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【訪問リハビリQ&A】PART4 利用者の対象と適応疾患 最終更新日:2025/01/28

【訪問リハビリQ&A】PART4 利用者の対象と適応疾患
訪問リハビリテーションに関するQ&A集です。PART1からPART10まで計100問を掲載します。PART4では「利用者の対象と適応疾患」に関する10問です。
Q31 訪問リハビリテーションの対象者は誰ですか?
訪問リハビリテーションの対象者は、基本的に自宅で生活し、通院が難しい要介護認定を受けた方が中心です。特に、脳卒中後の後遺症パーキンソン病慢性閉塞性肺疾患(COPD)関節リウマチ心不全などの疾患を持つ方が対象となります。
40~64歳の特定疾病(がんや関節リウマチなど16疾患)を有する方も対象になります。
Q32 訪問リハビリテーションの適応疾患にはどのようなものがありますか?
適応疾患には、脳血管疾患(脳卒中など)運動器疾患(骨折や関節症)心大血管疾患呼吸器疾患神経筋疾患末期の悪性腫瘍廃用症候群などが含まれます。障害児者(脳性麻痺や発達障害など)にも適用される場合があります。これらの疾患は、機能回復や生活の質を向上させるために、訪問リハビリが推奨されています。
Q33 訪問リハビリテーションの適用に制限はありますか?
訪問リハビリテーションは、通院が難しい方を主な対象としていますが、必ずしもすべての疾患や状況に適用できるわけではありません。
例えば、重度の認知症で指示に従うことが難しい場合や医師がリハビリの効果が見込めないと判断した場合には、適用が制限されることがあります
Q34 訪問リハビリテーションが推奨されるタイミングは?
訪問リハビリテーションが推奨されるタイミングは、主に病気や手術後、または慢性疾患の影響で機能が低下したときです。特に、長期入院後の退院直後は、在宅生活への移行をスムーズにするために重要な時期となります。
老化により機能が低下した場合にも、訪問リハビリは効果的です。
Q35 訪問リハビリテーションはどのような症状に効果的ですか?
訪問リハビリテーションは、筋力低下や関節拘縮嚥下障害言語障害などの症状に対して効果的です。麻痺がある場合や日常生活動作が困難な方にも有効です。
これらの症状は、かかりつけ医の診断に基づき、リハビリの必要性が判断されます。
Q36 訪問リハビリテーションと通所リハビリテーションの違いは何ですか?
訪問リハビリテーションは、自宅で行われるため、通院が困難な方に適しています。また、訪問リハビリはマンツーマンで行われるため、より個別化されたケアが受けられます。
通所リハビリテーションは施設で行われ、より専門的な機器を使用したリハビリが可能です。
Q37 訪問リハビリテーションの利用制限はありますか?
訪問リハビリテーションの利用には、週に6回までの制限があります。1回のリハビリは20分以上が基本で、特定の疾患や条件によっては回数が増えることもあります。
退院後3ヶ月以内の短期集中リハビリテーションの場合は、週12回までの利用が可能です。
Q38 訪問リハビリテーションの費用はどのくらいですか?
訪問リハビリテーションの費用は、基本的に1回20分あたり約3080円で介護保険や医療保険の適用を受けることができます。
自己負担額は1割から3割程度ですが、特定の加算料金が発生する場合もあります。利用者の所得や地域によっても料金が異なることがあります。
Q39 訪問リハビリテーションを選ぶ際のポイントは?
訪問リハビリテーションを選ぶ際には、かかりつけ医やケアマネジャーと相談し、利用者の状態に最も適した事業所を選ぶことが重要です。
リハビリの内容や提供頻度、スタッフの専門性も考慮する必要があります。住環境や福祉用具の提案が可能な事業所を選ぶこともポイントです。
Q40 訪問リハビリテーションの利用が難しい場合は?
訪問リハビリテーションの利用が難しい場合は、通所リハビリテーションや訪問看護など、他の在宅サービスを検討することができます。リハビリ内容によっては、専門的な機器が必要な場合もあるため、その場合は通所リハビリを選択することが適切です。
かかりつけ医やケアマネジャーと相談し、最適なサービスを選ぶことが重要です。