬局では、薬剤師がご自宅を訪問し、お薬のお届けだけでなく、服薬状況の確認や残薬の整理、飲みやすい方法のご提案、医師・ケアマネジャー・訪問看護師との連携まで、一人ひとりの生活に合わせてサポートしています。
ご本人・ご家族からのご相談はもちろん、在宅療養中の患者さまを担当されている医療・介護関係者からのご相談も承ります。訪問薬局を利用できるか分からない段階でも、まずはお気軽にお問い合わせください。
※電話相談:0564-25-0111
※相談だけでも構いません。状況を伺い、利用できるサービスを一緒に考えます。

薬剤師を志したきっかけと地域医療に携わるまでの歩み

— 続いて、コスモス薬局で薬事事業部部長を務める薬剤師の高田さんにお話を伺います。まずは、高田さんが薬剤師を目指したきっかけを教えてください。

高田 私は高校時代は陸上部に所属しており、トレーニングを通して筋肉や心臓、肺など、人の身体の仕組みに興味を持つようになり、「どうすれば身体能力を高められるのか」「なぜ身体はこのように動くのか」と考えるうちに、医学や薬学を学びたいという気持ちが強まっていきました。
当初は医師も進路の候補でしたが、学費面のハードルが高く、現実的に考えた結果、薬学の道へ進むことを決めました。
大学時代は勉強中心の毎日でした。
一般的な大学生活のイメージとは少し違い、講義や実習が多く、薬剤師として必要な知識を身につけるために充実した学生生活を送ることができました。
髙田寛之薬事事業部部長

— 卒業後はどのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?

高田 私が卒業した当時は、4年制薬学部卒業後に病院薬剤師になる道は現在ほど一般的ではなく、調剤薬局への就職が主な選択肢でした。
そんな中、当時の社長が私と同じ東京薬科大学の出身だったこともあり、学生時代から直接お話しする機会を設けてくれるなど、人を大切にする社風に強く惹かれて、大手調剤薬局への入社を決めました。
その後、アリーナへ転職し、一度埼玉県へ戻った時期もありましたが、再びアリーナへ復職し、現在まで通算15年ほど勤務しています。
アリーナはスタッフ同士だけでなく経営陣との距離も近く、何でも相談しやすい雰囲気があるので、人間関係のストレスが少なく、一人ひとりが安心して働ける環境が魅力だと感じています。
柴田代表とともに
柴田代表とともに

— 訪問薬局(在宅医療)に携わるようになったきっかけを教えてください。

高田 私自身は、新卒で勤務した会社にいた頃から在宅医療に携わっており、当時はまだ訪問薬局に取り組む薬局は少なく、医師の訪問診療へ同行する機会もありました。
実際に現場へ出てみると、薬局内で調剤をしているだけでは経験できない緊張感があり、患者さんの生活の場で、多職種と連携しながら医療を支える経験を通して、「薬剤師も地域医療を担う重要な存在なんだ」という実感を強く持つようになりました。
現在は中町店で訪問薬剤管理を担当しており、個人宅へ定期的に訪問して服薬管理を行う傍ら、店舗全体の在宅業務についても把握・管理しています。
コスモス薬局全体では、施設・個人宅を合わせて約50〜60名の利用者様をサポートしており、施設が約3分の2、個人宅が約3分の1を占めています。

薬を届けるだけではない訪問薬局と薬剤師の役割

— 印象に残っている訪問薬局のエピソードを教えてください。

高田 現在担当している利用者様の中には、身寄りがなく地域で孤立した生活を送っており、地域のケアマネジャーからのご相談を受けたことをきっかけに、訪問による支援が始まった方がいます。
訪問薬局というと「薬を届ける仕事」というイメージを持たれがちですが、実際にはそれだけではなく、服薬状況を確認することはもちろんですが、何気ない会話を交わし、体調や生活の変化を感じ取り、「今日は元気そうですね」「何か困っていることはありませんか」と声をかけることも大切な役割です。
特に一人暮らしの高齢者にとっては、人と話す時間そのものが安心につながることも少なくありません。
訪問看護師やケアマネジャー、医師など、多くの専門職が支えるチーム医療の中で、私たち薬剤師も患者さんの日常に寄り添う存在として役割を担っています。
訪問へ準備中

— たくさんのお薬を飲んでいて整理がつかない方(ポリファーマシー)など、薬剤師だからこそ貢献できたと感じる場面はありますか?

