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原芙美子|看護師の技術支援・復職支援から組織マネジメントまで、リズナースが目指す新たな支援のかたち 最終更新日:2026/09/23

看護師として長年医療現場に携わり、潜在看護師の復職支援と現役看護師の定着支援を目的に株式会社リズナース(Re's nurse)を立ち上げた原芙美子代表。
復職を希望する看護師を対象に始めた看護技術研修は、この1年間で約80名が参加しました。実際には参加者の約8割が現役看護師であり、「働いていても看護技術を学び直したい」「苦手な手技を安心して練習したい」という新たなニーズも明らかになっています。
現在は個人の復職支援・技術支援に加え、医療・介護施設における人材定着や育成、選択理論心理学を活用した職場コミュニケーション改善など、組織マネジメントにも活動を拡大しています。
本記事では原芙美子代表に、この1年間で見えてきた看護師支援の課題と、リズナースが目指すこれからの支援について伺いました。

看護師の復職支援・技術支援を1年間実施して見えてきた現場の課題

— 潜在看護師の現場復帰を支援する「復職応援活動」を始めて、1年が経ったと伺いました。この1年間は、どのような取り組みを行ってきたのでしょうか?

この1年間は、復職を希望する看護師さんを対象に、看護技術を学び直せる少人数制の研修を毎月定期開催し、一人ひとりに丁寧に向き合ってきました。
当初は参加しやすさを優先し、期限切れの資材を譲っていただくことで、無料やワンコイン等の低価格でスタートしましたが、参加者が増えるにつれて、練習用に使用する医療資材を購入しなければならなくなりました。
物価高騰の影響も重なったため、7月・8月の2か月間でお休みをいただき、内容や運営方法を見直して、現在は適正な価格で持続可能な形に変更しています。

— この1年間で、どのくらいの看護師さんが研修を利用されたのでしょうか?

約80名の方にご利用いただきましたが、驚いたことに実際にはそのうち約8割が、すでに現場で働いている現役の看護師さんでした。
もともとは「ブランクがあり復職する勇気が出ない」という潜在看護師さんを主な対象として始めた活動でしたが、実際に開催してみると、「現役で働いているけれど技術や知識に不安がある」「職場で十分に指導を受ける機会がない」と悩んでいる方が想像以上に多いことが分かりました。
技術支援は復職者だけでなく、現場で働き続けている方にとっても切実で重要なのだと実感した1年でした。
原芙美子代表

— 実際に研修を受けた看護師さんからは、どのような反響がありましたか?

「こういう場所があって本当によかった」という声をたくさんいただいています。
看護協会でも復職支援研修は行われていますが、現役看護師が日頃の技術的な不安を解消するために参加できる研修はまだ少ないようで、「現場で働いているものの、苦手な手技を練習する機会がないまま不安を抱えていた」という方が多く参加されています。
研修を終えた方の安心した表情や「これなら現場でもできそうです」という言葉を聞くと、支援を必要としている現場の看護師さんにしっかりと届いているのだと感じます。
受講生Aさんへの受講後インタビュー
受講生Bさんへの受講後インタビュー

看護師の定着・育成を支える組織マネジメントとは

— リズナースでは施設向けのコンサルティング事業も行われているそうですが、どのようなサービスなのでしょうか?

「看護師が安心して働き続けられる環境を整えたい」という思いから、施設向けのコンサルティングも展開しており、年間契約をいただいている特別養護老人ホームには毎月訪問し、現場の看護師から日々の悩みや人間関係、管理者には直接伝えにくい意見などを聞き取っています。
そして単に声を聞くだけでなく、「どうすれば改善できるか」という具体的な解決策を考えて施設上層部に提案しており、導入2年目となった現在では、現場スタッフからも「相談窓口」として信頼していただけるようになりました。
また、コンサルティングの効果を客観的に検証するため、あえて施設側に「満足度アンケート」の実施をお願いしています。
外部の私が直接評価を行うとスタッフが気を遣ってしまうため、施設側に客観的な指標で測定いただくことで、現場の温度感の変化や介入による効果を数値として可視化できるようにしています。
施設向けのコンサルティング事業

— 医療・介護施設からは、どのような悩みについて相談されることが多いのですか?

