訪問診療クリニック事務長の仕事内容と役割|医療未経験から多職種連携を支える杉村隆太の挑戦【札幌シティクリニック】 最終更新日:2026/11/01

訪問診療クリニックの事務長は、どのような仕事を担い、医師や看護師、多職種のスタッフを支えているのでしょうか。連載「訪問診療クリニック事務長のリアル」第4回では、札幌市東区の札幌シティクリニックで事務長を務める杉村隆太氏が、医療未経験の営業マンから在宅医療の世界へ転身した経緯と、現在の仕事内容や役割を語ります。内科・精神科・訪問栄養・精神科訪問看護の4つの機能が連携する組織づくり、医療・介護関係者との地域連携、働き方改革への取り組みとは。さらに、AIを活用した診療情報共有や業務効率化への構想を通じて、医療者も患者も笑顔になれる「持続可能な在宅医療」の未来を考えます。
札幌シティクリニック 杉村隆太事務長|元営業マンが語る訪問診療クリニックのリアル
はじめまして!医療法人 札幌シティクリニックで事務長を務めております、杉村隆太です。
「訪問診療クリニックの事務長」と聞くと、医療現場で経験を積んだベテランや、医療事務・福祉のスペシャリストを想像されるかもしれません。しかし、私の原点は医療とはまったく異なる世界。実は「根っからの営業マン」なのです。
今から15年前、右も左も、それどころか「前も後ろも分からない」状態で医療の世界に飛び込みました。慣れない専門用語や医療現場ならではの常識に戸惑い、冷や汗をかきながら走り続けてきた私が、なぜ今、訪問診療クリニックの事務長を務めているのか。
そして、医療業界の外から飛び込んだ「元営業マン」だからこそ感じる在宅医療のやりがいや魅力とは何か。
そして、医療業界の外から飛び込んだ「元営業マン」だからこそ感じる在宅医療のやりがいや魅力とは何か。
今回は、私自身のこれまでの歩みを振り返りながら、事務長として大切にしていること、そして札幌シティクリニックが目指す「楽しくて持続可能な在宅医療」の未来について、お話しさせていただきます。

医療未経験から訪問診療クリニックの事務長へ|元営業マンの転職とキャリア
私の社会人としての原点は、理化学関連の専門卸商社で営業マンとして働いた10年間にあります。
「営業マン」といっても、その仕事は営業活動だけではありません。商品の梱包・出荷から、毎日のハイエースでの配送、品出し、電話対応、さらには雑用まで。もちろん、日々の売上目標にも追われていました。経理以外は何でもやるのが当たり前。そんな毎日を過ごしていました。
そんな私が、何を血迷ったか(笑)、ご縁があって訪問診療の世界へ飛び込むことになったのです。
ところが、いざ飛び込んでみると、そこは驚きの連続でした。
「訪問診療? カルテ? 診療報酬? 処方箋?」
飛び交う専門用語はまるで呪文のよう。何も分からない自分の無力さに、クラクラする日々でした。
「訪問診療? カルテ? 診療報酬? 処方箋?」
飛び交う専門用語はまるで呪文のよう。何も分からない自分の無力さに、クラクラする日々でした。
それでも、私には営業マン時代に身につけた、たった2つの武器がありました。
「人とのつながりを大切にすること」
そして、
「とにかくレスポンス良く、まず動くこと」
この2つです。
「人とのつながりを大切にすること」
そして、
「とにかくレスポンス良く、まず動くこと」
この2つです。
分からないことがあれば、「すみません! 本当に分からないので教えてください!」と、余計なプライドを捨てて素直に頭を下げる。
完璧な100点を目指して時間をかけて考え込むくらいなら、たとえ70点の出来でも、まずは「すぐ確認します!」「すぐ動きます!」とスピード感を持って対応する。
完璧な100点を目指して時間をかけて考え込むくらいなら、たとえ70点の出来でも、まずは「すぐ確認します!」「すぐ動きます!」とスピード感を持って対応する。