高田 普段から店舗へ通ってくださる患者さんの中には、ご家族の支援を受けられず、杖や車椅子を使いながら何とか一人で来局されている方も少なくありません。
外出することは身体機能の維持につながる一方で、転倒や骨折といったリスクも伴うため、無理を重ねることで生活そのものが難しくなってしまう可能性もあります。
そこで、私たちは日頃から患者さんとの何気ない会話を大切にしており、「今日はどうやって来られたのですか」「最近歩くのは大変ではありませんか」といった会話の中から生活状況を把握し、「実はご自宅までお薬をお届けして管理することもできますよ」と訪問薬局という選択肢をご提案することがあります。
制度を説明することが目的ではなく、あくまでも「これからも安心して生活を続けてほしい」という思いから、一人ひとりに合った方法をご提案しています。
訪問準備中

— 訪問薬局では、服薬管理や飲み忘れ防止にどのような効果を感じていますか?

高田 訪問薬局の大きな役割は、お薬を届けることだけではなく、定期的に薬剤師が訪問することで、「誰かが自分を気にかけてくれている」という安心感や適度な緊張感が生まれ、生活リズムの維持や服薬習慣の改善につながることも多くあります。
もちろん、一包化や服薬カレンダーなど患者さんの生活環境に合わせた管理方法もご提案しますが、それ以上に「継続して見守ってくれる人がいる」という存在そのものが、在宅医療では大きな意味を持つと感じています。
訪問準備中

— 実際にご自宅へ伺うことで、薬局では分からないことも見えてくるのでしょうか?

高田 訪問薬局が窓口での対応と大きく違うのは、患者さんの生活そのものが見えることだと感じており、薬局では分からなかった住環境や生活習慣、ご家族との関係性などを把握できるため、その方に本当に合った服薬支援をご提案できるようになります。
地域の身近な医療従事者として長く寄り添えることが在宅ならではの魅力だと思います。

コスモス薬局の訪問薬局サービスと薬剤師による服薬支援

— コスモス薬局ならではの強みは何だとお考えですか?

高田 私たちが最も自信を持っているのは、「対応の早さ」と「柔軟性」であり、大手チェーンでは、在宅業務を専門部署が担当するケースも多く、相談を受けてから実際に対応するまでに時間がかかったり、訪問日時があらかじめ決められていたりすることがあります。
一方、私たちは店舗スタッフ同士で連携しながら、「この患者さんには時間をかけよう」「その間は店舗をみんなで支えよう」と柔軟に動ける体制が整っています。
だからこそ、一人ひとりの患者さんとしっかり向き合う時間を確保でき、外来でも訪問薬局でも、その方に合わせたきめ細かな対応ができることが大きな強みであり、一件一件の丁寧な対応の積み重ねが、最終的には地域からの信頼につながると考えています。
また、私たちは基本的に同じ薬剤師が継続して担当する体制を大切にしており、店舗全体で情報共有はしていますが、担当者が変わりにくいため、小さな体調の変化にも気づきやすく、安心してご相談いただけます。
また、大手チェーンのように画一的な対応ではなく、一人ひとりの状況に合わせて柔軟に対応できることも私たちの強みです。
訪問日時についてもできる限り患者さんやご家族のご都合に合わせて調整し、「どうすればその方にとって一番良い方法になるか」を一緒に考えながらサポートしています。
髙田寛之薬事事業部部長

— 訪問薬局を利用したい場合は、どのように相談すればよいのでしょうか?

