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リハビリデイサービスの未来を切り拓く三好氏の挑戦 ― リハビリ強化型デイサービス・通所経営のリアル ― 最終更新日:2025/11/19

リハビリデイサービスの未来を切り拓く三好氏の挑戦 ― リハビリ強化型デイサービス・通所経営のリアル ―
リハビリデイサービスの質向上やリハビリテーションマネジメント加算への対応、さらには稼働率改善に悩む事業所は少なくありません。本記事では、リハビリ強化型デイサービスの運営、現場と経営を熟知したコンサルティング、そして全国300を超える通所支援に携わる三好氏のキャリアと実践知を深掘りします。通所経営の要である集客・稼働率アップの方法から、誰もが支え合える地域づくりまで、リハビリの未来を見据えた取り組みをご紹介します。

リハビリデイサービスに導かれたキャリアパス ― リハビリテーションマネジメント加算にもつながる専門性の原点 ―

— まず、三好さんが作業療法士を目指されたきっかけから教えていただけますか?

私が学生だった頃は、いわゆる就職氷河期、「ロスジェネ世代」でした。「手に職を」という風潮が強く、私自身も大学卒業後に民間企業へ就職するよりも、医療系の専門職に進みたいと考えていました。色々と調べる中でリハビリテーションに興味を持ち、専門学校なら3年で資格が取得できると知ったことがきっかけです。早く社会に出て自立したいという思いもあり、作業療法士の道を選び、1997年に資格を取得しました。

— 数ある医療職の中で、リハビリテーションに惹かれたのはなぜでしょうか?

当時はまだ男性看護師が少なく、臨床工学技士や放射線技師といった選択肢もありましたが、それらは検査業務が中心で、機械と向き合う時間が長いイメージがありました。私はもっと患者さんに直接触れ合い、密接に関わる仕事がしたいと考えていたので、リハビリ職が魅力的に映りました。

— 学生時代はどのような環境で学ばれたのですか?

私の母校は社会人入試制度があり、学生の年齢層も出身地も様々でした。当時はまだリハビリの養成校自体が少なかったこともあり、半分以上が社会人経験者でしたね。私は現役で入学しましたが、30代-半ばの方や、一度社会人を経験した20代の方など、多様な経歴を持つ仲間と学べたことは非常に刺激的で、とても楽しい3年間でした。

— 1997年から作業療法士としてのキャリアをスタートされますが、臨床現場で働かれる中でどのようなことを感じられましたか?

卒業後は病院に勤務し、作業療法士としてリハビリ業務に携わりました。しかし、当時はまだ介護保険制度がなく、病床機能も分化していなかったため、リハビリで身体機能が回復しても、自宅に帰れる環境が整っていない患者さんが多くいらっしゃいました。むしろ「良くなると退院させられてしまう」という不安から、リハビリを拒否されることさえありました。この経験から、仕事の意義を見出すのが難しくなり、一度臨床の現場を離れる決意をしました。

— そこから教員の道へ進まれたのですね。

はい。母校の先生に相談したところ、当時は教員のなり手が少なかったこともあり、「一度学校に戻って、これからどうするか考えてみたらどうか」と声をかけていただき、教員として働くことになりました。そこから約10年間、教育現場に身を置くことになります。

— 教育現場での10年間は、三好さんにとってどのような期間でしたか?

私が教員になった頃、リハビリブームが到来し、養成校が一気に増えました。その結果、経験の浅い卒業生が大量に現場に出ることになり、多くの職場で教育システムやマネジメント体制が追いついていないという新たな課題に直面しました。同時に、2000年に始まった介護保険制度によって介護施設の数も急増しましたが、こちらも同様にマネジメント不足という問題を抱えていました。この状況を目の当たりにし、リハビリと介護、両分野の人材マネジメントを誰かが担わなければならないと強く感じ、独学で経営の勉強を始めました。さらに学びを深めるため、教員として働きながら2003年からは佛教大学、2007年からは日本福祉大学の通信教育課程で学び続けました。専門の研修会も少なかった時代でしたので、一般企業向けのビジネスセミナーなどにも積極的に参加していましたね。