そして、自分一人では解決できない残りの30%は、医師や看護師、事務スタッフ、地域の多職種連携先など、周囲のプロフェッショナルの知恵をお借りする。
そうやって、目の前の課題に一つひとつ向き合ってきました。
「杉村に聞けば、何とかしてくれる」
そんな存在を目指して、人と人をつなぐ「潤滑油」として泥臭く動き回っているうちに、いつの間にか事務長という大役を任されることになっていました。
「杉村に聞けば、何とかしてくれる」
そんな存在を目指して、人と人をつなぐ「潤滑油」として泥臭く動き回っているうちに、いつの間にか事務長という大役を任されることになっていました。
人生、何が起こるか分からないものです(笑)。

札幌シティクリニックの強み|内科・精神科・訪問栄養・精神科訪問看護の多職種連携
私たちが拠点とする札幌シティクリニックは、札幌市東区にある訪問診療クリニックです。
当院には、他のクリニックにはなかなかない、大きな強みがあります。それが、「内科 × 精神科 × 訪問栄養 × 精神科訪問看護」の4つの機能が、ひとつの「ワンチーム」として連携していることです。それぞれの役割をご紹介すると、
① 内科|身体の健康を支える
高血圧や糖尿病などの慢性疾患をはじめ、患者様の身体の健康状態を継続的に管理します。
高血圧や糖尿病などの慢性疾患をはじめ、患者様の身体の健康状態を継続的に管理します。
② 精神科|心の健康にも寄り添う
認知症やうつ病など、精神面のさまざまな症状や変化に寄り添い、身体と心の両面から患者様を支えます。
認知症やうつ病など、精神面のさまざまな症状や変化に寄り添い、身体と心の両面から患者様を支えます。
③ 訪問栄養|「食べる楽しみ」を支える
管理栄養士がご自宅や施設を訪問し、一人ひとりの状態や生活環境に合わせて、栄養面から健康をサポートします。単に栄養を摂るだけでなく、「食べる楽しみ」を大切にしています。
管理栄養士がご自宅や施設を訪問し、一人ひとりの状態や生活環境に合わせて、栄養面から健康をサポートします。単に栄養を摂るだけでなく、「食べる楽しみ」を大切にしています。
④ 精神科訪問看護|日々の暮らしを継続的に支える
同法人の訪問看護師が、日常生活や服薬管理などをサポート。診察のない日も患者様の状態を見守り、安心して暮らし続けられるよう支援します。
同法人の訪問看護師が、日常生活や服薬管理などをサポート。診察のない日も患者様の状態を見守り、安心して暮らし続けられるよう支援します。
在宅医療を必要とする患者様は、身体の病気だけでなく、認知症などによる心の不調や、食事・栄養に関する課題など、複数の悩みを抱えていることが少なくありません。
それぞれの課題に別々の事業所が対応する場合、情報共有や連携に時間がかかることもあります。
その点、当院では4つの機能がひとつのチームとして連動することで、患者様の身体と心、そして日々の暮らしを一体的に支えることができます。
その点、当院では4つの機能がひとつのチームとして連動することで、患者様の身体と心、そして日々の暮らしを一体的に支えることができます。
患者様やご家族はもちろん、連携する介護施設の皆様にとっても、相談や情報共有がしやすく、安心していただける体制づくりを目指しています。
そして、もうひとつ、私がぜひお伝えしたい当院の自慢があります。
それは、「クリニックの雰囲気」です。
それは、「クリニックの雰囲気」です。
札幌シティクリニックは、志の高い若い医師たちが中心となって活躍する、活気あふれるチームです。
昔ながらの堅苦しい上下関係はありません。
昔ながらの堅苦しい上下関係はありません。
「もっと患者様が過ごしやすくなる工夫はないか?」
「施設の皆様との連絡を、もっとスムーズにするにはどうすればいいか?」