高田 お気軽に店舗までお電話いたければ、ご本人やご家族の状況、お困りごとを丁寧にお伺いし、訪問薬局が適しているかも含めて一緒に考えさせていただきます。
ご家庭の事情や現状をしっかりと把握した上で、どのようなサポートができるかを検討していきますので、まずは身構えることなく、気軽にお問い合わせください。
実際にはお問い合わせだけで終わる方もいらっしゃいますが、それは訪問薬局というサービス自体がまだ十分に知られていないからだと感じています。
「こんなことでも相談していいのかな」という内容でも構いませんので、患者さん一人ひとりの状況に合わせて柔軟に対応できることがコスモス薬局の強みですので、困ったときには気軽にご相談いただければと思います。

— その姿勢が、「患者さんから選ばれる薬剤師」につながっているのですね。

高田 結果として訪問薬局の利用につながらなかったとしても、「電話して相談してよかった」「解決策を一緒に考えてもらえた」と感じていただければ、それだけでも十分価値があると思っています。
そうした積み重ねが口コミにつながり、地域の信頼にもつながっていくのではないでしょうか。
コスモス薬局には「この人に相談してよかった」と思っていただけるような、人間味のあるスタッフが多く、それは柴田社長が一貫して掲げてきた「患者さんファースト」という考え方が、スタッフ一人ひとりに根付いているからです。
「距離が遠いから対応できません」と最初からお断りするのではなく、まずはどうすれば力になれるかを考える姿勢こそが、私たちらしさだと思っています。
髙田寛之薬事事業部部長
お薬の管理や訪問薬局について、お気軽にご相談ください
「薬の飲み忘れが増えている」「薬が余って整理できない」「薬局まで通うことが難しくなってきた」などのお困りごとはありませんか。
コスモス薬局では、薬剤師がご自宅を訪問し、お薬のお届けだけでなく、服薬状況の確認や残薬の整理、飲みやすい方法のご提案、医師・ケアマネジャー・訪問看護師との連携まで、一人ひとりの生活に合わせてサポートしています。
ご本人・ご家族からのご相談はもちろん、在宅療養中の患者さまを担当されている医療・介護関係者からのご相談も承ります。訪問薬局を利用できるか分からない段階でも、まずはお気軽にお問い合わせください。
※電話相談:0564-25-0111
※相談だけでも構いません。状況を伺い、利用できるサービスを一緒に考えます。

地域に選ばれるかかりつけ薬局へ|訪問薬局と薬剤師の将来ビジョン

— 訪問薬局の今後の課題についてはどのように感じていますか?

高田 薬剤師の在宅業務は業界内では当たり前になっていますが、地域ではまだ十分に知られていないと感じており、看護師さんやケアマネジャーさんからも、「薬剤師さんが自宅まで来てくれるのですか」「そこまで対応してくれるとは知りませんでした」と驚かれることがあります。
また、施設対応の方が効率的という理由から、個人宅への訪問を積極的に行わない薬局もありますが、実際には地域には支援を必要としている一人暮らしの高齢者や孤立した患者さんが数多くいらっしゃいます。
だからこそ私たちは、地域包括支援センターやケアマネジャーの皆さまと連携しながら、本当に支援を必要としている方へ訪問薬局のサービスを届けていきたいと考えています。
薬をお渡しするだけではなく、その方が安心して自宅で生活を続けられるよう支えることこそ、これからの薬剤師、そして地域に根差したかかりつけ薬局の大切な役割だと思っています。
髙田寛之薬事事業部部長

— 今後、薬局や薬剤師は地域でどのような存在になっていくべきだと思いますか?

高田 これからの調剤薬局に求められるのは、「薬を渡す場所」ではなく、「気軽に相談ができる場所」だと思っています。
薬剤師は、お薬の飲み合わせや副作用、服薬方法などについて、医師とは異なる視点から患者さんをサポートできる専門職ですので、「先生に聞いてください」と伝えるだけではなく、「こういう方法もありますよ」と選択肢をご提案できる存在でありたいですね。
患者さんから「薬剤師さんに相談してよかった」と思っていただけることが、これからの薬局の価値につながるのではないかと思います。

— 地域の皆さんとのコミュニケーションについて、今後どのように取り組んでいきたいですか?