リハビリ強化型デイサービスの運営視点 ― 現場と経営を知る独自コンサルティングの磨き方 ―

— 教員をされながら、株式会社メディックプランニングを設立された経緯について教えてください。

独学でマネジメントを学ぶ中で、セミナー開催やコンサルティングの依頼が増えてきたことから、2007年に個人事業として「メディックプランニング」を創業しました。当時は教員の仕事と並行する、今でいう副業のような形でしたね。昼間は教員として働き、夕方から病院で会議、土日はセミナーという生活でした。ありがたいことに依頼は増え続け、やがて教員の給料の倍以上を外部で稼ぐようになり、34歳の時に独立を決意し、2013年には法人化を果たしました。

— 法人の理念として「リハビリテーションで生涯現役社会をつくる」を掲げていらっしゃいます。この言葉に込めた思いをお聞かせください。

この理念は、2014年に自社でリハビリ特化型デイサービスを立ち上げた際に、スタッフと共有するために作ったものです。障害を負ったり、歳を重ねたりすることでできなくなることが増えても、「自分らしさを諦めない」「その人らしく生きることを支えるのが私たちの仕事だ」という思いを込めています。単に身体機能を回復させるだけでなく、その人らしい人生を支えることこそが、リハビリテーションの本質だと考えています。

— 全国でコンサルティングをされていますが、他のコンサルティング会社と比較して、メディックプランニングならではの特長や強みはどこにあるのでしょうか?

最大の強みは、私自身が「臨床」「教育」「経営」そして「コンサルティング」という4つの異なる立場をすべて経験していることです。多くのコンサルタントの方は現場経験がなかったり、経営の視点がなかったりしますが、私は作業療法士として現場を知り、養成校で教鞭をとり、そして今も自社でデイサービスを経営しています。だからこそ、机上の空論ではない、現場で本当に使えるリアルなノウハウを提供できます。経営者の視点と現場スタッフの視点、その両方を理解した上で、集客からスタッフ教育、採用、介護報酬改定対策などの収益改善まで、ワンストップでサポートできるのが我々の特長です。

— 2014年に始められた、ご自身のリハビリ特化型デイサービスの運営はいかがでしたか?

設立当初は全くうまくいきませんでした。私は教員時代、平社員の経験しかありませんでしたから、急に社長という立場になり、スタッフとの関わり方に非常に悩みました。さらにコロナ禍ではスタッフが半数以上辞めてしまうという危機も経験しましたが、それを機にチームを再構築し、今では登録利用者数100名弱、スタッフ6〜7名という規模で、過去最高の売上を達成できるまでになりました。この自社での試行錯誤の経験そのものが、コンサルティングの説得力にも繋がっていると感じます。

— 障がい者福祉事業も展開されていますが、こちらについても詳しくお聞かせいただけますか?

これまでグループホームを運営してきましたが、こちらは今月で売却し、新たに「就労継続支援B型(就労B)」事業所を立ち上げました。グループホームは入所施設で生活支援が中心のため、私がより力を入れたいプログラム的な活動に限界を感じていました。その点、就労Bは通所型で「仕事」が中心なので、より能動的で多様な活動が可能です。具体的には、清掃業務をはじめ、コーヒー豆の焙煎と通信販売、企業のSNS運用代行、農業など、一般企業とも連携しながら、利用者さんが社会と繋がるための様々な仕事を生み出していく計画です。

— 書籍も多数執筆されていますが、どのようなテーマが多いですか?

「リーダーシップ」に関するテーマでの依頼が最も多いです。経営そのものというよりは、「現場をどう変えるか」「部下をどう率いるか」といった、入所施設やデイサービスなど現場の管理者に向けた内容が中心です。特に、最初に出版した『マンガで分かる介護リーダーのしごと』は、管理者教育の機会が少ない介護現場の方々から大きな反響を呼びました。

通所経営の要である稼働率UPの実践 ― リハビリデイサービスを支える「通所+20%アカデミー」の全貌 ―

— 今回、新たに「通所+20%アカデミー」というサービスを始められたそうですね。多くのリハビリデイサービスが経営に苦しむ中、どのような想いでこのアカデミーを立ち上げたのでしょうか?

