緩和ケアの経験を浜松市の訪問看護へ|フォーリア訪問看護ステーション小池・平野美佳子管理者 最終更新日:2026/07/31

浜松市を中心に、利用者様が住み慣れた場所で安心して療養生活を送れるよう支援している「フォーリア訪問看護ステーション小池」。管理者を務める平野美佳子さんは、急性期医療の現場で看護経験を積み、緩和ケア認定看護師として患者様とご家族の身体的・精神的な苦痛に向き合ってきました。その経験を地域で活かしたいと考え、現在は訪問看護の現場で、一人ひとりの生活や価値観に寄り添った支援を行っています。本記事では、平野美佳子管理者が看護師を目指したきっかけから、急性期医療、緩和ケア、訪問看護へと活動の場を広げた背景を紹介。地域連携の拠点「フォーリアテラス小池」の役割や、利用者様も看護師も一人にしない組織づくりへの思いについて伺いました。
看護師を目指したきっかけと急性期医療でのキャリア
— 平野さんが看護師を目指されたきっかけは何だったのでしょうか?
高校生までは看護師になろうとはまったく考えておらず、友人が看護師を目指していると聞いても、「どうしてそんなに大変な仕事を選ぶのだろう」と思っていたくらいです。
転機となったのは高校3年生の夏で、受験を控えた大切な時期に体調を崩し、約1か月間入院することになり、周囲が受験勉強に励むなか、自分だけが何もできず、不安や焦りでいっぱいでした。
そんな私を支えてくれたのが病院の看護師さんたちで、親身になって励ましてくださっただけでなく、退院後も食事に誘ってくださり、「こんなに温かく、人として魅力的な人たちがいるんだ」と強く心を動かされ、看護師という仕事を意識する最初のきっかけになりました。

— 看護師以外に興味を持っていた職業はあったのですか?
もともとは文系でしたし、人と関わる仕事に興味があり、本の編集者などを志望していました。浪人してでも希望する進路へ進みたい気持ちはありましたが、家庭の事情もあり進路変更を考えるようになりました。
また、入院中に出会った看護師さんたちの姿が忘れられず、「私もこんなふうに誰かを支えられる仕事をしてみよう」と思い、看護の道へ進む決意をしました。
— 高校卒業後は、どのような学校に進まれたのですか?
当時はまだ4年制大学が少なく、3年制の看護学校が一般的な時代でしたので、自宅から通学できる3年制短期大学へ進学し、実習では友人たちと励まし合いながら厳しい日々を乗り越えました。
— 看護師としてのキャリアはどのようにスタートしたのでしょうか。
実習先の病院なら業務にも早く慣れやすいのではないかと思い、看護実習でお世話になった大学病院を選び、若いうちだからこそ忙しい診療科で経験を積みたいという思いもあり、外科系の病棟勤務を希望しました。
消化器外科に配属となり非常に忙しい部署でしたが、その分多くの経験を積むことができ、仕事もプライベートも全力で過ごした最初の3年半は、私の看護師人生の土台になっています。