最も多いのは「人材の定着」であり、定着率が低い職場では、コミュニケーション不足や助け合いの欠如から業務上のミスや不満が増え、雰囲気が悪化するという悪循環に陥っています。
その背景には人手不足による心身の余裕のなさと、経営側と現場の間にある「数字と実態のギャップ」があると考えています。
経営側は「利用者数に対する必要人員」という数字で配置を考えますが、実際の現場には数字に表れない「手のかかるケア」が数多く存在するため、経営側に現場の大変さが理解されないまま「人員は足りているはず」と判断されると、現場に強いフラストレーションが生まれ、離職につながってしまうのです。
原芙美子代表

— そうした現場と経営側のギャップを埋めるために、どのような形で改善を進めていくのでしょうか?

まずは現場スタッフの方々に丁寧にお話を伺い、日々どのようなことに困っているのか、何が負担になっているのかを具体的に把握します。
その上で、「現場が大変だ」という声を経営側へ伝えるだけではなく、課題を整理した上で、具体的な改善策を一緒に提案します。
例えば、「時間帯によって業務量に偏りがあるので人員配置を見直す」「業務の進め方そのものを変更して負担を減らす」といったように、現場の状況に応じて実行可能な方法を経営側と一緒に考えていきます。
改善策を提案して終わりではなく、基本的には月1回程度のペースで継続的に訪問し、実際に現場でどのような変化が起きているのかを確認します。
前回提案した改善策がきちんと現場に浸透しているのか、スタッフに新たな混乱や負担が生じていないか、そして実際に職場の状況が良くなっているのかを確認し、必要に応じてさらに改善を重ねていきます。
また、施設側のご要望に応じてスタッフ向けの勉強会を組み込むこともあり、年間教育計画などを伺いながら、その施設に必要なテーマを一緒に考え、研修内容を組み立てていきます。
「研修を実施したから終わり」ではなく、施設側から「もう大丈夫です」と言っていただける状態になるまで、必要な支援を続けていくのがリズナースのスタイルです。
リズナース事業モデル

— 外部のリズナースが経営支援に入るメリットは何でしょうか?

一番のメリットは、現場スタッフが「本音を話しやすい」ことであり、直属の上司には言いにくい悩みも、利害関係のない第三者であれば素直に話せます。
また、組織内では当たり前になっていることで見過ごされている課題やリスクを、第三者の客観的な視点から発見できることも大きな強みです。
実際にこれまでの支援の中では、運用上のわずかな見落としが、場合によってはコンプライアンスや安全管理上の重大なリスクにつながりかねない状態を発見したこともありました。
そこで、現場の業務フローや確認体制を整理し、必要な手順や書式を見直すことで、個人の注意力に頼るのではなく、組織としてリスクを防げる仕組みへと修正しました。
さらに、当事者同士だと感情論になりがちな議論を、「誰が悪いか」ではなく「何が問題で、どう改善するか」という建設的な視点に整理できるのも第三者が介入するメリットの一つです。
原芙美子代表

選択理論心理学を生かした組織マネジメントと職場コミュニケーション改善

— スタッフ向けの勉強会では具体的にはどのような取り組みを行っているのでしょうか?

勉強会は全6回で構成されており、「チームワーク」の構築に力を入れており、選択理論心理学を取り入れながらさまざまなお話をさせていただきます。
施設では看護師や介護職など、それぞれ異なる専門性を持つスタッフが同じ理念のもとで利用者さんを支援していくため、職場環境を良くするには、職種を超えて協力し合うためのコミュニケーションが非常に重要です。
そこで、「なぜこの人はこんな言い方をするのだろう」「どうしてこういう行動を取るのだろう」と感じたとき、相手の言動に対して感情的に反応するのではなく、その背景にある考え方や価値観に目を向けられるようになることを目指します。
相手を理解する視点を持てるようになると、「そういう考え方もあるんだ」と受け止められる場面が増え、感情と感情がぶつかり合うことも少なくなり、そうした一人ひとりの変化が、職場での会話や相談のしやすさにつながり、結果としてチーム全体のコミュニケーションも良くなっていくと考えています。
スタッフ向けの勉強会の資料

— 全6回の勉強会では、毎回異なるテーマを扱うのでしょうか?