はい。通所+20%アカデミーは、その名の通り通所リハビリや通所介護といった通所系の事業所を専門にサポートするオンラインスクールです。私が多くの事業所を見てきて感じるのは、年間464施設も閉鎖に追い込まれる事業所の多くは、決してサービスの質が低いわけではない、ということです。むしろ、皆さん本当に良いサービスを提供されています。それなのに、集客の仕組みがないというだけで、事業を続けられなくなってしまう。これは非常にもったいないことです。私たちの本来の仕事は、利用者さんへのケアサービスであって、集客ではありません。だからこそ、このアカデミーを通して集客という課題を速やかにクリアしていただき、皆さんには本来やりたかったはずの、質の高いケアサービスに思う存分集中してほしい。それを実現するのが、このアカデミーの最終的な目標です。

— なるほど。6ヶ月間のコースを進めていくとお伺いしましたが、具体的にその中でどのようなことを学べるのでしょうか?

アカデミーでは、経営の安定化に不可欠な「集客」を入り口に、現場のサービス改善までをワンストップで学びます。具体的には、動画教材と月2回のオンラインスクールを通じて、まず自分たちのサービスの「本当の強み」を地域のニーズと照らし合わせて明確にしていきます。そして、その強みを効果的に伝えるためのパンフレットの作り方や、ケアマネジャーへの営業方法を学び、実践します。集客が安定してきたら、次は内部の体制強化です。スタッフの役割分担や教育システムの構築、さらには収益の柱となる稼働率80%までもっていき経営者が「安心・安全」な経営がきるような質の高いサービス体制の構築まで、経営から現場までを一気通貫でサポートするのがこのコースの大きな特徴です。

— アカデミーの特長として「特別なスキルも知識もいらない」と伺いましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか?

多くの方が、集客には巧みな営業トークや専門的なマーケティング知識が必要だと思い込んでいます。しかし、本質はそこではありません。重要なのは「何を伝えるか」です。多くの通所が陥りがちなのが、自分たちの提供するプログラムの素晴らしさを一方的にアピールしてしまうことです。ですが、ケアマネジャーさんや利用者さんが本当に知りたいのは、そのプログラムの内容ではなく、「それを利用することで、自分の生活がどう変わるのか」という未来像です。

— なるほど。自分たちの言いたいことと、相手が聞きたいことの間にズレが生じているのですね。

その通りです。例えばダイエットジムの広告で、「痩せた人の写真」もなしに、ただトレーニングメニューだけを羅列されても魅力は伝わりませんよね。それと同じで、「何をするか」ではなく「どうなれるか」という変化を伝えることが重要なのです。この「伝えるべき本質」を理解し、正しい型に沿って実践すれば、特別なスキルがなくても成果は出せます。「通所+20%アカデミー」では、初めて本格的に通所の集客やマネジメントに取り組む方向けに、誰にでも実践できるように体系立ててお伝えします。

— 素晴らしいですね。料金は6ヶ月で30万円とのことですが、費用対効果についてはいかがでしょうか?

月額に換算すると5万円ですが、これは利用者さんが1人増えるだけで、すぐに回収できる投資額です。実際、多くの方が半年で100万円ほどの売上増を達成しています。現在、通常価格60万円(入会金10万円+受講料50万円)のところを半額でご参加いただけるキャンペーンも実施中です。

— アカデミーのコース以外にも、何か特別なサポートはあるのでしょうか?

はい。とにかく「時間がない」という多忙な経営者・管理者の方のために、「丸投げパック」というオプションもご用意する予定です。パンフレット作成から印刷、封入、郵送まで、集客に関わる実務を全てこちらで代行します。この作業は、先ほどお話しした就労継続支援B型事業所と連携して行うことで、低価格での提供が可能です。また、アカデミー修了後も、より緩やかに、低価格で繋がり続けられるオンラインコミュニティも構想中です。

— これだけ充実した内容だと、ぜひ参加してみたいという方も多いと思います。参加方法を教えてください。

まずは月に3~4回開催している無料の体験セミナーにお越しください。そこでサービスの詳細や、すぐに実践できるノウハウの一部をお伝えしていますので、お気軽にご参加いただければと思います。

リハビリ強化型デイサービスが拓く未来 ― 多職種連携で誰もが支え合える社会へ ―

— 三好さんが描く、10年後のリハビリ・介護の世界とはどのようなものでしょうか?