— その後はどのようにキャリアを歩まれたのでしょうか?
外科病棟を経験した後、救急・ICUへ異動し、その後約10年間にわたり、超急性期の患者様の看護に携わりました。
外科で一折の看護業務をこなしていたため、ある程度自信をつけていたつもりでしたが、ICU配属直後はその自信が一瞬で打ち砕かれました。
特に当時の医師は非常に厳しく、患者様の状態をただ報告するだけということは許されず「なぜそう考えるのか」「その根拠は何か」と必ず問われました。したがって、バイタルサインや検査データ、水分の出納など、あらゆる情報を総合的に分析し、「患者様は〇〇な経過でしたので、✕✕な症状を呈していると思うのですがいかがでしょうか」と、自分のアセスメントを踏まえて伝えなければ指示をもらうことはできませんでした。
しかし、このICUでの勤務経験を通して、患者様の変化を客観的に捉え、根拠を持って判断する力が自然と身につきました。この頃に培った問題解決思考やアセスメント能力は、現在の訪問看護ステーションでの看護にも大きく活かされています。
急性期医療の経験を活かし、緩和ケア認定看護師の道へ
— 急性期医療から緩和ケアへ関心が移ったきっかけを教えてください。
ICU勤務の後に脳神経外科と耳鼻咽喉科の混合病棟へ異動し、がん患者様と関わる機会が増えました。しかし、手術や放射線治療を終えた患者様は、治療は終わったけれど十分に食事も摂れず体力が落ちた状態で退院されることが多く、「このままで本当に大丈夫なのだろうか」と感じる場面が少なくありませんでした。
そこで病院のNST(栄養サポートチーム)の立ち上げに携わり、栄養サポートチーム専門療法士の資格を取得して組織横断的に病棟を回りながら、病棟勤務の傍らで栄養管理や嚥下リハビリテーションにも取り組みました。その後外科病棟へ戻ってからは退院支援にも力を入れるようになりました。
外科病棟に3年ほど勤めた後に、私にとっては初めての内科系の病棟、血液内科病棟へ異動となりました。血液疾患の患者様の多くは化学療法や移植治療を続ける中で、入退院を繰り返し、最終的には亡くなってしまう方が多く、長期間にわたってつらい治療を受けたにも関わらず、安楽な時間があまりにも少ないことに衝撃を受けました。
そのような患者様ご本人を支えたいというのはもちろんですが、それ以上に「その療養の過程に寄り添い疲労や悲嘆を抱えたご家族」や、「長い療養の期間を共に闘い、一緒に泣いて一緒に笑ってケアに携わってきた患者様が、治療のかいなく亡くなられる毎日にやりがいを見失いそうになっている病棟の仲間たち」を支えたいと思うようになりました。
「ケアする人をケアする」という志を抱き、血液内科所属中に緩和ケア認定看護師養成校を受験し、緩和ケア認定看護師資格を取得しましたその後は病院の「緩和ケアチーム」の専従として、組織を横断して各病棟を回り、自宅退院に向けた困難な調整などにも携わるようになりました。

— その後、訪問看護へ進もうと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
大学病院でのチーム専従としての活動は非常にやりがいがありましたが、組織が大きい分、次第にマニュアル作成やデータ集計、研究などのデスクワークが増え、患者様と向き合う時間が少なくなっていきました。
また、急性期病院では患者様が退院した後の生活や、その方が人生の最終段階をどのように過ごされたのかを見届けることができません。
「私が関わった看護は、本当にその方の幸せにつながっていたのだろうか」という疑問に対する答えを自分の目で確かめたいという思いが強くなり、大学病院を離れて医療施設型ホスピスの立ち上げに参画しました。
そこで訪問看護ステーションと訪問介護ステーションの管理者を兼任し、施設運営にも携わったことで、病院とはまったく異なる在宅医療の現場を経験することができました。
急性期医療で培った高度なアセスメント力と、緩和ケアで学んだ「その人らしい人生を支える看護」。その両方を生かせる場所こそが、私にとっての訪問看護なのだと実感しています。