毎回異なる概念を扱いますが、内容はすべてつながっていて、前回学んだことを土台にしながら、少しずつ理解を深めていく構成になっています。
まず1回目は「自分を理解すること」から始め、「なぜ自分はこういう行動を取るのだろう」と、自分自身の考え方や行動の傾向を知ってもらうところからスタートします。
そのうえで、自分がどのような理由で行動し、どのような感情を抱いているのかを理解できるようになると、次第に「では、相手はどうなのだろう」と相手の考えや感情にも目を向けられるようになります。
そして最終的には、自分と相手の双方を理解したうえで、「どうすればお互いの人間関係を壊さず、良好な関係を築けるのか」というコミュニケーションにつなげていきます。
心理学の理論を知識として学ぶだけではなく、自分自身を客観的に見つめるところから始め、実際の人間関係や職場で生かせるところまで、全6回を通して丁寧に学んでいただけます。

— 実際に勉強会を受けた方からは、どのような反響がありますか?

アンケートでは、「すごく理解できた」という声を多くいただいていますが、頭で理解したことを実際の行動に移し、日々の職場で実践していくには、やはり時間が必要です。
現在2年目に入っている施設でも、学んだことを現場で実践しながら、スタッフみんなで少しずつ変化を積み重ねているところです。
メンタル面や人間関係に関する取り組みは、すぐに結果が出るものではないので、相手の価値観や考え方を理解したからといって、翌日からすべてが変わるわけではありません。
それでも先日訪問した際に、「原さんの勉強会のおかげで、現場が少しずつ変わってきています」と言っていただけて、継続して取り組むことの意味を実感しました。
原芙美子代表

— 現在は介護施設を中心にサービスを提供されているとのことですが、訪問看護ステーションなどの小規模な事業所でも活用できるのでしょうか?

自分自身の捉え方を見直すマインドセット、ストレス対処法、良好な人間関係を築くコミュニケーションなど、汎用性の高いテーマを扱うため、訪問看護ステーションやクリニックなど、看護師や介護職が働くさまざまな現場で活用していただけますし、特定の職種に限定しているわけでもありません。
気軽に試していただけるよう、1回60〜90分・30,000円(税込)から利用できる「単発お試しプラン」も ❏ WEBサイトからお申し込みいただけます。
このサービスでは、業務量が過剰になっていないか、現場のスタッフがどのような負担や悩みを抱えているのかといった、普段は見えにくい部分を丁寧に聞き取り、課題を可視化した上で改善につなげていきます。
病院や介護施設、クリニックなど、スタッフ同士のコミュニケーションや接遇を含めて継続的な学びが必要な現場や、看護師・介護士の離職防止や定着に課題を感じている事業者の方には、ぜひ活用していただきたいですね。
リズナース理念

看護師の技術支援|安全に実践的な看護技術を学べるシミュレーション研修

— リズナースで看護技術を学ぶ際には、どのような方法で実技トレーニングを行うのでしょうか?

医師が同席していない環境で、参加者同士が実際に針を刺し合うことには安全上のリスクがありますので、リズナースでは医療シミュレーション用のモデルを使って、安全に実技を学べる環境を整えています。
胸骨圧迫(CPR)訓練用のBLS人形をはじめ、経管栄養や喀痰吸引の訓練用モデル、採血・点滴用の腕のモデルなど、さまざまな技術に対応できるトレーニング機材を揃えており、訓練用AEDも用意しています。
そのため、「急変時にどのように動けばいいのかを実践的に学びたい」というご希望があれば、実際の現場を想定しながら、必要な技術や対応を繰り返し練習していただけます。
また、施設や事業所からのご依頼に応じて出張研修にも対応していますので、個人の技術習得だけでなく、スタッフ全体のスキルアップにも活用していただけます。
技術トレーニング機材

— 復職支援研修では、具体的にどのような看護技術を学べるのでしょうか?

