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【訪問リハビリQ&A】PART1 訪問リハビリテーションの基本情報 最終更新日:2025/01/28

【訪問リハビリQ&A】PART1 訪問リハビリテーションの基本情報
訪問リハビリテーションに関するQ&A集です。PART1からPART10まで計100問を掲載します。PART1では「訪問リハビリテーションの基本情報」に関する10問です。
Q1 訪問リハビリテーションとは何ですか?
訪問リハビリテーションは、自宅でリハビリを受けられるサービスで、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職が自宅に訪問し、利用者の心身機能の維持・回復をサポートします。
このサービスは、通院が困難な高齢者や障害者にとって非常に有用です。利用者の生活環境や健康状態に応じて、個別にプログラムが組まれ、運動訓練や日常生活動作の改善を目指します。また、介護する家族へのアドバイスや住宅改修の助言も行います。
Q2 訪問リハビリテーションの対象者は誰ですか?
訪問リハビリテーションの対象者は、主に要介護認定を受けている方通院が難しい高齢者・障害者です。具体的には、筋力低下や関節の拘縮、嚥下障害、言語障害がある方が対象となります。
要介護1以上の認定が必要で、主治医の診断に基づいてサービスが開始されます。要支援認定を受けた方でも、介護予防を目的とした訪問リハビリテーションを受けることが可能です。
Q3 訪問リハビリテーションのサービス内容は何ですか?
訪問リハビリテーションのサービス内容は多岐にわたります。基本的な動作訓練から始まり、食事や排泄、入浴などの日常生活動作の訓練、言語や嚥下の訓練、心理的なサポート、さらには福祉用具の選定や活用方法の指導も行います。
利用者の状態に応じて、計画的にプログラムが組まれ、リハビリ専門職が自宅に訪問してサービスを提供します。
Q4 訪問リハビリテーションを利用するための条件は何ですか?
訪問リハビリテーションを利用するには、主治医からの診断が必要です。医師がリハビリの必要性を認めた場合に限り、サービスが提供されます。
要介護認定を受けていることが前提であり、要支援の場合は介護予防訪問リハビリテーションを利用できます。40~64歳の方の場合は、特定疾病(例:がん、関節リウマチ、後縦靱帯骨化症、骨折を伴う骨粗鬆症など)が原因で要介護認定を受けた場合に限ります。
Q5 訪問リハビリテーションの料金はどのくらいですか?
訪問リハビリテーションの料金は、20分あたり保険適用1割負担で約308円が基本となります。これは要支援者、要介護者ともに同額であり、利用時間に応じて加算されます。
例えば、40分のリハビリを受けた場合は2回分の料金がかかります。また、サービスを提供する地域や利用者負担割合によって料金は異なります
Q6 訪問リハビリテーションの頻度はどのくらいが適切ですか?
訪問リハビリテーションの頻度は、利用者の健康状態やリハビリの目標に応じて異なります。一般的には週に1~3回程度が推奨されますが、必要に応じて週に6回まで利用できる場合もあります。
主治医やリハビリ専門職と相談し、最適な頻度を決定することが重要です。
Q7 訪問リハビリテーションのメリットは何ですか?
訪問リハビリテーションの最大のメリットは、自宅でリハビリを受けられることです。通院が困難な方にとって、自宅でのリハビリは身体的・精神的な負担を軽減します。
住み慣れた環境でリハビリを行うことで、より実生活に即した訓練が可能です。さらに、家族がリハビリの過程を見守り、支援することで、家庭内の連携が強化される点もメリットです。
Q8 訪問リハビリテーションのデメリットはありますか?
訪問リハビリテーションのデメリットとしては、サービス提供の頻度や時間が制限されている点が挙げられます。例えば、施設でのリハビリと比べて、設備や機器が限られるため、特定の治療が難しい場合もあります。
訪問するリハビリ専門職のスケジュールによっては、希望する時間帯にリハビリを受けられないこともあります。
Q9 訪問リハビリテーションと通所リハビリテーションの違いは何ですか?
訪問リハビリテーションと通所リハビリテーションの大きな違いは、サービスの提供場所になります。訪問リハビリは自宅で行われるため、外出が困難な方に適しています。
一方、通所リハビリは施設で行われるため、設備が充実しており、より専門的なリハビリを受けることが可能です。また、他の利用者との交流ができる点も通所リハビリの特徴です。
Q10 訪問リハビリテーションの利用手続きはどうすればいいですか?
訪問リハビリテーションを利用するには、まずかかりつけ医に相談し、リハビリの必要性を確認します。次に、ケアマネジャーや訪問リハビリテーションと連絡を取り、具体的なプランを作成します。
サービス開始前にリハビリ専門職が自宅を訪問し、利用者の状態や環境を評価します。その後、リハビリ計画に基づき、定期的にサービスが提供されます。