— 「医療施設型ホスピス」ではどのような方を対象にケアを提供されていたのでしょうか?
ご利用者様の7〜8割は終末期のがん患者様で、残りの1〜2割が神経難病の方でしたので、入退居のサイクルは非常に早く、平均在籍日数は約1か月でした。
中には入居からわずか2時間で旅立たれた方もいらっしゃれば、約1割の方は3日以内にお看取りとなるなど、一日一日が非常に濃密な現場でした。
だからこそ、私たちは「最期だから仕方がない」と考えるのではなく、「残された時間で何ができるか」を常に大切にしており、ご本人が穏やかに過ごせることはもちろん、ご家族が「できる限りのことはできた」と心から思える時間をつくることが、私たちの重要な役割だと考えてケアに携わっていました。
患者様は亡くなってしまわれますが、その後もご家族は人生を歩み続けます。だからこそ、ご家族の悲しみや後悔を少しでも和らげられるよう、患者様だけでなくご家族への支援にも力を注いできました。
そのためには、看護師だけではなく、介護スタッフも含めて「家族ケア」や「看取り」に対する価値観を共有し、誰もが同じ方向を向いて支援できる体制づくりに3年間取り組みました。
その結果、ご家族が主体となって最期の時間を見送るケースが7割を超え、ご家族からも「悔いなく見送ることができた」というお言葉をいただける機会が増えていきました。
緩和ケアから訪問看護へ|看護師としての新たな挑戦
— 医療施設型ホスピスでも訪問看護ステーションの管理者を兼任していたと伺いましたが、在宅中心の訪問看護に興味を持つようになったのはいつ頃なのでしょうか?
医療施設型ホスピスでの経験は非常に貴重でしたが、会社組織が急速に拡大する一方で、「自分は本当に患者様と向き合えているのだろうか」と考えることも増えていきました。
また、施設で多くの方と関わるなかで、「自ら在宅を選んだ方」と「自宅以外に選択肢がなかった方」の両方を見てきたので、どのような状況であっても、その人らしく自宅で生活し、最期まで自分らしい人生を送れるよう支えたいという思いが強くなったのです。
私は人生の最終段階であっても「自立支援」が何より大切だと考えており、すべてを私たちが代わりに行うのではなく、ご本人が最後まで自分で選び、自分らしく生きることを支える看護を実践したいという思いから、在宅訪問看護の道へ進む決意をしました。
— 数ある訪問看護ステーションの中で、「フォーリア訪問看護ステーション小池」へ入職された決め手は何だったのでしょうか。
転職活動はエージェントを通じて行っていましたが、実は以前お世話になった先生から、「新しい訪問看護ステーションの立ち上げを一緒にやってほしい」とお声掛けをいただいていました。
とてもありがたいお話でしたが、当時の私は訪問看護のネットワークや地域とのつながりが十分とは言えず、ゼロから一人で立ち上げを担うにはまだ経験不足だと感じていました。
一方で、大手資本の訪問看護ステーションでは訪問件数や売上などの数字が重視され、管理業務に追われてしまうケースも少なくありません。
そのような環境ではなく、まずは現場で在宅医療をしっかり学びながら、利用者様に寄り添う管理者になりたいと考えていたところ、フォーリアには前任の管理者がおり、既に運営基盤が整っていました。
現場で学びながら、少しずつ役割を引き継げる環境があったことが入職を決めた大きな理由です。

訪問看護についてお気軽にお電話ください
浜松市の地域連携拠点「フォーリアテラス小池」とは
— 「フォーリアテラス小池」とは、どのような施設なのでしょうか。
フォーリアテラス小池は、「訪問看護ステーション小池」と「ケアプランフォーリア」の新たな拠点として2025年7月にオープンし、その後、訪問看護ステーション小池は一時休止となりましたが、2026年7月にフォーリア訪問看護ステーション小池として営業を再開しています。
施設はカフェのような開放的な空間になっており、「テラス」という名前には、地域の皆さんや医療・介護・福祉に携わる方々が気軽に立ち寄り、人と人が自然につながる場所にしたいという思いが込められています。
施設内には多職種が情報交換できるスペースも設けており、地域の医療・介護・福祉関係者が集まりやすい環境づくりにも力を入れています。
私たちは看護だけを提供するのではなく、ケアマネジャーや薬剤師、栄養士など多職種と連携しながら、地域包括ケアを支える拠点として、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる環境づくりに貢献したいと考えています。