高田 理想は、地域の方から「薬のことならコスモス薬局に相談してみたら」と自然に名前が挙がる存在になることであり、そのためには、訪問薬局や在宅医療など、薬局が地域で担える役割をもっと知っていただく必要があります。
医療は最終的に「この人なら安心して任せられる」という信頼関係が何より大切です。
もちろん、薬剤師個人を前面に出すような発信にはプライバシーや安全面の課題もありますので、SNSなどで無理に個人をアピールする必要はないと思っています。
それよりも、目の前の患者さん一人ひとりと誠実に向き合い、「相談してよかった」と思っていただける関係を積み重ねていくことが、地域から選ばれるかかりつけ薬局への一番の近道だと考えています。
髙田寛之薬事事業部部長

— ここまでお話を伺っていると、「同じ薬剤師が継続して患者さんと向き合うこと」の大切さがよく伝わってきます。そうした関係性を築く「かかりつけ薬剤師」には、どのような算定要件があるのでしょうか?

柴田 「かかりつけ薬剤師」の算定要件は近年見直され、現在は管理薬剤師として同一の薬局に3年以上勤務していることが求められており、同じチェーン内であっても店舗を異動している場合は対象にならず、「同一店舗で3年以上勤務していること」が条件です。
例えば、一般薬剤師として勤務した後に管理薬剤師へ昇格した場合でも、同じ店舗での勤務期間が通算3年以上であれば要件を満たします。
さらに、「薬局に勤務する保険薬剤師の平均在籍期間が1年以上であること」も算定要件の一つです。
近年は大手チェーンを中心に人事異動が多いケースもありますが、こうした要件が設けられている背景には、患者さんと長く信頼関係を築き、地域に根差した継続的な服薬支援を行うことが、かかりつけ薬剤師の重要な役割として求められているからだと考えています。
柴田和宏代表

— 患者さんにとっては、いつも同じ薬剤師が対応してくれることも安心感につながると思います。コスモス薬局では、担当する薬剤師が変わることは少ないのでしょうか?

柴田 基本的に管理薬剤師は異動せず、各店舗のスタッフもできるだけ固定しており、応援のため一時的に他店舗へ行くことはありますが、所属店舗が変わることはほとんどありません。
そのため、患者さんとは日頃から顔を合わせながら信頼関係を築くことができ、「いつもの薬剤師だから安心して相談できる」という環境があります。
こうした関係性があるからこそ、将来通院が難しくなった際にも、「それでは今度は私たちがご自宅へ伺いますね」と、外来から訪問薬局へスムーズに移行できるケースも少なくありません。
地域の患者さんの人生に長く寄り添えることは、私たちの大きな強みだと考えています。
柴田和宏代表