現在は、10時から16時までの1日で完結する集中型の研修に切り替えており、採血や点滴、急変対応、気管内挿管の介助など、臨床で必要となる基本的な看護技術を幅広く扱いながら、参加者の希望に合わせて内容を組み立てる「オーダーメイド型」にしていることが大きな特徴です。
あらかじめ決められたカリキュラムを一方的に教えるのではなく、参加される方が「今、何に困っているのか」「職場でどのような技術を求められているのか」を確認した上で、必要な内容を重点的に扱っています。
定員も4名程度と少人数にしているため、分からないことをその場で質問しやすく、実際に手を動かしながら繰り返し練習できます。
もしその場ですぐに答えられない専門的な質問があった場合も、資料や文献などを確認し、できる限り根拠を持ってお伝えするようにしています。
単に「技術を教える場」ではなく、看護師さんが「これなら現場でもできる」と自信を取り戻し、安心して仕事に向かえるようになることが、私たちの技術支援の目的です。
技術トレーニングの様

— 研修の頻度や定員、受講料金などについて教えてください。

1日で完結する集中型の研修を毎月3回開催しており、研修時間は10時から16時までの5時間程度で、必要な技術を効率よく学んでいただける形にしています。
場所は東京都北区の赤羽で開催しており、通常の合同研修は1日4名程度の少人数制で、現在の参加費はお一人3,000円です。
ありがたいことに、受講された方からは毎回のように「安すぎる」「逆にちょっと怪しいくらい」と言っていただくこともあり、現在は少しずつ価格を見直しています。
今後も内容や運営体制に合わせて金額を変更していく予定で、年内には5,000円程度までの改定を考えています。
また、「自分が苦手な技術を時間をかけて集中的に練習したい」といったご希望には、貸し切り形式の個別対応プランも用意しており、通常20,000円で完全オーダーメイドの研修を受けていただけます。
マンツーマンでじっくり技術を身につけたい方も安心して参加していただけると思います。
技術トレーニングの様子

— 研修を繰り返し利用される方もいらっしゃるのでしょうか?

リズナースの研修では参加者の方が抱えている悩みや現場で必要としている技術に合わせて内容を組み立てていますので、何度もリピートしてくださる方がいらっしゃいます。
また、ご希望の方には無料で参加できる専用の「オープンチャット」を用意しており、各種手順書を自由に閲覧できるほか、実務に即した質問にも対応しています。
技術を学んで終わりではなく、看護師同士がつながり、「困ったときに相談できる人がいる」と感じてもらえるコミュニティを目指しています。
お申し込みは公式Webサイトのお問い合わせフォームや、Threads、InstagramのDMから可能です。特にThreadsでは日常の悩みや共感できる発信を行っており、多くのお問い合わせをいただいています。
技術トレーニングの様子

受講生の声|訪問看護師が技術研修で自信を取り戻せた理由

受講生Oさんへの受講後インタビュー

— 現在の勤務状況やこれまでの看護師としての経歴を教えていただけますか?

Oさん 現在は訪問看護師として働いており、看護師としてのキャリア自体は長いのですが、病棟での経験がほとんどなく、手技や看護技術には以前から自信がありませんでした。
その状態で訪問看護へ転職したため、最初は分からないことばかりで、現場に出るたびに大きな不安を感じていました。
正看護師の免許を取得してからは2年ほどなので、知識や技術が十分に身についているのか、自分でも確信を持てない部分があったんです。
受講生Oさん

— 今回の研修を知ったきっかけを教えてください。

Oさん SNSの「ディズニーのホスピタリティ研修」という投稿が目に留まり、「ここはどんな会社なんだろう」と興味を持ってホームページを見ました。
すると、オリエンタルランドのキャストの方に協力していただきながらホスピタリティを学べる研修や、救護室を見学できる機会があることを知り、面白そうだと思ったんです。
その中で潜在看護師向けの技術研修を見つけて、「今の自分に必要なのは、まさにこういう知識や技術を確認できる場かもしれない」と感じ、申し込みました。
受講時に使用する医療器具

— 現在の職場では、分からないことを先輩に相談することはできなかったのでしょうか?