浜松市で専門性の高い看護を届ける訪問看護ステーション
— フォーリア訪問看護ステーション小池ならではの強みを教えてください。
現在は私を含めて3名という少人数体制ですが、一人ひとりが高い専門性を持っていることが最大の強みであり、医療依存度の高い利用者様であっても、安心してお任せいただける体制を整えています。
一人は訪問看護歴15年以上のベテランで、小児から高齢者、精神科訪問看護まで幅広い経験を持ち、あらゆる在宅療養を支えることができます。
もう一人は皮膚・排泄ケア認定看護師であり、さらに特定行為研修も修了しているので、褥瘡や下肢潰瘍など専門的なスキンケアを必要とする方にも、高度な知識と技術を生かした看護を提供しています。
そして管理者である私は、急性期病院で培ったアセスメント力と、緩和ケア認定看護師としての経験を生かし、終末期医療や症状緩和、ご本人・ご家族への精神的な支援を強みとしています。
それぞれ異なる専門性を持つ看護師が連携することで、多様なニーズに対応できることが、私たちの訪問看護ステーションならではの特徴です。
もちろん事業として継続していくことも大切ですが、それ以上に、一人ひとりのご自宅へ伺い、本当に支援を必要としている方へ必要な看護を届けることを何より大切にしています。

— 想定している訪問エリア(活動範囲)はどのあたりになりますか?
主な訪問エリアは浜松市の旧中区・旧東区ですが、事業所の近くには幹線道路があり、南北への移動が非常にしやすい立地ですので、単純に「半径〇キロ圏内」という考え方ではなく、道路事情も踏まえながら効率的に訪問できる範囲を柔軟に設定しています。
移動時間をできるだけ短縮し、その分利用者様と向き合う時間を増やすことで、より多くの方へ質の高い訪問看護を提供していきたいと考えています。
そのため、当ステーションから少し距離のある場所にお住まいの方でも、訪問看護のご利用を検討されている場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

— 現在、優先的に進めていることは何になりますか?
今はまず地域で信頼を積み重ねることが最優先だと考えています。
特に、地域のケアマネジャーの皆さんから「困ったらフォーリアに相談しよう」「ここなら安心して利用者さんをお願いできる」と思っていただける存在になることが、今の目標です。
利用者様が増え、地域との信頼関係が深まるなかで、少しずつ仲間を増やしながら、無理なく組織を成長させていきたいと考えています。
そして何より大切にしたいのは、人数を増やすことではなく、同じ理念を持ったチームをつくることです。一人ひとりが利用者様の人生に真摯に向き合い、「その人らしい暮らし」を支えられる訪問看護ステーションであり続けたいと思っています。

— では、「チームを作る」というのは、具体的にはどのような意味なのでしょうか。
訪問看護は基本的に看護師が一人で利用者様のご自宅へ伺う仕事ですので、直行直帰を導入している事業所も多く、スタッフ同士が顔を合わせる機会が少ないケースも珍しくありません。
また、現在は電子カルテやチャットなど便利な情報共有ツールが充実しているため、「記録を見れば分かる」「メッセージを読めば十分」と考えられがちです。
しかし、私はそれだけでは本当の意味で質の高いチーム医療は実現できないと考えており、当ステーションでは直行直帰を採用せず、スタッフ同士が直接顔を合わせて対話する時間を大切にしています。
特に、訪問する看護師が誰であっても、利用者様へ同じ水準の質の高い看護を提供するためには、このような対話の積み重ねが欠かせません。
例えば、「今日はこんなケアをしたけれど、もっと良い方法はないだろうか」「次回はこういう関わり方をした方が利用者様にとって良いのではないか」といった意見交換を日常的に行うことで、一人では気づけない視点や新たなアイデアが生まれます。
毎日ではなくても、週に数回は利用者様についてじっくり話し合うカンファレンスの時間を設け、スタッフ全員の知識や経験を持ち寄りながら、一人ではなく「チームで支える訪問看護」を実践していきたいと考えています。
訪問看護についてお気軽にお電話ください
フォーリア訪問看護ステーション小池では、通院が困難な方を対象に、ご自宅へ伺う訪問診療看護を行っています。病状観察・服薬管理・導尿排便・褥瘡処置・認知症対応などに対応しており、ご自宅で定期的な看護ケア、健康管理を受けていただけます。
ご本人やご家族、医療・介護関係者の皆さまからのご相談を承っています。
ご本人やご家族、医療・介護関係者の皆さまからのご相談を承っています。
利用者様も看護師も一人にしない訪問看護ステーションを目指して
— 今後、どのような訪問看護ステーションを作っていきたいとお考えですか。
当ステーションでは、「ありたい自分を支える」「決して一人にはしない」というキャッチフレーズを掲げ、パンフレットやホームページにも掲載しており、ご利用者様だけでなく、ここで働く看護師へのメッセージでもあります。
病気になれば、「なりたかった自分」を叶えることは難しいかもしれませんが、その方が大切にしてきた価値観や、その人らしい生き方、つまり「ありたい自分」は、最後まで支え続けることができます。
また、療養生活はご家族がそばにいても孤独を感じやすく、「この苦しさは誰にも分かってもらえない」と不安を抱える方も少なくないため、だからこそ私たちは、「決して一人ではありません」という安心感を届けられる存在でありたいと思っています。
一方で、この理念はスタッフにも向けられており、訪問看護は一人で利用者様のもとへ伺う仕事だからこそ、不安や迷いを感じる場面もありますが、「現場では一人でも、後ろにはいつでも相談できる仲間がいる」という安心感があれば、自信を持って利用者様と向き合うことができます。
利用者様もスタッフも、一人で抱え込まない環境をつくることこそが私たちの目指す訪問看護であると考えています。