「施設の皆様との連絡を、もっとスムーズにするにはどうすればいいか?」
そんなことを、医師も看護師も事務スタッフも、職種や立場に関係なくフラットに意見を出し合っています。
誰か一人が引っ張るのではなく、それぞれの専門性やアイデアを持ち寄り、より良い医療とサービスをつくっていく。
誰か一人が引っ張るのではなく、それぞれの専門性やアイデアを持ち寄り、より良い医療とサービスをつくっていく。
「みんなで一緒に最高のクリニックを作っていこう!」
そんなエネルギーに満ちた、風通しの良い職場です。
そんなエネルギーに満ちた、風通しの良い職場です。
医療の専門性を持ったスタッフが互いを尊重し、ひとつのチームとして動く。これこそが、札幌シティクリニックの大きな魅力だと感じています。

訪問診療クリニックの事務長とは?仕事内容・役割と組織運営の実際
そんなエネルギッシュな札幌シティクリニックで、私が事務長として担っている役割は、やはり「組織の潤滑油」です。
優秀で熱意ある若い医師やスタッフが集まると、日々、新しいアイデアや「もっとこうしたい!」という想いが生まれます。そんなとき、私が間に入って、
「それ、最高ですね! どうやって形にしましょうか?」
「〇〇さんにも声をかけて、一緒に連携してみましょう!」
と、声をかける。
優秀で熱意ある若い医師やスタッフが集まると、日々、新しいアイデアや「もっとこうしたい!」という想いが生まれます。そんなとき、私が間に入って、
「それ、最高ですね! どうやって形にしましょうか?」
「〇〇さんにも声をかけて、一緒に連携してみましょう!」
と、声をかける。
それぞれが持っている情熱やアイデアを、単なる思いつきで終わらせず、周囲を巻き込みながら実際の取り組みへとつなげていく。それが私の仕事の一つだと考えています。
私が目指す事務長像は、営業マン時代から変わっていません。
「困ったら、とりあえず杉村に聞いてみよう」
そう思ってもらえる存在になることです。
「困ったら、とりあえず杉村に聞いてみよう」
そう思ってもらえる存在になることです。
私自身、医師のように診察や治療をすることはできません。しかし、「誰かが困っていること」をいち早く察知し、「すぐ確認します!」「あの方につなぎます!」と動くことはできます。
たとえ一度では解決できない難しい問題でも、「じゃあ、一緒に別の方法を考えましょう!」と、泥臭く伴走することはできます。
完璧な事務長でなくてもいい。
自分一人で100点を目指すのではなく、みんなの強みを引き出して、チーム全体で100点を取りにいく。
若い医師やスタッフが伸び伸びと、笑顔で働ける環境を陰で支えること。それが私にとって、何よりのやりがいです。そして、この「潤滑油」という役割は、クリニックの中だけにとどまりません。
私は多職種交流会などにも積極的に参加し、日頃からお世話になっている医療・介護関係者の皆様と情報交換を行っています。
「何か困っていることはありませんか?」
「私たちにお手伝いできることはありませんか?」
「私たちにお手伝いできることはありませんか?」
相談を待つだけでなく、こちらから積極的に声をかけることも大切にしています。施設の職員の皆様や患者様のご家族が抱える課題に耳を傾け、必要に応じて訪問診療などの医療支援につなげていく。
人と人、そして地域と医療をつなぐことも、事務長としての大切な役割です。
また、私が日頃から大切にしているのが、「現場主義」です。月に何度か、実際の訪問診療にも同行しています。施設職員の皆様と直接お話しすることで、現場では何に困っているのか、どのような支援が求められているのかを知ることができます。
同時に、日々奮闘している医師やスタッフが、どのような課題を抱えているのかも見えてきます。
