江戸川区は、東京都の東部に位置し、面積は49.90平方キロメートルで、23区内で4番目に広い区です。地形は平坦で、荒川や中川、旧江戸川などの河川が流れ、水と緑が豊かな環境が特徴です。住宅地が多く、家族世帯が多い地域として知られています。

2024年1月1日現在、江戸川区の総人口は689,961人で、そのうち65歳以上の高齢者は146,961人、高齢化率は21.3%です。高齢者人口は増加傾向にあり、今後もさらなる増加が予想されています。

医療機関については、区内に一般診療所が432施設（人口10万人あたり82.39施設）、病院が20施設（同3.81施設）、薬局が237施設（同45.20施設）存在し、住民の医療ニーズに対応しています。また、在宅療養支援診療所は60施設（同11.44施設）、在宅療養支援病院は7施設（同1.34施設）あり、在宅医療の体制も整備されています。

介護サービスに関しては、訪問型介護施設が139施設、通所型介護施設が103施設、入所型介護施設が47施設、特定施設が15施設、居宅介護支援事業所が69施設、福祉用具事業所が37施設あり、高齢者の多様な介護ニーズに応えています。

江戸川区では、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を続けられるよう、「在宅医療・介護連携推進事業」を展開し、医療と介護の関係機関が連携して包括的かつ継続的なサービス提供体制を整備しています。具体的な取り組みとして、地域の医療・介護資源の把握や、関係者間の情報共有を促進する「かいごにべんりノート」の活用があります。また、24時間対応可能な訪問介護・看護事業所のサービス提供や、夜間・休日の在宅療養相談窓口を設置し、切れ目のない支援体制を構築しています。

さらに、江戸川区医師会は在宅医療・介護連携推進事業会議を定期的に開催し、多職種連携研修や区民向け講演会を実施しています。これにより、医療・介護関係者の連携強化と地域住民への普及啓発を図っています。

これらの取り組みにより、江戸川区は高齢者が地域で安心して暮らせる環境づくりを推進しています。

江戸川区ホームページ内にある在宅医療や介護に関するコンテンツや相談窓口などをご紹介になります。在宅医療や介護について理解を深めることができますので、ぜひご活用ください。

江戸川区内にある在宅療養支援診療所/在宅療養支援病院、訪問看護ステーション、在宅療養支援歯科、訪問薬局、居宅介護支援事業所を15の日常生活圏域ごとにまとめました。お住まいの住所と照らしあわせて、在宅医療機関をお探しの場合にご活用ください。