— スタッフが安心して働ける環境の先には、どのような未来を描いていますか。
私が急性期病院で働いていた頃は、「訪問看護へ転職するとキャリアダウンになる」というイメージを持つ人も少なくありませんでしたが、私はその考え方を変えたいと思っています。
当ステーションで働いた看護師には、「ここで経験を積んだからこそ看護師として成長できた」と実感してもらえる場所にしたいのです。
現在のスタッフは、それぞれ高い専門性を持っており、お互いの知識や経験を共有しながら学び合うことで、看護師としてだけでなく、一人の人間としても成長できる環境を整えていきたいと考えています。
当ステーションを、自分の成長のために思い切り活用してほしいですし、どこへ行っても通用する看護師へと羽ばたいてもらえるよう、人を育てる訪問看護ステーションでありたいと思っていますので、将来的に病棟看護師として復帰したいと考えている方でも構いません。
「訪問看護に興味がある」「訪問看護師として経験を積み、さらにステップアップしたい」という方は、施設見学もできますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

— 今後は地域へ向けた情報発信やセミナーなども予定されていますか。
フォーリアの強みは、母体である薬局フォーリアをはじめ、同じ建物内に居宅介護支援事業所があり、多職種が日常的に連携できる環境が整っていることです。
薬局へ相談すれば、ケアマネジャーや訪問看護にもつながるため、地域の総合相談窓口のような役割を担えることは、大きな強みだと考えています。
また、新設された「フォーリアテラス小池」は、地域の医療・介護・福祉関係者が気軽に集まり、情報交換や勉強会を開催できる場所としても活用していきたいと思っています。
将来的には、「何か困ったらフォーリアテラス小池へ相談すれば大丈夫」と地域の皆さんに思っていただけるような存在を目指していますので、医療や介護についてお困りのことがあればお気軽にご相談ください。

— 現在の訪問看護が抱える課題や悩み、浜松市としての現状についてどのように考えますか?
浜松市では、在宅療養という選択肢があるにもかかわらず、病院や施設を選ばれる方がまだ多いと感じており、私はご本人だけでなくご家族も適度にレスパイト(介護者の休息)を取り入れながら、無理なく在宅生活を続けられる地域になってほしいと願っています。
そのためには、訪問看護だけではなく、病院やケアマネジャー、介護職など多職種との連携をさらに深め、お互いの課題や役割を共有することが欠かせません。
また、災害時の対応などは、まだ各ステーション任せになっている部分もあり、今後は浜松市内の訪問看護ステーション同士が、平時から顔の見える関係を築き、必要な時には自然に助け合える体制をつくっていきたいと思っています。