会議室やデスクの上だけでは分からないことが、現場にはたくさんあります。だからこそ、自分の目で見て、直接話を聞き、「今、自分には何ができるのか」を考えながら行動するようにしています。
もちろん、事務長の仕事は、こうした現場での活動だけではありません。
診療報酬や算定内容の見直し、施設や居宅への訪問スケジュールの調整、医療機関・介護事業所など関係機関との連携といった、日々の診療を安定して継続するための運営業務にも携わっています。
さらに、人事・労務面では採用活動や勤怠管理、各種手続きなどを担当。経営企画の視点からは、クリニックをより良くするための仕組みづくりや、今後の事業展開についても考えています。
そして、意外と大切な仕事がもう一つ。
冬の除雪作業です(笑)。
冬の除雪作業です(笑)。
札幌の冬は、雪との戦いでもあります。患者様のもとへ安全に訪問するためにも、こうした仕事は欠かせません。
営業、現場、医療・介護連携、運営、人事・労務、経営企画、そして除雪まで。こうして並べると、事務長の仕事は本当に何でもありですね(笑)。でも、一見バラバラに見えるこれらの仕事も、私の中ではすべて一つにつながっています。
「クリニックを支え、現場で働く人たちを支え、その先にいる患者様の在宅生活を支える」
これが、元営業マンである私が考える、事務長という仕事の神髄なのです。
訪問診療クリニックの働き方改革|業務効率化で実現する持続可能な在宅医療
医療業界の外から飛び込んできた人間だからこそ、私にはずっと感じていることがあります。
それは、これからの在宅医療は「誰かの根性や犠牲の上に成り立つ医療」であってはならないということです。
それは、これからの在宅医療は「誰かの根性や犠牲の上に成り立つ医療」であってはならないということです。
2040年に向けて、在宅医療のニーズはますます高まっていくと考えられています。しかし、その需要に「気合と頑張り」だけで応えようとすれば、いつか現場で働く医師やスタッフが疲弊してしまいます。
在宅医療は、患者様やご家族の暮らしを支える大切な医療です。だからこそ、それを担う医療者自身も、安心して働き続けられる環境でなければならないと思うのです。
そのために、札幌シティクリニックでは、「人を大切にするために、仕組みを変える」という挑戦に本気で取り組んでいます。
特に、志を持って在宅医療の世界に飛び込んできてくれる若い医師たちに、「訪問診療って、一人で何もかも背負い込まなければならないから大変そう……」なんて思いは、絶対にさせたくありません。
医師一人に負担が集中しないよう、チーム全体でしっかりバックアップする。システムを活用して無駄な業務を減らし、日々の仕事をより効率的に進められる仕組みをつくる。
そして、そこで生まれた時間を、医師やスタッフが「目の前の患者様やご家族とじっくり向き合う時間」へと変えていく。
単に業務を効率化することが目的ではありません。医療者が本来向き合うべき患者様やご家族に、より多くの時間と力を注げる環境をつくること。 それが、私たちの目指す働き方です。
「仕事を頑張るために、自分の人生を削る」のではなく、「プライベートも家族も大切にしながら、仕事でもワクワク活躍できる」。
そんな働き方が実現できれば、医師もスタッフも、もっと生き生きと働けるはずです。そして、その先には、患者様やご家族にとっても、より良い在宅医療があると信じています。
「良い医療を生み出すために、最高の職場環境をつくる」
これこそが、元営業マンの事務長として、私が果たしていきたい使命なのです。

訪問診療のAI活用と医療DX|診療情報共有・書類作成の効率化を目指す
私には、これから札幌シティクリニックで絶対に実現したい、ワクワクする夢があります。それは、「AIを活用した、施設とクリニック双方にとってストレスの少ない診療情報共有システムの構築」です!
