【訪問リハビリQ&A】PART2 利用開始までの手続き 最終更新日:2025/01/28

訪問リハビリテーションに関するQ&A集です。PART1からPART10まで計100問を掲載します。PART2では「利用開始までの手続き」に関する10問です。
Q11 訪問リハビリテーションを利用するための手続きは?
訪問リハビリテーションを利用するには、まずかかりつけ医に相談してリハビリの必要性を確認することが重要です。その後、ケアマネジャーに連絡し、訪問リハビリを提供する事業所を選定し、かかりつけ医が「訪問リハビリテーション指示書」を発行し、その内容に基づいてリハビリが開始されます。
Q12 訪問リハビリテーションの対象者は誰ですか?
訪問リハビリテーションの対象者は、基本的に要介護認定を受けた方で、通院が困難な方です。病気や手術後、慢性疾患の影響で機能が低下した方や、老化により日常生活が困難になった方が該当します。
かかりつけ医の判断により、必要とされる方に対してサービスが提供されます。医療保険での利用が可能な場合もありますが、その場合もかかりつけ医の指示が必要です。
Q13 ケアプラン作成の流れについて教えてください。
訪問リハビリテーションを開始する前に、ケアマネジャーがケアプランを作成します。利用者の状態や生活環境を評価し、リハビリの目標や頻度を設定します。その後、かかりつけ医と連携してリハビリ内容を決定し、サービス担当者会議で確認を行います。
このケアプランが確定した後、リハビリが開始されます。また、ケアプランは定期的に見直され、必要に応じて変更されることがあります。
Q14 訪問リハビリテーションを利用するための条件は何ですか?
訪問リハビリテーションを利用するには、まずかかりつけ医による「訪問リハビリテーション指示書」が必要です。さらに、要介護認定を受けていることが前提となります。
これにより、訪問リハビリの必要性が確認され、サービス提供が開始されます。医療保険を利用する場合は、要介護認定が不要なケースもありますが、主治医の指示は必須です。
Q15 訪問リハビリテーションの費用はどのくらいですか?
訪問リハビリテーションの費用は、基本的に1回20分あたり約3,080円です。これは介護保険や医療保険でカバーされる割合によって、1割から3割の自己負担が必要です。
短期集中リハビリテーションなどの特別なプログラムを利用する場合は、追加料金が発生することがあります。
Q16 訪問リハビリテーションの利用回数に制限はありますか?
訪問リハビリテーションの利用回数は、介護保険の場合、週6回までが基本的な上限です。しかし、短期集中リハビリテーションを利用する場合は、週12回まで利用することが可能です。
医療保険での利用も週6回が基本ですが、末期の悪性腫瘍の患者や急性増悪時には例外的に回数が増えることがあります。
Q17 短期集中リハビリテーションとは何ですか?
短期集中リハビリテーションは、退院後や急性期のリハビリが必要な時期に集中的にリハビリを行うサービスです。通常の訪問リハビリは週6回までですが、短期集中リハビリの場合、週12回まで増加させることが可能です。
このサービスは、退院後3ヶ月以内の患者が対象となり、早期の機能回復を目指して行われます。
Q18 訪問リハビリテーションを利用するメリットは何ですか?
訪問リハビリテーションのメリットは、自宅でリハビリを受けられるため、通院が困難な方にとって大きな利便性があることです。実際の生活環境でリハビリを行うため、日常生活に直結した動作の改善が期待できます。
家族に対する介護指導や自宅の改修アドバイスも受けられるため、包括的なサポートが可能です。
Q19 訪問リハビリテーションを選ぶ際のポイントは?
訪問リハビリテーションを選ぶ際には、まずかかりつけ医やケアマネジャーと相談し、利用者の状態に最も適した事業所を選ぶことが重要です。サービスの内容や提供頻度、スタッフの専門性なども考慮する必要があります。
利用者のニーズに応じて、福祉用具の提案や自宅の改修ができる事業所を選ぶこともポイントです。
Q20 訪問リハビリテーションを利用する際の注意点は?
訪問リハビリテーションを利用する際には、事前にケアプランをしっかりと立てることが重要です。サービス提供の頻度や内容について定期的に見直しを行い、必要に応じて変更することが推奨されます。
訪問リハビリは医療保険や介護保険でカバーされる範囲が限られているため、自己負担額についても確認しておくことが大切です。