— 地域全体の課題に対して、今後どのように取り組んでいきたいとお考えですか。
私たちはまだ新しい訪問看護ステーションですので、「どのような看護を大切にしているのか」「どんなスタッフがいるのか」を地域の皆さんに十分知っていただけているわけではありません。
だからこそ、まずは私たち自身を知っていただき、相互理解を深めながら、「一緒に地域を支えていきましょう」と自然に声を掛け合える関係を築いていきたいと考えています。
そのためには、地域の協議会や勉強会などの場を大切にし、一方的に意見を発信するのではなく、お互いが抱える課題や悩みを共有しながら、一つひとつ信頼関係を積み重ねていくことが何より重要だと思っています。
一方で、浜松市でも訪問看護ステーションが増えてきたことで、利用者様の確保という観点から競争意識が生まれやすくなっていることも事実です。
しかし、本来の目的は利用者様の取り合いではなく、地域で安心して暮らし続けられる環境をつくることではないでしょうか。
もちろん事業として継続していくことは大切ですが、それ以上に、多職種が互いを尊重し、協力しながら地域医療を支えていくという本質を忘れてはいけないと思っています。

— 最後に、地域の住民の皆様へのメッセージをお願いします。
フォーリア訪問看護ステーション小池は、まだ立ち上がったばかりの新しい事業所ですが、経験豊富な看護師が集まり、一人ひとりの利用者様と丁寧に向き合える体制を整えています。
私たちが目指しているのは、地域の皆さんに「気がつけば、いつもそばにいてくれる」と感じていただけるような、身近で安心できる存在です。
「これからどんなステーションになっていくのだろう」と楽しみに見守っていただきながら、私たち自身も地域の皆さんと一緒に成長し、浜松市に根差した訪問看護ステーションとして信頼を積み重ねていきたいと考えています。
これからの3年間は土台づくりの大切な期間であり、一歩ずつ地域とのつながりを深めながら、「相談してよかった」と思っていただけるサービスを積み重ね、目に見える形で地域へ恩返しをしていきたいと思っています。
私たちは、地域の皆さんが住み慣れたご自宅で安心して暮らし続けられるよう、心を込めて支えてまいりますので、医療や介護、緩和ケアについて少しでも不安やお困りごとがありましたら、一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。
フォーリア訪問看護ステーション小池へお気軽にお電話ください
訪問看護ステーションでは、通院が困難な方を対象に、ご自宅へ伺う訪問診療看護を行っています。病状観察・服薬管理・導尿排便・褥瘡処置・認知症対応などに対応しており、ご自宅で定期的な看護ケア、健康管理を受けていただけます。
ご本人やご家族、医療・介護関係者の皆さまからのご相談を承っています。
ご本人やご家族、医療・介護関係者の皆さまからのご相談を承っています。
浜松市のフォーリア訪問看護ステーション小池|事業所情報