在宅医療や施設への訪問診療では、診療そのものだけでなく、「訪問前の情報収集」や「訪問後の申し送り・書類作成」にも、多くの時間と労力がかかっています。
これらの業務は、患者様の状態を正確に把握し、関係者間で情報を共有するために欠かせないものです。しかし、その負担が大きくなれば、医師やスタッフが患者様と向き合う時間にも影響してしまいます。
だからこそ、こうした業務をテクノロジーの力で、もっとスムーズに、もっとラクにしたいと考えています。私が思い描いているのは、訪問診療の「訪問前・訪問中・訪問後」を一つにつなぐ仕組みです。
① 訪問前|AIが事前情報を整理し、診療準備をサポート
施設の皆様から共有いただく患者様の状態変化や事前情報を、AIが整理・要約し、医師が確認したうえでカルテに反映できる仕組みです。
医師が訪問前に必要な情報をひと目で把握できれば、診療準備の負担を減らし、よりスムーズに患者様と向き合うことができます。
施設の皆様から共有いただく患者様の状態変化や事前情報を、AIが整理・要約し、医師が確認したうえでカルテに反映できる仕組みです。
医師が訪問前に必要な情報をひと目で把握できれば、診療準備の負担を減らし、よりスムーズに患者様と向き合うことができます。
② 訪問中|書類作成や確認業務をシステムが支援
診療時に必要な確認事項や各種書類の作成を、システムがサポートします。
医師やスタッフが煩雑な事務作業に追われる時間を減らし、診察や患者様・ご家族とのコミュニケーションに集中できる環境を目指します。
診療時に必要な確認事項や各種書類の作成を、システムがサポートします。
医師やスタッフが煩雑な事務作業に追われる時間を減らし、診察や患者様・ご家族とのコミュニケーションに集中できる環境を目指します。
③ 訪問後|申し送り事項を整理し、施設へスムーズに共有
診療後には、施設の皆様へ伝えるべき内容をシステムが整理し、医療者による確認を経て共有できる仕組みです。
情報伝達にかかる時間や手間を減らし、クリニックと施設がより円滑に連携できるようにしたいと考えています。
診療後には、施設の皆様へ伝えるべき内容をシステムが整理し、医療者による確認を経て共有できる仕組みです。
情報伝達にかかる時間や手間を減らし、クリニックと施設がより円滑に連携できるようにしたいと考えています。
こうした仕組みが実現すれば、当院の医師やスタッフだけでなく、日頃から連携している施設スタッフの皆様の業務負担も軽減できるはずです。書類作成や情報伝達に伴うストレスを減らし、「お互いが患者様への温かいケアに、もっと時間と力を注げる環境」をつくりたいのです。
そして、私が目指しているのは、単なる業務効率化だけではありません。
札幌シティクリニックが持つ「内科・精神科・訪問栄養・精神科訪問看護」という4つの強みと、新しいテクノロジーを融合させ、地域の在宅医療を支える、頼れるプラットフォームへと育てていきたいと考えています。
そして、私が目指しているのは、単なる業務効率化だけではありません。
札幌シティクリニックが持つ「内科・精神科・訪問栄養・精神科訪問看護」という4つの強みと、新しいテクノロジーを融合させ、地域の在宅医療を支える、頼れるプラットフォームへと育てていきたいと考えています。
地域のケアマネジャーや施設の皆様からは、
「札幌シティクリニックと連携して、本当に良かった!」
と言っていただけること。
「札幌シティクリニックと連携して、本当に良かった!」
と言っていただけること。
若い医師やスタッフからは、
「ここで新しい在宅医療に挑戦したい!」
と思ってもらえること。
「ここで新しい在宅医療に挑戦したい!」
と思ってもらえること。
そして、今一緒に働いている仲間たちが、
「ここで働けて幸せだな」
と感じられること。
「ここで働けて幸せだな」
と感じられること。
そんなクリニックを、みんなでつくっていきたいのです。
振り返れば、私の仕事の原点は、営業マン時代から何も変わっていません。一人で完璧な100点を目指す必要はありません。
70点でもまず動く。そして、仲間やAI、地域の皆様の力を借りながら、チーム全体で100点を目指す。
70点でもまず動く。そして、仲間やAI、地域の皆様の力を借りながら、チーム全体で100点を目指す。
これからも私は、医師やスタッフ、地域の医療・介護関係者、そして患者様やご家族をつなぐ、最高の「潤滑油」であり続けたいと思っています。目指すのは、働く人も、支えられる人も、みんなが笑顔になれる「楽しくて持続可能な在宅医療」。