まず、現在のリハビリ・介護業界が抱える大きな課題として、2つの「壁」があると考えています。一つは、支援を受ける側、つまり障害のある方や高齢者の方々自身が「もう自分にはできない」と諦めてしまう心の壁。そしてもう一つは、支援を提供する側の専門職が「自分の仕事はここまで」と役割を限定してしまう職種の壁です。特に専門職は、自分の領域を狭く捉えがちで、利用者さんの持つ可能性に蓋をしてしまっているケースが少なくありません。

— なるほど。支援する側とされる側、双方に課題があるのですね。

はい。これからの10年、支援を必要とする人々はますます多様化していきます。もはや「身体機能が回復すれば社会復帰できる」という単純な話ではありません。だからこそ、専門職同士が職種の垣根を越えて連携し、医療機関や介護施設のような専門機関だけでなく、地域社会全体で一人ひとりを支えていく仕組みが必要不可欠になると考えています。

— その中で、三好さん自身はどのような役割を果たしていきたいですか?

私は、その「垣根」を越えるための「触媒」のような存在になりたいですね。臨床、教育、経営、コンサルティングと、私の複雑なキャリアだからこそ見える多角的な視点を活かして、業界全体をバージョンアップさせていくお手伝いができればと考えています。また、専門職だけでなく、一般の方々も巻き込んでいきたい。「誰かを助けたいけれど、方法がわからない」と感じている地域の方々と、支援を必要とする人々を繋ぐ「接点」を作っていくことも、私の重要な役割だと捉えています。

— 具体的に取り組んでいることはありますか?

最近始めたのが、リハビリデイサービスの利用者さんと一緒に旅行に行く企画です。これは、コロナ禍でお客さんが減って困っていた地元の旅行会社さんと連携して生まれました。旅行にはうちのスタッフも同行しますが、彼らには旅行会社からアルバイト代が支払われます。利用者さんは、通院や買い物は家族に頼めても、「遊びに連れて行って」とは言い出しにくいという現実があります。しかし、介助に慣れた顔なじみのスタッフと一緒なら、安心して旅行を楽しむことができます。この企画は、利用者さん、旅行会社、そしてうちのスタッフにとってもメリットがある、「三方よし」の取り組みなんです。

— 非常に面白い取り組みですね。まさに垣根を越えた連携と言えますね。

はい。こうした活動を通じて、介護やリハビリがもっと社会に開かれたものになるよう、これからも様々な仕掛けをしていきたいですね。

— 最後に、この記事を読んでいる医療機関や介護施設の経営者・管理者の方々へメッセージをお願いします。

今、リハビリ・介護業界はあらゆる場所で大きな変革が求められています。私は、その変化の最前線にいると自負しています。リハビリデイサービスの経営や全国での300事業所以上のコンサルティングの実践経験から、稼働率、人材不足、業務の効率化、介護報酬改定など皆様が抱える課題に対して、私の全ての経験を活かしてサポートさせていただきます。もし何かお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご連絡ください。一緒に、より良い未来を作っていきましょう。

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株式会社メディックプランニング

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お問い合わせ

〒700-0834
岡山市北区天瀬南町7-11-2
TEL:086-234-0086
WEB:https://medicplanning.com/

三好貴之代表のプロフィール

三好貴之代表のプロフィール

経歴:

1997年 岡山健康医療技術専門学校卒
1997年 医療法人社団五聖会児島聖康病院リハビリテーション科
2001年 学校法人本山学園岡山医療技術専門学校専任教員
2003年 佛教大学卒
2007年 日本福祉大学卒
2007年 メディックプランニング設立 代表就任
2013年 株式会社メディックプランニング 代表取締役就任
2018年 岡山大学大学院卒(経営学修士/MBA)

FAQ:「通所アカデミー」でよくある質問

Q1. 事前にマーケティングや集客のスキルや知識は必要ですか?
A. いいえ。まったく必要ありません。初めて集客に取り組む介護現場の職員でもできる方法をお伝えしています。
Q2.講座の参加費以外に別途料金がかかりますか?
A. いいえ。これ以外にかかる費用はありません。
Q3.日程的にオンライン講座に参加できない場合はどうしたら良いですか?
A. 参加できなかった方のために、振り返りの動画をお送りしますので、動画を見てご自身で復習してください。
Q4.分からないことがあれば、質問できますか?
A. はい。Chatworkを使って24時間いつでも質問できます。また、毎回のオンライン講座にてグループコンサルを実施していますのでご安心ください。
Q5.成果保障制度とはどのようなものですか?
A. はい。6か月間で講座の料金が回収できなかった場合、その後は、無料で回収できるまでサポートします。よって、ノーリスクで参加できます。