— 最後に、5年後、10年後を見据えた薬局のビジョンを教えてください。

柴田 私が目指しているのは、「この街で医療のことなら、まずコスモス薬局に相談しよう」と地域の皆さんに思っていただける存在です。
薬を受け取る場所ではなく、健康や在宅医療、介護まで気軽に相談できる、地域のかかりつけ薬局になりたいと考えています。
また、これから5年、10年でAIはさらに進化し、薬剤師の働き方も大きく変わると考えており、現在は服薬指導と同じくらい記録業務に多くの時間を費やしていますが、今後はAIが会話を自動で整理し、調剤報酬の要件に沿った記録まで作成できるようになるかもしれません。
そうなれば、薬剤師はパソコンではなく、目の前の患者さんと向き合う時間をより多く確保できるようになります。
テクノロジーが進歩しても、人に寄り添い、対話を重ねるという薬剤師の本質的な役割は変わりませんので、私たちは地域の皆さんにとって最も身近で相談しやすい存在であり続けたいと思っています。
薬剤師だからこそできる専門的なアドバイスと、患者さん一人ひとりに寄り添う温かな対応で、これからも地域の皆さまの安心した暮らしを支えてまいりますので、不安なことや気になることがあればお気軽にご相談ください。
お薬の管理や訪問薬局について、お気軽にご相談ください
「薬の飲み忘れが増えている」「薬が余って整理できない」「薬局まで通うことが難しくなってきた」などのお困りごとはありませんか。
コスモス薬局では、薬剤師がご自宅を訪問し、お薬のお届けだけでなく、服薬状況の確認や残薬の整理、飲みやすい方法のご提案、医師・ケアマネジャー・訪問看護師との連携まで、一人ひとりの生活に合わせてサポートしています。
ご本人・ご家族からのご相談はもちろん、在宅療養中の患者さまを担当されている医療・介護関係者からのご相談も承ります。訪問薬局を利用できるか分からない段階でも、まずはお気軽にお問い合わせください。
※電話相談:0564-25-0111
※相談だけでも構いません。状況を伺い、利用できるサービスを一緒に考えます。

岡崎市・安城市・常滑市で展開するコスモス薬局の店舗・サービス情報

コスモス薬局中町店

営業日

平日 8:45~18:00
土曜 8:45~14:00
24時間、薬剤師が調剤の依頼や電話相談に対応しております。

サービス内容

居宅・在宅療養管理指導 、服薬管理指導、一般薬販売

処方箋をLINEで予約

病院やクリニックで診察後、スマホで処方箋画像を事前に送信し、お薬が準備でき次第LINEで通知が来ます。病院の会計待ちや帰宅前に送信すると、薬の受け取りがスムーズになります。
❏ さらに詳しくはこちら

オンライン薬局対応

スマートフォンのビデオ通話(LINE通話)を通じて、患者さまが自宅や仕事場等で薬剤師から処方された薬の服用方法を説明いたします。また、薬の配送も対応しています。
❏ さらに詳しくはこちら

マイナンバーカードの健康保険証利用

2021年10月20日から、マイナンバーカードを医療機関や薬局で健康保険証として利用できるようになりました。
マイナンバーカード保険証のメリット
・高額療養費制度が自動で適用されますので、手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除されます。
・薬薬剤師が健康診断情報や他の薬局で受け取った薬の情報を確認できるため、より安全な薬物治療が期待できます。
❏ さらに詳しくはこちら

在宅医療「薬剤師訪問サービス」

患者さまが自宅で快適に過ごすための在宅医療サービスを提供しております。
・ご自宅までお薬をお届けします。
薬剤師がお薬をご自宅までお届けし、服用方法や効能について詳しくご説明いたします。来局時に介助が必要な患者さまや、付き添うご家族の負担を軽減します。
・薬剤師が余っているお薬を整理します。
薬剤師が家にある飲み忘れたお薬を整理することで、今後処方されるお薬の量を減らし、医療費の負担軽減のお手伝いをします。
・在宅医療チームとの連携します。
医師、看護師、ケアマネジャーと綿密な連絡・連携を行うことによって、患者さまにとってより良い在宅医療を提供していきます。
❏ さらに詳しくはこちら

薬局一覧

お問合せ

〒446-0072
愛知県安城市住吉町5丁目15番1
TEL:0564-25-0111
WEB:https://www.arena-ph.jp/

コスモス薬局・柴田和宏代表のプロフィールと薬剤師としての経歴

柴田和宏代表のプロフィール
経歴:
1989年 名城大学薬学部 卒業
1989年 協立総合病院 薬局勤務 外来薬剤師
1990年 腎病棟薬剤師
1992年 トーレ・フジバイオニクス 学術・営業
1995年 有限会社ライフ 豊臣調剤薬局 管理薬剤師
1998年 有限会社ライフ 中川調剤薬局 管理薬剤師
1999年 有限会社大幸堂薬局 大幸堂薬局 古知野店 管理薬剤師
2000年 有限会社ハローメディカル ハロー薬局 如意店 勤務薬剤師
2000年 有限会社ハローメディカル ハロー薬局 春日井店 勤務薬剤師
2001年 有限会社ハローメディカル ハロー薬局 北里店 管理薬剤師
2002年 六輪病院 病棟薬剤師
2003年 有限会社アリーナ 代表取締役