その未来を、札幌シティクリニックの仲間たちと一緒につくっていきます。
そして最後に、皆様へひと言。
何かちょっとでも困ったことがあれば……とりあえず杉村に言ってみてください!(笑)
そして最後に、皆様へひと言。
何かちょっとでも困ったことがあれば……とりあえず杉村に言ってみてください!(笑)
特別寄稿:「ご本人の周りにいる、すべての人を思う在宅医療」

訪問診療の現場で日々痛感するのは、診るべきは「ご本人の身体」だけではないということです。ご家族、施設職員、ケアマネジャーやヘルパー、訪問看護師、薬剤師など、ご本人を取り巻く多くの人々の思いや負担、生活までを視野に入れてこそ、在宅医療は成り立つと考えています。
病院であれば可能な検査や処置も、在宅では医療資源や環境の制約が大きく、すべてを望む形で行えるわけではありません。限られた条件の中で何が最善かを見極め、決断を迫られる場面は少なくありません。そのとき大切にしているのは、医師である私一人の考えで結論を出さないことです。ご本人の意思はもちろん、ご家族の思い、施設関係者や介護者の実情、他職種の専門的な視点。それぞれの考えに耳を傾け、尊重しながら、全員が納得できる選択を探っていきます。
今後、高齢化はさらに進み、在宅を支える医療・介護の役割はますます大きくなります。当クリニックも、こうした姿勢を大切にしながら、地域の医療を支える存在でありたいと願っています。
私自身、若い年次から訪問診療に携わってきました。病院での経験を土台に、高いバイタリティで現場に向き合えていることは、大きな財産です。だからこそ、若い世代の医師にも、ぜひ在宅医療に積極的に関わってほしいと思います。そして世代を問わず、すべての医療者に必要なのは、目の前の人とその周りの人々への「思いやり」を持って診療に臨む姿勢ではないでしょうか。
在宅医療は、人と人との関わりそのものです。これからも「思いやり」を軸に、地域の皆様とともに歩んでまいります。
病院であれば可能な検査や処置も、在宅では医療資源や環境の制約が大きく、すべてを望む形で行えるわけではありません。限られた条件の中で何が最善かを見極め、決断を迫られる場面は少なくありません。そのとき大切にしているのは、医師である私一人の考えで結論を出さないことです。ご本人の意思はもちろん、ご家族の思い、施設関係者や介護者の実情、他職種の専門的な視点。それぞれの考えに耳を傾け、尊重しながら、全員が納得できる選択を探っていきます。
今後、高齢化はさらに進み、在宅を支える医療・介護の役割はますます大きくなります。当クリニックも、こうした姿勢を大切にしながら、地域の医療を支える存在でありたいと願っています。
私自身、若い年次から訪問診療に携わってきました。病院での経験を土台に、高いバイタリティで現場に向き合えていることは、大きな財産です。だからこそ、若い世代の医師にも、ぜひ在宅医療に積極的に関わってほしいと思います。そして世代を問わず、すべての医療者に必要なのは、目の前の人とその周りの人々への「思いやり」を持って診療に臨む姿勢ではないでしょうか。
在宅医療は、人と人との関わりそのものです。これからも「思いやり」を軸に、地域の皆様とともに歩んでまいります。
札幌シティクリニック院長 石井聖也
❏ 札幌シティクリニック
❏ 札幌シティクリニック
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杉村隆太事務長プロフィール|札幌シティクリニック

経歴:
2001年 西野学園 札幌医学技術専門学校卒業
2001年 札幌市内 理化学卸業会社
2011年 ゆきあかり内科クリニク
2014年 ゆきのかなでクリニック
2017年 星のかがやきクリニック
2020年 札幌シティクリニック
現在に至る
2001年 札幌市内 理化学卸業会社
2011年 ゆきあかり内科クリニク
2014年 ゆきのかなでクリニック
2017年 星のかがやきクリニック
2020年 札幌シティクリニック
現在に至る
本企画「訪問診療クリニック事務長のリアル」では、在宅医療の現場を影日向となって支える事務長にスポットライトを当て、その役割や想い、日々の奮闘をお届けします。
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