Oさん もちろん、現場で分からないことがあれば先輩に聞くことはできます。ただ、教えてもらったことはすぐに実践しなければならないため、「まだよく分かっていないので、もう一度教えてください」と何度も聞き返すことには、難しさを感じていました。
特に看護師は、日々の業務を止めることができません。そのため、本当は不安や自信のなさを抱えていても、周囲には「できているように見せなければ」と感じてしまうことがあります。
看護師としての経験年数は長くても、技術面に自信が持てず、今さら誰に聞けばいいのか分からない。そんなモヤモヤを抱えている方は、実は少なくないのではないかと思います。
カウンセリングの様子 原芙美子代表

— 研修を受講してみて、技術面や気持ちにどのような変化がありましたか?

Oさん 苦手意識を持っていた手技について、具体的なコツを教えていただけたことで、「これなら明日からできそう」と思えるようになりました。
特に私は点滴の留置が苦手だったのですが、実際に手を動かしながら、手取り足取り教えていただいたので、現場ですぐに生かせる技術として身についた感覚があります。
知識として理解するだけではなく、実際にやってみて「できた」という経験を積めたことが、自信につながったのだと思います。
受講前に想像していた以上に内容が充実していて、私としては100点どころか120点の研修でした。
技術トレーニングの様子 原芙美子代表

— 受講生の率直な感想を聞いて、原さんは主催者としてどのように感じましたか?

原 私自身、現場での経験から「こういう場所が必要なのではないか」と感じたことをきっかけに、昨年からこの取り組みを始めました。
ただ、始めた当初は、「本当に看護師の方に必要とされているのだろうか」「自分の思い込みではないだろうか」という不安もありました。
それでも、少しずつ受講してくださる方が増え、最近では遠方から足を運んでくださる方もいらっしゃいます。
今回のように、受講された方から直接声をいただくことで、「自分が必要だと感じていた場所は、実際に現場の看護師さんにも求められているんだ」と実感できるようになりました。そうした声の一つひとつが、この取り組みを続けていく大きな励みになっています。
原芙美子代表

— 子育てなどによるブランクを経験した看護師にとっても、こうした技術支援は意味があるのでしょうか?

Oさん 女性は子育てなどで一度現場を離れると、どうしても看護技術から遠ざかってしまいますし、その間に新しい技術や医療機器が導入されることもあります。
頭では分かっていても、いざ現場に戻って実際に動こうとすると、「次は何をするんだっけ」と焦ってしまうことがありますし、そうした不安が積み重なると、復職すること自体に大きな勇気が必要になってしまうと思います。
原 情報が多いからこそ、頭の中で考えすぎてしまい、「自分にはできないのではないか」とハードルを高く感じてしまうこともありますので、実際に手を動かしてみることが大切だと思っています。
「思っていたよりできるかもしれない」と感じられれば、それだけで心理的なハードルは下がりますし、技術だけでなく、看護師としてもう一度現場に立つための自信にもつながっていきます。
受講生Oさんのトレーニングの様子

— 実際に受講された立場から、どのような看護師に研修をおすすめしたいですか?

Oさん 看護師としての経験年数に関係なく、技術に不安があるけれど、誰にも聞けずに悩んでいる方には、ぜひ受けてほしいです。
訪問看護では、病院のようにすぐ近くにたくさんのスタッフがいる環境とは違い、自分で判断しなければならない場面もあるため、「本当にこれで大丈夫なのかな」という不安を抱えやすいと思います。
でも、研修を通じて正しい知識や技術を確認すれば、「自分にもできる」と思えるようになりますし、現場に出たときも安心感も大きく変わるはずですので、技術に自信がないからといって一人で抱え込まず、まずは一度、気軽な気持ちで参加してみてほしいです。

看護師の復職支援からキャリア支援へ|技術と自信を取り戻すサポート

— 研修を利用される現役看護師さんは、具体的にどのような悩みをお持ちなのでしょうか?

