当院は2015年に開業し、10周年を迎えました。那覇市を中心に、常時400名以上の在宅療養を支援しています。他事業所との連携を図りながら早期対応を行い、療養場所で安心して生活を続けられるよう支援しています。また、担当患者の看取り率は8割を超えています。
超音波検査や内視鏡検査、関節注射、痙縮に対するボトックス注射、内服の抗がん剤治療、最近リリースされた各科の内服薬や注射薬にもできる限り対応できるよう努めており、在宅で可能な治療を最大限行える準備を整えています。ただし、本人や家族が望まない積極的医療に進まないよう促すことも重要です。
看取り実績は在宅医療の質を評価する重要な指標の一つです。救急搬送や入院をできるだけ減らし、看取り率を向上させることも在宅医療の使命だと考えています。そのためには医療側が本人や家族に安心感を与えることが重要です。本人や家族の性格や生活史、価値観に共感し肯定しながら寄り添う医療は、生活を間近でみる在宅医療ならではのアドバンテージがあります。
さらに当院はBリーグ琉球ゴールデンキングスのオフィシャルパートナーでもあり、今後も地域を支える活動に積極的に挑戦していきたいと考えています。（石田吉樹院長からのコメント）