特長
24時間365日の緊急訪問体制:深夜・早朝や休日を問わず、24時間体制で看護師への電話相談や緊急訪問ができるシステムを完備。急な病状の変化や不安にも迅速に対応します。
充実の終末期(看取り)ケア:がん末期や終末期の緩和ケアとして、身体や気持ちのつらさをきちんと評価して最大限に苦痛を顕現できるように努めます。また、第二の患者と言われるご家族の苦痛にも配慮して最期をご自宅で迎えるための看取りを全力でサポートします。
安心の認知症ケア:認知症による不安や周辺症状に対しても、専門的なアプローチでご本人とご家族に安心をお届けします。
薬局薬剤師・管理栄養士と連動した医療処置・栄養ケア:点滴やカテーテル類の管理、床ずれの処置に加え、グループ内の薬剤師・管理栄養士とリアルタイムに連携。お薬のトラブル防止から、嚥下(えんげ)状態に合わせた食事のサポートまで、生活の基本となる部分を一気通貫で支えます。
日常生活の自立支援とご家族への介護指導:清拭や入浴介助による清潔保持、お食事や排泄のサポートを行い、在宅での自立した暮らしを支援。ご家族の介護負担を減らすための介助方法の助言や、福祉用具の提案も行います。
充実の終末期(看取り)ケア:がん末期や終末期の緩和ケアとして、身体や気持ちのつらさをきちんと評価して最大限に苦痛を顕現できるように努めます。また、第二の患者と言われるご家族の苦痛にも配慮して最期をご自宅で迎えるための看取りを全力でサポートします。
安心の認知症ケア:認知症による不安や周辺症状に対しても、専門的なアプローチでご本人とご家族に安心をお届けします。
薬局薬剤師・管理栄養士と連動した医療処置・栄養ケア:点滴やカテーテル類の管理、床ずれの処置に加え、グループ内の薬剤師・管理栄養士とリアルタイムに連携。お薬のトラブル防止から、嚥下(えんげ)状態に合わせた食事のサポートまで、生活の基本となる部分を一気通貫で支えます。
日常生活の自立支援とご家族への介護指導:清拭や入浴介助による清潔保持、お食事や排泄のサポートを行い、在宅での自立した暮らしを支援。ご家族の介護負担を減らすための介助方法の助言や、福祉用具の提案も行います。
訪問事業拠点
浜松市中央区
浜松市浜名区(一部地域を除く)
※詳細はお電話(053-462-6700)にてお問合せ下さい。
浜松市浜名区(一部地域を除く)
※詳細はお電話(053-462-6700)にてお問合せ下さい。
お問い合わせ
フォーリア訪問看護ステーション小池
〒435-0056 静岡県浜松市中央区小池町2661-3
TEL:053-462-6700/FAX:053-462-6701
WEB:https://folia-care.jp/koike
❏ 「おうちde医療」掲載ページ
〒435-0056 静岡県浜松市中央区小池町2661-3
TEL:053-462-6700/FAX:053-462-6701
WEB:https://folia-care.jp/koike
❏ 「おうちde医療」掲載ページ
浜松市の訪問看護・緩和ケアに関するよくある質問

Q1. 浜松市で訪問看護を利用できるのはどのような人ですか?
A. 訪問看護は、病気や障害などにより自宅での療養支援が必要な方が利用できます。高齢者だけでなく、がんや難病、慢性疾患のある方、医療処置が必要な方、退院後の生活に不安がある方なども対象となります。利用には、原則として主治医が発行する訪問看護指示書が必要です。
Q2. 訪問看護では緩和ケアを受けられますか?
A. 訪問看護では、痛みや息苦しさ、倦怠感などの身体的な症状への対応に加え、不安や悩みへの精神的な支援、療養生活に関する相談などを受けられます。主治医や薬剤師、ケアマネジャーなどと連携しながら、自宅で安心して過ごせるよう支援します。
Q3. がんの治療中でも浜松市の訪問看護を利用できますか?
A. がんの治療中でも訪問看護を利用できます。治療に伴う体調変化の確認、服薬管理、医療処置、食事や排泄に関する支援、ご家族への相談対応などが行われます。通院治療を続けながら、自宅での生活を支えてもらうことも可能です。
Q4. 訪問看護や緩和ケアの利用料金はどのくらいですか?
A. 訪問看護の料金は、医療保険または介護保険の適用状況、訪問回数、利用時間、医療処置の内容などによって異なります。夜間や緊急時の対応には追加費用がかかる場合もあります。詳しい料金については、利用を検討している訪問看護ステーションやケアマネジャー、医療機関へ確認してください。
Q5. 浜松市で訪問看護を利用するには、どこに相談すればよいですか?
A. 主治医、入院先の医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、地域包括支援センター、または訪問看護ステーションへ相談できます。退院後の訪問看護を希望する場合は、入院中から病院の相談窓口へ伝えておくと、退院後の支援体制を整えやすくなります。
関連記事

ご本人やご家族、医療・介護関係者の皆さまからのご相談を承っています。