年齢は20代から60代まで幅広く、勤務先もクリニックや急性期病院、訪問看護などさまざまですが、共通しているのは、真面目で学習意欲が高い一方で、十分な経験があるにも関わらず、自分の技術や知識に自信を持てずにいる点です。
看護師は勤務先の環境によって習得できる技術には差があって当然なのですが、「こんなこともできない自分は遅れているのでは」と焦ってしまう方が多い印象を受けます。
そこで、リズナースでは技術を教えるだけでなく、「焦らなくても大丈夫ですよ」「積み重ねてきた経験をもっと自信にしていいんですよ」と伝えることを大切にしています。
今後は「選択理論心理学」をベースとしたメンタルヘルスの学習や、キャリア構築のためのワークブックを活用したZoom勉強会など、マインド面を支えるサービスも充実させていく予定です。
技術を身につけることと同時に、「自分は何をしたいのか」「これからどう働きたいのか」を一緒に整理し、強みに気づきながら納得できるキャリアを選択できるよう支援していきたいと考えています。
原芙美子代表

— ここまで技術支援やメンタル面のサポートについてお話を伺いましたが、改めてどのような看護師の方にリズナースを利用していただきたいと考えていますか?

自分に自信が持てない方や、一度自分の看護技術をしっかり確認して、安心して現場に戻りたい方には、ぜひ利用していただきたいですね。
これまで多くの看護師さんと関わってきましたが、本当は一人ひとりが素晴らしい経験や技術、強みを持っているにもかかわらず、日々の焦りや不安から「自分には何もできない」と思い込んでしまっている方が少なくありません。
私たちは、そうした方が自分では気づけていない強みを一緒に見つけ、「自分にもこれだけできることがある」と実感してもらうお手伝いをしたいと考えています。
原芙美子代表

— 最後に、施設・病院の経営者の方、そして現場で働く看護師の皆さんへメッセージをお願いします。

施設や病院の経営者の皆さんには、「人が辞めたら新しく採用する」というサイクルから、そろそろ抜け出してみませんか、とお伝えしたいです。
もちろん、人材を採用することは必要ですが、その前に、今いるスタッフができるだけ長く安心して働ける環境を整え、不足している部分を採用で補っていくという順番が大切だと思っています。
そのほうが採用や教育にかかるコストを抑えられますし、何より組織として健全な状態をつくりやすくなります。
リズナースでは、現場の声を丁寧に拾いながら、「定着」と「育成」の仕組みを一緒につくっていく支援をしていますので、職員の離職や職場環境に課題を感じている方には、ぜひ一度ご相談いただきたいですね。
そして、現場で悩んでいる看護師や介護スタッフの皆さんには、「自分には何もない」と思わないでほしいです。
仕事に追われたり、周囲と比べたりするうちに、これまで積み重ねてきた経験の中で培ってきた自分の強みが見えなくなっているだけかもしれません。
私たちと話をしたり、実際に技術を確認したりする中で、「自分にはこんなことができるんだ」と、一緒にその強みを掘り起こしていきましょう。
自分の持っているものに気づき、それを自分の力として認められるようになれば、仕事に対する自信も少しずつ取り戻せるはずです。
リズナースでは、看護技術の研修だけでなく、キャリア相談やメンタル面のサポート、自己理解や強みの再発見につながるプログラムなど、さまざまな形で看護師の皆さんを支えています。
一人で悩みを抱え込まず、「ちょっと話を聞いてほしい」という気持ちでも構いませんので、気軽に頼っていただけたら嬉しいですね。
原芙美子代表

株式会社リズナース(Re's nurse)|看護師の復職・技術・組織支援

看護師復職支援

サービス名:リズナース プロジェクト
サービス対象者:元看護師 潜在看護師 ブランクの空いた看護師
解決する課題:復職までと、復職後の技術・メンタルサポート
サービス内容:個々のヒアリング内容に合わせたサポート
受講方法・期間・利用料金:赤羽事業所で3日間の研修 1年間フォローなど
[例1:採血センターでアルバイトする場合]
内容:採血の練習、物品の違い、スピッツの取り扱いなど
研修期間:半日
費用:3,000円+税~
[例2:婦人科病棟へ復帰する場合]
内容:オーソドックスな基礎研修
研修期間:3日間
費用:15万円+税~(条件により10万円キャッシュバックあり)