コスモス薬局・髙田寛之薬事事業部部長のプロフィールと薬剤師としての経歴

髙田寛之薬事事業部部長のプロフィール

経歴:

2005年 東京薬科大学薬学部卒

資格・学会:

薬剤師
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師
緊急避妊薬販売薬剤師

岡崎市・安城市・常滑市のかかりつけ薬局・訪問薬局に関するよくある質問

Q1. かかりつけ薬局と訪問薬局には、どのような違いがありますか?
A. かかりつけ薬局とは、処方箋を受け付けるだけでなく、患者さんが使用している処方薬や市販薬、健康食品などの情報を継続的に把握し、薬の飲み合わせや重複、副作用、服用方法などについて相談できる身近な薬局です。
訪問薬局とは、通院や薬局への来店が難しい方の自宅や入居施設を薬剤師が訪問し、薬のお届けや服薬支援、薬の保管状況の確認などを行う薬局を指します。薬局によって訪問できる地域や対応内容が異なるため、事前の確認が必要です。
Q2. 訪問薬局は、どのような人が利用できますか?
A. 訪問薬局による訪問薬剤管理は、病気やけが、身体機能の低下などにより、医療機関や薬局へ通うことが難しい方が主な対象です。
例えば、寝たきりの方、認知症などにより薬の管理が難しい方、退院後に自宅で療養している方、複数の薬を服用している方、医療的なケアを受けながら生活している方などが利用を検討できます。利用には、原則として医師による訪問の指示や本人・家族の同意が必要となるため、主治医や薬局へ相談してください。
Q3. 訪問薬局の薬剤師は、薬を届ける以外に何をしてくれますか?
A. 訪問した薬剤師は、処方薬を届けるだけでなく、薬が正しく服用できているか、飲み忘れや飲み残しがないか、副作用と思われる症状がないかなどを確認します。
必要に応じて、一包化や服薬カレンダーなどを活用した服薬支援、残薬の整理、薬の保管方法に関する助言も行います。また、患者さんの服薬状況や体調の変化を医師、訪問看護師、ケアマネジャーなどへ共有し、在宅療養を多職種で支援します。
Q4. 岡崎市・安城市・常滑市で、かかりつけ薬局や訪問薬局を探すにはどうすればよいですか?
A. まずは、現在利用している薬局に、かかりつけ薬局として継続的な相談ができるか、在宅訪問に対応しているかを確認してみましょう。
訪問に対応していない場合は、主治医、病院の医療相談室、地域包括支援センター、ケアマネジャー、訪問看護ステーションなどへ相談する方法があります。愛知県薬剤師会などが公開している薬局検索情報から、岡崎市・安城市・常滑市の在宅医療対応薬局を調べることもできます。
薬局を選ぶ際は、訪問可能な地域、夜間・休日の相談体制、麻薬や無菌調剤への対応、医療・介護関係者との連携実績なども確認するとよいでしょう。
Q5. 訪問薬局を利用する場合、費用はどのくらいかかりますか?
A. 訪問薬局の費用には、薬そのものの代金に加えて、薬剤師による訪問や薬学的な管理に関する費用がかかります。利用者の状況によって医療保険または介護保険が適用され、自己負担割合、訪問先の居住形態、同じ建物で訪問を受ける人数などにより負担額が異なります。
薬局独自の配送料や交通費などが発生する場合もあるため、利用を始める前に、保険適用後の自己負担額や保険外費用の有無を薬局へ確認してください。訪問を希望する場合は、主治医、ケアマネジャー、訪問看護師、利用中の薬局などへ相談すると手続きを進めやすくなります。
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岡崎市・安城市・常滑市で地域密着の訪問薬局経営|柴田和宏薬剤師の挑戦