看護師定着支援

サービス名:リズソルブ プロジェクト
サービス対象者:離職にお困り/職場改善したい 病院・施設・クリニック
解決する課題:現場の離職に繋がる問題の抽出 メンタルヘルスに焦点をあてた面談・カウンセリングによるスタッフの精神的安定
サービス内容:スタッフとの面談・カウンセリング メンタルサポート 心理学を用いたセミナー
受講方法・期間:ご希望により対応
利用料金:月額5万円から

お問い合わせ

〒115-0045
東京都北区赤羽2-48-5 エスパシオ201号
TEL:080-3008-5900
MAIL:res.nurse.project@gmail.com
WEB:https://res-nurse.com/

株式会社リズナース代表・原芙美子氏のプロフィール

のプロフィール

経歴:

1998年 国立療養所東埼玉病院附属看護学校卒
1998年 医療生協埼玉協同病院
2009年 さいたま市立病院
2025年 個人事業主として開業
2025年 株式会社リズナース設立
現在に至る

資格・学会:

看護師免許
DMAT隊登録
ICLSインストラクター
メンタルヘルスライン2級
アドラー流メンタルトレーナー
選択理論心理士
職業紹介事業責任者

取材を終えて:


原芙美子代表・リズナースへのご相談はこちら
株式会社リズナースでは、看護師一人ひとりの経験や不安に合わせた看護技術研修・復職支援に加え、医療・介護事業者向けの人材育成や定着支援、職場コミュニケーション改善などの組織マネジメント支援を行っています。

「もう一度、看護技術を学び直したい」
「ブランクがあり、復職に不安がある」
「スタッフが安心して長く働ける職場をつくりたい」

そんなお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。


看護師の復職支援・技術支援に関するよくある質問(FAQ)

Q1. ブランクが長い看護師でも復職できますか?
A. はい。ブランクの長さだけで復職の可否が決まるわけではありません。復職前に、現在の看護技術や知識を確認し、不安のある手技を学び直すことで、段階的に現場復帰を目指すことができます。勤務形態や診療科、業務内容によって必要な準備は異なるため、自分の経験や現在の生活状況に合った職場を選ぶことも重要です。
Q2. 看護師が復職前に学び直しておいた方がよい技術はありますか?
A. 復職先によって異なりますが、採血、点滴、注射、バイタルサイン測定、急変時対応、感染対策など、日常的に使用する基本的な看護技術を確認しておくと安心です。また、電子カルテや医療機器など、以前とは運用方法が変わっている分野についても、事前に確認しておくことが復職後の負担軽減につながります。
Q3. 現役の看護師でも看護技術の研修を受ける意味はありますか?
A. あります。看護師として勤務していても、配属先や業務内容によって経験する技術には差があります。苦手な手技や、普段あまり経験しない処置を安全な環境で練習することで、技術の再確認や自信の向上につながります。特に訪問看護など、単独で判断や処置を行う場面が多い職場では、定期的な技術確認が役立ちます。
Q4. 看護師が復職する際に不安を感じやすいことは何ですか?
A. 看護技術への不安のほか、「以前のように働けるか」「医療制度や機器の変化についていけるか」「家庭と仕事を両立できるか」といった不安を感じる方が多くいます。また、人間関係や職場環境への不安も少なくありません。技術面だけでなく、勤務条件や職場の教育体制、相談しやすい環境が整っているかを確認することも大切です。
Q5. 看護師の復職支援では、技術研修以外にどのようなサポートがありますか?
A. 復職支援には、看護技術の研修だけでなく、キャリア相談、就職・転職に関する相談、勤務条件の整理、職場見学、メンタル面のサポートなどがあります。また、就職後に安心して働き続けるためには、職場側の教育体制やコミュニケーション環境、定着支援も重要です。
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